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大盛りワックス虫ボトル の商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2020/05/04

とても面白かった。 三輪や日比野の性格も個性があって、お互いに足りないところを補っているように見えて、それが強い団結力を生んだのかなと思っている。また、豆糸に言われて行動して江藤が成長していく様子も、見ていて爽快だった。 全体的にテンポがよく、飽きずに一気読みしてしまった作品...

とても面白かった。 三輪や日比野の性格も個性があって、お互いに足りないところを補っているように見えて、それが強い団結力を生んだのかなと思っている。また、豆糸に言われて行動して江藤が成長していく様子も、見ていて爽快だった。 全体的にテンポがよく、飽きずに一気読みしてしまった作品。中高生に是非読んでもらいたい。

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2018/05/27

大人しいというよりは印象の薄い中学生の主人公が、それぞれ事情がある二人と一緒にお笑いを始め、その楽しさに目覚め、成長する物語。 三人の個性も良く書けているし、コントも面白いし(面白いのは作者の才能だとは思うけど、これだけのシナリオを中学生が書けるのかは疑問。中学生でこれだけ書ける...

大人しいというよりは印象の薄い中学生の主人公が、それぞれ事情がある二人と一緒にお笑いを始め、その楽しさに目覚め、成長する物語。 三人の個性も良く書けているし、コントも面白いし(面白いのは作者の才能だとは思うけど、これだけのシナリオを中学生が書けるのかは疑問。中学生でこれだけ書けるならかなりのセンス。)、とても楽しく読める。男子中学生が中心となるYAは少ないし、気軽に読めて笑えるというのは貴重。  しかしなあ、大人が読むと豆糸男の出現自体があまりに好都合というか、無理がある気がしてしまう。もうちょっと他のやり方で、主人公がお笑いを目指す方法はなかったかと。  挿し絵も今どきの子どもが好きそうな絵柄。でも、登場人物が私服を来ている描写があるのに制服を着ている絵があったのは残念。  でも、まあ、子どもは楽しく読めるのだから、いいと思う。本をあまり読まない子どもにも薦めやすい。

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2015/08/29

爽やかなお話だった! 最初の江藤くんのあの無気力さ、まるで私… 強制的とはいえ、ちゃんと自分から行動した江藤くんはえらい 日比野くんのキャラもいいね

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2016/02/21

さらっとした感じのお話です。 最初は、「なんだか、テンポが遅いし、面白味が足りないかな…」という感じでしたが、ラスト辺りでは、「こういう物語もありなのかも。」思いました。 とは言っても、『園芸少年』のほうが面白かったです。ちょっと意外性が足りないといいますか… 「千回笑わせろ」の...

さらっとした感じのお話です。 最初は、「なんだか、テンポが遅いし、面白味が足りないかな…」という感じでしたが、ラスト辺りでは、「こういう物語もありなのかも。」思いました。 とは言っても、『園芸少年』のほうが面白かったです。ちょっと意外性が足りないといいますか… 「千回笑わせろ」の理屈、何故そうなったのか がよくわかりませんでした。頭悪いんで… でも、最後の所で少しジーンときた…かな? 色んな青春(?)を読んでみたい!という人は、読んでみても良いかもしれません。 「頭のネジ」のところは、笑ったな〜 ......ですます疲れた

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2013/01/23

まったく接点のない3人があるきっかけでお笑いをやることになる。っていう設定から興味をひかれました。あと、豆糸男の「よ~ん」が可愛かったです。わたしはいつも本のなかでギャグを考える著者を尊敬します。何回かネタが出てきたんですけど最後のアンケートの話が一番おもしろかったです。

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2012/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

存在感のうすい江藤公平(中2)。人生楽しいこともないし、このまま永遠の眠りについたっていい。6年間同じ小学校だった同級生からも、その存在を知られてなかったとか、鬼ごっこでも追いかけられることもないとか、・・・いじめじゃない、ただ単に、気がつかれない存在の俺。 ある日、空になったペットボトルにイライラした気持ちをぶつけた。無差別殺人やってやるか、1000人とか、殺し続けるのはどうだ、そう、「ぶっころしてやる!」 そしたら、そのペットボトルに豆頭の棒人間のような虫があらわれて、誕生日までに1000人の人を笑わせないとだめだよ〜ん・・・とか言う。笑わせなければ、ミュージカルの計、つまり、しゃべり言葉がみんなミュージカル風になるという。 公平は、学校の文化祭でお笑いをやって、笑いカウンターを増やそうと思いつく。それまで特定の友達をつるむとこなんてなかったが、なんとか2人に、一緒に漫才をやってくれるように頼み込む。 一人は ちょっと太っていて、おとなしい三輪。 もう一人は トイレの鏡の前でよく出会う ナルシストの日比野。 公平が台本を書き、3人で はりきって練習するも、文化祭では観客も少なく、笑いもあまりとれない。 やけになり、やる気もなくす 公平。 でもこの機会に自分の殻をやぶりたい三輪の説得で、3人はアマチュアお笑いフェスタに出演することに決めた。そして、それは観客に受けて、大成功するのだ。その話が学校でも話題になり、文化祭のリベンジ。体育館でもう一度、漫才をすることになった。 同級生たちのヤジにもめげず、きりかえし、自分のコンプレックスを笑いにかえて、公平たちは成長してゆく。 ・・・ ・・・ ああ、中2。面白いわ〜

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2012/06/22

おもしろっっ! なんかはみ出してる中学生同士が、苦手そうなお笑いに挑む。半強制的に。 脚本が面白いし、下心も男子らしくありありなんだけど、さわやかだしにやにやしちゃう。 みんな友達ほしいって。開き直るって大切かも。

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2012/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルに関しては、初めて読んだ時に「なんじゃこりゃ?」となったものの、最後まで読み切ると本当にしっくりくるタイトルになっていて感心した。 主人公たち3人の中2男子の個性がばっちり噛みあったタイトルで、しかもコンビ名でもあるという魚住さんのセンスに惚れる。 漫才に挑戦する学生というとあさのあつこさんのMANZAIがどうしても浮かんでしまうが、個人的にはこちらの方がよりリアルな10代男子の等身大の姿を描けているのではないかと思う。 「よーん」という語尾をつけて喋る豆男という非現実的な存在が出てくるのも小技がきいていて、主人公の江藤くんの秘めた切実な願いをこぼしたり、傍観者として彼らの滑稽な姿を浮き彫りにしてみたりと、そういった表現が読んでいて楽しかった。

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2011/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

虫ってなにもの???????????? いままで、全然目立たない、 影の薄くて、存在感のない中二男子公平。 そんな公平の目の前にいきなり でてきた、ペットボトルに住む、小さな虫。 名前も分からず、なんなのかさえもわからない。 しかも、いきなり 『誕生日までに人を1千回笑わせろ』 といわれ、チンプンカンプン。 そこから、公平は強制的に 人を笑わせなくてはいけなくなり、 人とふれあう事も多くなり 小さな小さな虫一匹が 公平の人生を大きく変える。

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2011/07/01

気持ちの悪いタイトルにおののきますが、装丁といい、多い目のイラストといい、行儀のいいラノベです。 「~よーん」の語り口の謎の豆糸男の登場と退場が唐突な感じ。自分も含めですが、クラスでは目立たないけれど、話すとそれなりに面白い子っていたなあと思い出しました。コントの内容より日比野&...

気持ちの悪いタイトルにおののきますが、装丁といい、多い目のイラストといい、行儀のいいラノベです。 「~よーん」の語り口の謎の豆糸男の登場と退場が唐突な感じ。自分も含めですが、クラスでは目立たないけれど、話すとそれなりに面白い子っていたなあと思い出しました。コントの内容より日比野&三輪の会話の方が面白いです。 どちらかというと今まで読んだ著者の作品は真面目なイメージが強かったので今作の軽いタッチが新鮮でした。

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