内藤廣と若者たち の商品レビュー
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB05356404
Posted by
内藤廣氏が語る、建築を通した生き方や社会性について。かなりストレートに発言されており、内藤さんの生き様が力強い言葉で語られている。忖度なしのありのままの建築家内藤廣を知ることができる。
Posted by
読みやすく、でもなんとなく深みがあるような気のする、彼の講演のような文章(話したことの書き起しだから、当然といえば当然だけど)。 示唆に富むフレーズが多く、ページの肩をたくさん折った。ただし建築の話は少ない。生き方が魅せるのだ。 ※とくに印象に残った箇所をメモ(そのままの引用...
読みやすく、でもなんとなく深みがあるような気のする、彼の講演のような文章(話したことの書き起しだから、当然といえば当然だけど)。 示唆に富むフレーズが多く、ページの肩をたくさん折った。ただし建築の話は少ない。生き方が魅せるのだ。 ※とくに印象に残った箇所をメモ(そのままの引用ではない): ・決断を、あとから一生懸命正解にする。(p.34) ・東京に部屋を借りて、週末だけ鎌倉の自宅に帰るという生活。妻の理解。(p.71) ・評価されたことをよしとするか。理解されたということは、時代に追いつかれてしまったということ。(p.118) ・自作について語るのは、興味を持ってもらうため。建築(界)全般について語るのは、今の建築(界)はおかしくて、価値を外に開きたいと思っているから。(p.135) ・相手を説得するな。納得してもらうこと。(p.163) ・他人を普通にみる。目線がいつも水平。職人と、一人の人間として付き合う。(p.167) ・「負けず嫌いは身を滅ぼす」。局地戦では負けてもよい。(p.174) ・国が消滅するなら、言葉が奪われたとき。(p.200) ・20代はセンサーに優れ、30代からは経験値でカバーする。(p.248)
Posted by
才能というのは、もともとあるとかないとか語れる主値のものではなくて、ある意味では、あらゆる人に才能だとか能力がある。たまたま、その時代に要領よく同調している人のことを才能と呼んでいるかもしれないけど。 論理がない創造はない。 人の評価は気にしない。 評価なんて、しょせん他人がや...
才能というのは、もともとあるとかないとか語れる主値のものではなくて、ある意味では、あらゆる人に才能だとか能力がある。たまたま、その時代に要領よく同調している人のことを才能と呼んでいるかもしれないけど。 論理がない創造はない。 人の評価は気にしない。 評価なんて、しょせん他人がやることでもあるし、自分から望んではいけないことだと思うようにしている。 常に自分の円からはみ出ることぉ、自分自身に課し続けられるかが、クリエィティブに生きれるかどうかの分かれ目。 自分の頭できちんと考えたことだけを文字にする。
Posted by
書店でふらっと建築の書棚を眺めていて、手にした「3.11」と題された本。 様々なプロフェッショナルの震災後の建築、都市についてのビジョンが描かれていた。 その中に“25673 dot 2011.5.1”というスケッチがあった。 作者は内藤廣という建築家。 2011年5月1日時点で...
書店でふらっと建築の書棚を眺めていて、手にした「3.11」と題された本。 様々なプロフェッショナルの震災後の建築、都市についてのビジョンが描かれていた。 その中に“25673 dot 2011.5.1”というスケッチがあった。 作者は内藤廣という建築家。 2011年5月1日時点での、震災での死者、行方不明者の人数を自らの手でひとつひとつプロットしたのだという。 この内藤廣という人の本をすぐに探し、「内藤廣の頭と手」とこの本を買った。 本書より。 「ぼくは若い時期に、ほんとうにすばらしい人たちにたくさん出会うことができた。…その点でぼくはすごく恵まれている。」 大学で進路に悩むこの時期に、この本、この人に出会えたことは、「すごく恵まれてる」と言えるのではないかと感じています。
Posted by
オススメの理由 この本は、ココロのご馳走本です。 建築家、内藤廣と大学生の対話集なのですが、早熟なら小学生高学年から人によっては死の間際にあっても、この本を読むと元気がでると思います。就活をしているときにもピッタリ。 内藤廣の人生体験、深い思考からくる言葉は、臓腑に落ちます。学生...
オススメの理由 この本は、ココロのご馳走本です。 建築家、内藤廣と大学生の対話集なのですが、早熟なら小学生高学年から人によっては死の間際にあっても、この本を読むと元気がでると思います。就活をしているときにもピッタリ。 内藤廣の人生体験、深い思考からくる言葉は、臓腑に落ちます。学生たちの質問やツッコミをがとっても的確でいい、勉強になります!章立てや各章の長さなどテンポが良くて、読みやすい。本の手触りや写真を駆使したデザインもいい。 推薦者のページ ⇒http://booklog.jp/users/kokoro-uta
Posted by
「一匙のスプーン本」 ー心の見えない襞まで掬って(救って)くれる本 神様、この本に出会わせてくれてありがとうございます、と心の中でつぶやいてしまった。 建築家、内藤廣と大学生たちの対話集なのですが、 早熟なら小学生高学年から人によっては死の間際にあっても、この本を読むと元気が...
「一匙のスプーン本」 ー心の見えない襞まで掬って(救って)くれる本 神様、この本に出会わせてくれてありがとうございます、と心の中でつぶやいてしまった。 建築家、内藤廣と大学生たちの対話集なのですが、 早熟なら小学生高学年から人によっては死の間際にあっても、この本を読むと元気がでると思います。 オススメポイント 1)内藤廣の言葉は臓腑に落ちた生きた言葉=本物 2)学生たちの質問がものすごく的確、いいつっこみ 3)章立て、各章の長さ、など、テンポがとても良い=編集が良い 4)まず、本の手触り(クラフトペーパー)がいい。写真を駆使したデザインなのだが、写真の意味がジワジワでてくる。
Posted by
- 1