インディアン・サマー騒動記 の商品レビュー
よもやここでアレと出逢おうとは! 一篇一篇が個別の短篇のようで最後に繋がる短篇集。 本編もいいがタイトルと装画がいい。
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なに、この読後感。 初めて。 最初は軽めのお茶の間ミステリー だと思って、いいじゃん、たまには こんなのも! って甘く見てたのが間違いだった。 ミステリーっていっても、 不思議な出来事ばかりなの。 殺人事件とかの方がまだシンプルで わかりやすい。 えー、そんなことってある? みたいなことが起きて、 あまりに未知な感じだから なんかドキドキ落ち着かなくて、 どういう風にもってくんだろう? って気になって仕方ない。 なになに、どうなるの? ってページめくって、 え゛!そうくるか! で終わってく。 ただ、最後の一連のお話は、 ショックが大きい。 とうとう超常現象?! これまでどの事件も穏便に解決して 何の疑いもなくその結論が正しいと 思って読み進めてきたのに、 最後にそんなこと言われたら あれもこれも怖くなってきて… どうしてくれるんだー みたいな。 新感覚。
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山で迷い、無人駅に泊まる羽目に陥った大学生の佐倉と高瀬は、廃屋のような建物に明かりが灯っているのを目撃する。好奇心にかられた高瀬がドアを開けると…。 “日常の謎”を描いた連作短編集全7編。。 日常の謎系は苦手なのだけれど、本作は違った。日常の謎と見せかけておいてどの話も途中から...
山で迷い、無人駅に泊まる羽目に陥った大学生の佐倉と高瀬は、廃屋のような建物に明かりが灯っているのを目撃する。好奇心にかられた高瀬がドアを開けると…。 “日常の謎”を描いた連作短編集全7編。。 日常の謎系は苦手なのだけれど、本作は違った。日常の謎と見せかけておいてどの話も途中からヒネリが入り、飽きさせない。前半の数篇と後半以降の中篇は全く持ち味が違うので面食らうが、どちらもReadability抜群。「無理やりのエピローグ」さえなかったらもっとよかった…と思いつつも、今後に期待を抱かせる作家だ。 (B)
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佐倉のキャラと周りの友人達が好きだ。 短編集ではない。最後のオチに気付いてゾクッとした、そしてまた初めから読み直してしまう。 そんなループ。
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問題は面白いんだけど結末がちょっと物足りないと思っていたら,だんだんと妖しい方向に展開していって,なんというか「それはどうよ……」という感じ.
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何というか、読み終えた後が微妙なんですけど。 結局なに。ミラージュは作れない、でも人魚の魅力にとりつかれて満足しちゃってるわけ? 読者の想像に任せるような終わり方は嫌いじゃないけど、うーむ。 今までのストーリーの着地点が全部あやふやになるのは、好きじゃない。
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(収録作品)夜の床屋(ミステリーズ!新人賞(4回)「インディアン・サマー騒動記」を改題)/空飛ぶ絨毯/ドッペルゲンガーを捜しにいこう/葡萄荘のミラージュ/『眠り姫』を売る男(ミステリーズ!新人賞候補(3回))/エピローグ
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日常の謎・・・?と思っているうちに ラストは意外すぎるほど意外な展開に(^-^; 確かにカバーそでには予期せぬ結末と書いてありましたが まさかそっちの方向とは・・・
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おじさん、こういう連作短編嫌いじゃないぞ~ 不可思議さ、という点では興味をひくように書かれていて好印象。謎解きそのものについては、もうちょっと頑張ってちょ。
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大学生・佐倉が友人とともに迷い込んだ山の中。ようやく辿り着いたさびれた駅。 始発までそこで休もうとしたら、シャッター街であるはずの駅前に明りが。何故か真夜中に営業をはじめる床屋が・・・ 日常の小さな謎を題材に・・・というほどでもないか。話によっては立派な犯罪を扱っていたりとかも...
大学生・佐倉が友人とともに迷い込んだ山の中。ようやく辿り着いたさびれた駅。 始発までそこで休もうとしたら、シャッター街であるはずの駅前に明りが。何故か真夜中に営業をはじめる床屋が・・・ 日常の小さな謎を題材に・・・というほどでもないか。話によっては立派な犯罪を扱っていたりとかもする連作短編。 いやこれおもしろかったですよ。いろいろとこじつけっぽいところはあるにせよもっと評価されてもいいと思う。 最後だけ2話で連作らしくなってくるんですが、そういうつくりは個人的に大好きです。
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