未来ちゃん の商品レビュー

川島小鳥(著者)

2011/12/20

未来ちゃんの、時代をさかのぼった服装と険しい表情がヤラセなのか？とすら思える不思議な写真集。たまにみせる笑顔がとてもかわいらしい。きている着物の赤色が鮮やかで印象に残る。本のパタンと開く綴じ方とか背表紙、角丸の感じも凝っていて好きな本。

2011/12/08

友人の子どもである未来ちゃんの一年間を追った写真集。

一枚もカメラを意識した表情が無い。

三歳児らしい愛らしい表情。
鼻水、涙全開のブサイク顔。
時折みせる女を感じさせる色っぽさ。

三歳にして70歳分くらいの表情を見せてるんじゃないかな笑

心ホックホクになること必至！

2011/11/25

こんな神々しい鼻水見たことない！笑
眼力が半端ない自由奔放そうな未来ちゃんがかわいいです
テレビに映ったニョロニョロを嫌悪の眼差しで見てる写真が好き！

2011/11/27

まだニンゲンになってない生きものの世界の住人、未来ちゃん。このカオヂカラにはどんなものもかなわない。願わくば大きくなってもそのままの存在であってほしい。フツーのニンゲンになっても、自分が鼻水や鼻ちょうちんたらして泣いてる顔が日本中にばらまかれて日本中の人がそれ見てにやにやしてたなんていう過去を嘆かず恥じず、ぜひ誇りに思ってほしい。

2015/08/07

なんてぴったりなタイトル！
圧倒される程、生命力に満ち溢れた「生き物」、未来ちゃん。
もちろん被写体の女の子の本名ではないのだが、タイトルが全てを語っている。

ただ可愛いだけの写真ではない。
小さくても、とても野生的で力強い、命の記録だ。

笑ってても泣いてても、食べてても歩いてても、愛らしくて愛おしいのだけれど、見透かされているような大人っぽい目や、儚く色っぽい表情には、ドキッとさせられる。

この写真集から感じるもの、受け取る思いは、人それぞれなのだろうなと思った。
自分や兄弟が「未来ちゃん」だったころ。遠い記憶の奥に残る、不安と不思議と希望に満ち溢れた、あの感覚。
親になった今、我が子の中に「未来ちゃん」みて、全力で未来にむかう命に圧倒されながら、その未来がすばらしいものであって欲しい、力強く生き抜いてほしいと願う、切ない気持ちが溢れてくる。

2011/11/16

佐渡島に住む一人の女の子(未来ちゃん)の日常を写した写真集。
くるくる変わる彼女の表情と、移り変わる自然の風景に釘付けになります。
一番のお気に入りは雪の降る中、未来ちゃんが立っている一枚。
ピントを未来ちゃんじゃなく、降ってくる雪に合わせていて、言葉では言い表せないけど、伝わる写真だと思います。

この写真を撮った川島小鳥の『マトリョーシカ大図鑑』という本もオススメです。

2011/11/13

さしきわらしもしくは奈良美智の絵みたいな女の子でした。子どものかわいくない表情を見てはもっと笑いなくなるような、少し意地悪な気持ちになる写真です。

2011/12/05

なんだろう
この溢れる生命力というか　人間の本能というか。。

とにかく　ただ　可愛いだけの写真集ではないです

「（ヒトとは）違う生き物がいる」

川島小鳥さんは 、この写真集の被写体である未来ちゃんに　そんな第一印象を抱いたそう。

全力で泣いたり　笑ったりする姿。。
すべてを知っているような　妙に大人っぽい表情 。。

1枚1枚が　なんだか　ものすごく愛おしいです*

子供って不思議。。　未来ちゃんて不思議。。

何度見ても　ほっとして 　飽きない　写真集です*

2011/10/18

田舎に住む少女の素朴な写真集。笑顔より、鼻水垂らして泣く顔、睨んでいる顔が多い。子どもの写真を撮ると、どうしても可愛い顔を映したくなるが、魅力的なのは目に力がこもるそんな表情の時なのだと素直に感動した。

2011/10/16

どこかの雑誌で初見して一目惚れ。その後、忘れていたものの下北沢にある古書店「古書ビビビ」のカウンター裏に大きなポスターとして被写体、未来ちゃんが。運命的な再会を果たすも、写真集そのものは売り切れとのこと。残念。そしてまたまたすっかり忘れて数ヵ月経ってしまっていたのだけれど、本日、大型書店にて見つけて即購入。いつの間にか５万部も突破していて大好評らしい。なんて大好評なのも頷ける。未来ちゃんの魅力、人間力がともかくものすごい。万人におすすめできる、ような、気がする。