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すばらしい墜落 の商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2022/01/28

面白い!夢中で読み耽った。 タイトルにもなっている「すばらしい墜落」は、思わず声に出して笑ってしまう。「アイヨー」って何だ。 アメリカ華僑、というと、遠い世界の話のようだけれど、嫁姑問題やネットのせいで親から逃げられない話などなど、私にとってはあるある話が満載だった。 つくづく、...

面白い!夢中で読み耽った。 タイトルにもなっている「すばらしい墜落」は、思わず声に出して笑ってしまう。「アイヨー」って何だ。 アメリカ華僑、というと、遠い世界の話のようだけれど、嫁姑問題やネットのせいで親から逃げられない話などなど、私にとってはあるある話が満載だった。 つくづく、人生はよりで見れば悲劇、ひきで見れば喜劇だと思わされる。

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2021/02/20

アメリカの中国系社会。家族、お金、異国での生活、テーマは重く、どの主人公も穏やかではない。それなのに不思議と初夏のような空気感と、フラッシングを知っているかのような親近感を抱く作品。

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2015/04/05

ハジン「すばらしい墜落」読んだhttp://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08119 … よかった。中国の日常を読むたびに驚かされ最近好きなのでこれも、と思い読んだら、これは中国本土ではなくアメリカでマイノリティとして暮...

ハジン「すばらしい墜落」読んだhttp://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08119 … よかった。中国の日常を読むたびに驚かされ最近好きなのでこれも、と思い読んだら、これは中国本土ではなくアメリカでマイノリティとして暮らす人々の話だった。トラブルを抱える人々の生活を描いた明るい短編集(つづく トラブルの内容は様々でも不条理さと過剰さが全体に漂っているのは中国本土の作家と似ている。でも本土の話が持つハチャメチャなエネルギーはあまり無い。どの短編にも食事が出てきてどの主人公もアメリカの食事にいつまでも慣れることができずにいる。インコの話がよかった(おわり

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2013/05/04

中国系在米作家の短編集。母国を離れ、米国で暮らす中国系の人々。孤独と向き合い時には悲観的になりながらもたくましく生きている。どの作品もひょうひょうとしたユーモアが感じられて面白く読んだ。

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2012/12/31

「作曲家とインコ」で感じたものが、すべての作品にも底流している気がした。 デヴィンが范林(ファン・リン)の胸に飛び乗り、「ゲ・ン・キ?」と鳴いた。デヴィンは意味を分かって鳴いた訳ではないだろう。でも范林には「元気ですか?大丈夫ですか?」と響いた。今までぞんざいに扱っていたインコが...

「作曲家とインコ」で感じたものが、すべての作品にも底流している気がした。 デヴィンが范林(ファン・リン)の胸に飛び乗り、「ゲ・ン・キ?」と鳴いた。デヴィンは意味を分かって鳴いた訳ではないだろう。でも范林には「元気ですか?大丈夫ですか?」と響いた。今までぞんざいに扱っていたインコが、自分をずっと見守り気づかっていてくれたと思って胸が熱くなった范林。 ”信じる”ということ。本当かどうかはわからないけど、”信じる”という気持ちを持つこと。大げさだけど、それは”希望”と置き換えてもいいかもしれない。

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2012/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

@mocchan24 さん こんばんは! 楽しそうな企画ですねー。僕も、皆さんが今年初めて何を読んだのか知りたいなぁ、と思います。僕の今年最初の読書は、『すばらしい墜落』(ハ・ジン/立石光子訳)。白水社刊です。在NY中国人移民のお話 #読み初め棚

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2011/11/28

『ジョイ・ラック・クラブ』『千年の祈り』から繋がる異国に生きる中国の人々。時に切なく、時にたくましく、時におかしく、その人生が生き生きと描かれていく。

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2011/08/26

中国の小説を読んだのは、たぶんこれが初めてだと思う。 とっても面白かった! 人間が本当に、なんともいえず「オレ流」なんだなー。 好きです、この感じ。 日本の小説では絶対に出会えない人たちがたくさん出てくる。 きっと中国が好きになると思います。 「インターネットの呪縛」「作曲家と...

中国の小説を読んだのは、たぶんこれが初めてだと思う。 とっても面白かった! 人間が本当に、なんともいえず「オレ流」なんだなー。 好きです、この感じ。 日本の小説では絶対に出会えない人たちがたくさん出てくる。 きっと中国が好きになると思います。 「インターネットの呪縛」「作曲家とインコ」「美人」「選択」「子は敵のごとし」「板ばさみ」「恥辱」「英文科教授」「年金制度」「かりそめの愛」「しだれ桜のある家」「すばらしい墜落」 が読めます。 「作曲家とインコ」「板ばさみ」「英文科教授」「しだれ桜のある家」「すばらしい墜落」が特に良い! 「すばらしい墜落」は大爆笑してもおかしくない。 素晴らしい!

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2011/07/01

NYのチャイナタウンに住む中国系移民の日々の断片。『インターネットの呪縛』と『選択』が、面白かった。特に、前者。姉妹の間のあっけらかんとした依存と、たくましさと愛らしさが描かれえてていた。その他の作品も、簡潔な物語なのだけど、どの話も、後日談が気になってしまう。余韻に満ちた短編集...

NYのチャイナタウンに住む中国系移民の日々の断片。『インターネットの呪縛』と『選択』が、面白かった。特に、前者。姉妹の間のあっけらかんとした依存と、たくましさと愛らしさが描かれえてていた。その他の作品も、簡潔な物語なのだけど、どの話も、後日談が気になってしまう。余韻に満ちた短編集。 心斎橋Standard bookstoreにて

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2011/06/26

「ジョイラッククラブ」のエィミ・タンもそうですが, 中国からアメリカに渡ってきた家族の物語には,旧世代と新世代の世代間ギャップがよく書かれます。 異国で生活する苦労・悲しみが描かれていますが, 主人公は皆それなりにたくましくて,‘希望’を感じさせる話が多く, 読後感はむしろさわや...

「ジョイラッククラブ」のエィミ・タンもそうですが, 中国からアメリカに渡ってきた家族の物語には,旧世代と新世代の世代間ギャップがよく書かれます。 異国で生活する苦労・悲しみが描かれていますが, 主人公は皆それなりにたくましくて,‘希望’を感じさせる話が多く, 読後感はむしろさわやかです。

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