生きるってなんやろか? の商品レビュー
さすが哲学者と科学者。言ってることが全くわからん。けれどやはりそこは核心を突いてくるというか、物言いに一切の忖度のないところが気持ちいい。 アイデンティティって何なんだろうなとか人間って何だろうなとか、日頃考えないようなことを教えてくれる。 読み終わったあとはなんとなくすっき...
さすが哲学者と科学者。言ってることが全くわからん。けれどやはりそこは核心を突いてくるというか、物言いに一切の忖度のないところが気持ちいい。 アイデンティティって何なんだろうなとか人間って何だろうなとか、日頃考えないようなことを教えてくれる。 読み終わったあとはなんとなくすっきりするというか、世界が冴え冴えと見えるような気がする。
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「技術開発やデザインというのは、人のある種の能動性を引きずり出す事を大事に考えないといかんというのが、僕の考え方なんですけどね。」 頭に留めておきたい考え
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アイデンティティについて、よく考えることが出来る読書でした。自分の同一性にストイックになるより、誘われたら予定を崩してでも飲みに行ったほうがいいと鷲田清一さんらしい物言いのかずかずがすっと沁みました。
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今までにぼくに「他人って、人間関係って大事なんだよ」と教えてきた他の何よりも、その大事さを教えてくれた。もっと早くに読んでおきたかった。いいかえれば、ぼくに似たようなところで立ち止まっている少年にはぜひ読んで欲しい。さまざまな所に考えを巡らせながら、この先の生の光を見ることができ...
今までにぼくに「他人って、人間関係って大事なんだよ」と教えてきた他の何よりも、その大事さを教えてくれた。もっと早くに読んでおきたかった。いいかえれば、ぼくに似たようなところで立ち止まっている少年にはぜひ読んで欲しい。さまざまな所に考えを巡らせながら、この先の生の光を見ることができる。どうなるかはわからないけどね。
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アランケイ「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」 (スタンダードから)ずらさないと新しいじぶんというか、今まで気づいてなかった自分と出会いようがないのにね。 アンドロイドとふつうのロボットの一番の違いは皮膚。 他人の他人が私。 自分を揺さぶって生きろ。 他人...
アランケイ「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」 (スタンダードから)ずらさないと新しいじぶんというか、今まで気づいてなかった自分と出会いようがないのにね。 アンドロイドとふつうのロボットの一番の違いは皮膚。 他人の他人が私。 自分を揺さぶって生きろ。 他人との関係が境界線。 境界線にでることで、自分でない瞬間を作れる。 自分でない瞬間と自分である瞬間の繰り返しで、自己は作られる。 人間に価値なんてない。 価値がないから探し続ける。 さすがの2人、この本とても面白かった。 就活生向けらしいけど30歳でも十分おもしろい。 もっと2人の本読みたいな。
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石黒先生のロボット研究が想像と違ってて、とても刺激的でした。これからの研究の進展がとても楽しみです。
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大阪大学総長の鷲田先生と大阪大学でロボット工学を研究している石黒先生の対談を本にまとめたもの。 現代の若者に向けて書かれた本で、 「アイデンティティーとは何か、だとか、 自分とは何か、 生きるとはどうしたらいいか?」 などといったことについて最新のロボット研究におけるロボットと人間の比較を軸に話している本。哲学が好きな人には面白い本だと思います。 以下、いくつか印象に残った部分を覚書。 ・ 自分と言うのは他者のほうがよく知っていて、自分を定義づけているのは他者である。ならば、他者とよく関わらなければならない。自分が役に立つ人間であるかと言うばかりではなく、自分が他者に対してどう役に立てるのかという視点が必要である。 ・ <自分>を見つけるには、スタンダードから少し違うことをしてみないといけない。その振れ幅をもたせたときに、外側の枠にぶつかって<自分>というものが初めて理解できる。今の若者は、そのスタンダードの中に留まろうとしすぎている。その中に、<個性>を見つけようとする傾向が強すぎる。 ・ ロボットと違うのは人間は考えることだ。いるだけで素晴らしいなんてことはない。もっと考えながら生きないといけない。それが、生きる価値である。
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ロボットを人間に近づけようとする過程で、人間の性質が明らかになっていくというのはおもしろいなと思った。 「近ごろの若者は」というのが何度も話題になっていて、最もな指摘でだとは思うが、そんなにステレオタイプに若者を見ないでほしいと、若者の一人として思った。 あと、石黒さんのちょ...
ロボットを人間に近づけようとする過程で、人間の性質が明らかになっていくというのはおもしろいなと思った。 「近ごろの若者は」というのが何度も話題になっていて、最もな指摘でだとは思うが、そんなにステレオタイプに若者を見ないでほしいと、若者の一人として思った。 あと、石黒さんのちょっと科学的とは言えない発言と、鷲田さんに対して「ぜひ言ってほしいと思ってたことがあってことがあって。」と言うような態度が気になった。
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対談本。 阪大つながりの二人が哲学とかについて話してるけど、意見をぶつけ合うという感じではなく、ですよね、ですよねと確認し合う感じ。
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面白かったです。 学生ということもあり、就活するのにみんなして説明会いったり、同じスーツ着たりというのは個性、個性を言う割におかしいと、そういうえばそうだなと思うところもあり、頭柔らかくなりました。
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