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砂上のファンファーレ の商品レビュー

3.7

30件のお客様レビュー

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2022/08/06

普通の家族でいたかったのに、いつの間にかバラバラになっていった家族たち。母親の過度な物忘れからガンが発覚し、次から次へと借金が現れ、長男は嫁から切られそうに。次男はヘラヘラしていて父親は頼りない。どうなる!?この家族は!!?と、ヒヤヒヤしながら一気読み。家族の形も幸せの形も人それ...

普通の家族でいたかったのに、いつの間にかバラバラになっていった家族たち。母親の過度な物忘れからガンが発覚し、次から次へと借金が現れ、長男は嫁から切られそうに。次男はヘラヘラしていて父親は頼りない。どうなる!?この家族は!!?と、ヒヤヒヤしながら一気読み。家族の形も幸せの形も人それぞれ。最後は笑って死にたいね。ラスト、光が見えた終わり方で良かった。

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2019/01/09

マイホーム、借金、親の病気、嫁姑問題。生きていると色々な事が起こって、普通に生きていくだけでみんな四苦八苦です。自分一人だけが良いのであれば世捨て人になって生きていくのが一番楽なのでしょうが、なかなかそうもいかないものですね。 親の病気によって、直視する事を避けてきた一家の問題が...

マイホーム、借金、親の病気、嫁姑問題。生きていると色々な事が起こって、普通に生きていくだけでみんな四苦八苦です。自分一人だけが良いのであれば世捨て人になって生きていくのが一番楽なのでしょうが、なかなかそうもいかないものですね。 親の病気によって、直視する事を避けてきた一家の問題が浮き彫りになる辺りは、正直他人事ではないです。自分がまさに直面するであろう事です。この歳になると介護するだけでなく、される事も頭をちらりとかすめるし陰鬱な気分になります。 この家族はいわゆる一番家買ってはいけないバブル期に買ってしまった為、どんどん支払いがかさんで行くという、悪循環の見本のような家族です。 コミカルに描いて、光を指し示していますが自分がこれだけの借金が有ったら・・・と思うと怖いです。ある意味バブルの恩恵を受けていない時期に就職で良かったかもしれないと思いました。ステップ返済とか恐怖以外何もないです。

Posted byブクログ

2017/09/15

家族構成が自分と同じなので読んでみた。 何処の家庭にも山や谷があり、乗り越える問題があるだろう。とてもシリアスなのだが、所々クスリとしてしまう場面もあった。 最後の章が雑な気がした。

Posted byブクログ

2017/06/04

物忘れを気にし始めた後、徐々に言動がおかしくなっていく還暦過ぎたばかりの母。検査の結果、癌が脳に転移、1週間の命と診断される。病魔との戦いの始まりと同時に両親の驚くほどの借金を見つけ、呆然とする兄弟。妻との板挟みに苦しむ兄と諦めずに医者を探す弟。壊れていく母と頼りない父。どん底の...

物忘れを気にし始めた後、徐々に言動がおかしくなっていく還暦過ぎたばかりの母。検査の結果、癌が脳に転移、1週間の命と診断される。病魔との戦いの始まりと同時に両親の驚くほどの借金を見つけ、呆然とする兄弟。妻との板挟みに苦しむ兄と諦めずに医者を探す弟。壊れていく母と頼りない父。どん底の未来を変えたのは、生真面目でシッカリ者だけど、メンタルの弱い兄と、お調子者でだらしないけど、ピンチを切り抜ける力のある弟の真逆の兄弟だった。こんな息子がいる両親は幸せ者だ。自分の事しか考えず、夫を苦しませる長男の嫁だけは好きになれなかった。

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2016/05/13

非常にリアリティがある、人生の苦労話を題材とした作品。あまりにもリアルというか、ありそうな話で、正直苦しくなって胃が痛くなって、途中で読むのを中断したほど。まとめはなかなかあっけなかった。しかし、怖いものみたさの引き込み力はすごいものがあった。 家庭を持ち始めた人には、身につまさ...

非常にリアリティがある、人生の苦労話を題材とした作品。あまりにもリアルというか、ありそうな話で、正直苦しくなって胃が痛くなって、途中で読むのを中断したほど。まとめはなかなかあっけなかった。しかし、怖いものみたさの引き込み力はすごいものがあった。 家庭を持ち始めた人には、身につまされる思いをしつつも、ページをくる手が止まらない作品です。 以下印象的な引用。 苦しいことを苦しいって吐き出して、やっと家族は回りだしたって。俺、あれ正解だと思うよ。

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2016/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大切なのは、家族。 母玲子の失語から脳に発覚した病気。 働いても減らない借金を抱える父克明。 責任感の強い長男浩介と妊娠中の妻深雪。 やる気のない大学生の次男俊平。 一軒家に住むことだけが家族の幸せと信じて 膨れ上がる借金との苦しい生活。 一度はバラバラになりかけた家族が 玲子の病名がはっきりしない状況を力を合わせて打破していく絆。 認知症の話かと思ったら違った。 前半あまりにも暗い話で元気を失いかけたけど 後半の嘘みたいな明るい未来展開に苦笑しながらもまあよかったねー。 生活を質素に出来ない、バブル時代を抜け出せない人って まだいるのかな。それとも性分か。 俊平のお金無心しときながらも、お金かき集めたり病院探しまわったり ちょっと矛盾で疑問だけど次男のところがおもしろかった)^o^(

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2015/11/17

母が脳腫瘍で倒れた。頼りない父、真面目なだけの兄、フラフラした今どきの弟、彼らの前に露呈する多額の借金。そこからの、家族の再生の物語。 すごーく良かったです。 嫌な気持ちになったりイライラしたり、前半は読みながら複雑な気持ちになりましたが、俊平の章からは一気に明るくなり、後半は...

母が脳腫瘍で倒れた。頼りない父、真面目なだけの兄、フラフラした今どきの弟、彼らの前に露呈する多額の借金。そこからの、家族の再生の物語。 すごーく良かったです。 嫌な気持ちになったりイライラしたり、前半は読みながら複雑な気持ちになりましたが、俊平の章からは一気に明るくなり、後半は、何度も目頭を熱くしていました。 幸せかどうかは死ぬ時にならないと分からない、と言う母玲子の言葉にしみじみ感じるものがありました。 何があっても家族が笑い合えれば、最後は幸せだったねと終えられるのだろうなと思いました。

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2015/11/03

母はどこにでもある普通の家庭にしたかった。家族はどこにでもある普通の家庭だと思っていた。しかし「余命1週間」という母の病気がわかり、同時に多額の借金もあることが判明した。家族がそれぞれどうやってやり直そうとするのかを描いている。 『ぼくたちの家族』という題で映画化されています。

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2015/02/25

二度目の読了。途中何度か「読んだかな」と思いつつなかなか確信が持てず読み進めました。まるで玲子さんのように私大丈夫かしらと思いながら。こんなに素敵なお話の題名を覚えていなかった事に少なからずショック。我が家の息子もこんなに頼もしく成長してくれたら嬉しいな。

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2014/07/11

 前半は、何か読むの辛かった。  でも、俊平が、動き始めてからは。  ただ、表紙は、よく分かんない。

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