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マウス の商品レビュー

3.8

146件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2026/04/09

良いアプローチで小説を書いてくれる作家。 物語に入り込む奇抜なにみえるが、誰しもが経験をするキャラ作りの一環と捉えれば当然の描写なのだ。 瀬里奈はそのキャラへの入り込みが特殊なため、どの組織に属しても変わらないという我儘さがあり、世間との協和を図る律を含む誰もが羨ましさをみる。 ...

良いアプローチで小説を書いてくれる作家。 物語に入り込む奇抜なにみえるが、誰しもが経験をするキャラ作りの一環と捉えれば当然の描写なのだ。 瀬里奈はそのキャラへの入り込みが特殊なため、どの組織に属しても変わらないという我儘さがあり、世間との協和を図る律を含む誰もが羨ましさをみる。 素晴らしい。

Posted byブクログ

2026/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

爽やかな青春小説のような気もしなくもないけど、自分はマトモだと思う女がマトモじゃない女をマトモに矯正しようとする話、です。友情があるし、片方に悪意があるわけでもないから薄れてはいるけれど、関係だけ見ると『コンビニ人間』と変わらないと思います。律が弱虫な瀬里奈を強いマリーに変え、瀬里奈はマリーであることに依存する。律と瀬里奈の生きづらさは全然別種のもので、評価より自分を選んだ瀬里奈はかっこよ過ぎます。そして、小学生時代で描かれる3人グループの気まずさやカーストのえげつなさは覚えあって、苦しいです。人間怖い。

Posted byブクログ

2026/03/17

律の人目を気にしすぎているところ自分に似ていると思った。周りがどのくらいの戦闘力なのか測っているところ真ん中の人たちが一番そういうのに敏感かもあんまりみんな気にしてないのに

Posted byブクログ

2026/03/15

コンプレックスのある律、めちゃくちゃひねくれてんなーと思いながら、この2人の絡みがたまらなく愛おしく感じて良かった! 最後はもっと続いてほしい、終わってほしくないと思ってしまった。

Posted byブクログ

2026/02/16

律はおとなしい女の子だった。目立たないように、人の目を気にしながら、そっとクラスの隅にいる感じ。一方クラスメイトの瀬里奈は人目も憚らず泣き、クラスにうざったがられる女の子。 律は瀬里奈が少し強くなればいいと思って「くるみ割り人形」を読み聞かせたら、瀬里奈は大変気に入ったようで、...

律はおとなしい女の子だった。目立たないように、人の目を気にしながら、そっとクラスの隅にいる感じ。一方クラスメイトの瀬里奈は人目も憚らず泣き、クラスにうざったがられる女の子。 律は瀬里奈が少し強くなればいいと思って「くるみ割り人形」を読み聞かせたら、瀬里奈は大変気に入ったようで、毎日本を読み、主人公のマリーのような気分で過ごすことによって日常を克服し、毅然とした態度で振る舞えるように変わる。 律は自分のことを「マウス」おとなしい女の子だなぁと思いながら過ごしている。

Posted byブクログ

2026/02/13

ありのままでいるだけでうっすら好かれる瀬里奈が羨ましい律の気持ちがわかるなーと思いながら読み進めた。 本音でいてくれる人の前で本音でいられる。律が瀬里奈の前では本音でいられて、大好きなワンピースを着られるようになってよかった。

Posted byブクログ

2026/02/06

芥川賞受賞作『コンビニ人間』の プロトタイプ的な要素を感じた マウスにはスラング的には 臆病・小心者という意味がある 一方で、可愛らしい・魅力的なという ポジティブな意味あいが含まれる 登場人物の心の機微や、成長も経て 次第に魅力的になっていく ダブルミーニング的な側面も感じた...

芥川賞受賞作『コンビニ人間』の プロトタイプ的な要素を感じた マウスにはスラング的には 臆病・小心者という意味がある 一方で、可愛らしい・魅力的なという ポジティブな意味あいが含まれる 登場人物の心の機微や、成長も経て 次第に魅力的になっていく ダブルミーニング的な側面も感じた 更に言えば、 実験動物のように、 与えられたもので変わっていく様を 見受けられる読者目線としての トリプルミーニングともとれる 非常に奥深い話に思えた 久々に村田沙耶香さんの本を読んだが、 今まで最も温かみを感じた これは、ジャンルとしては シスターフッドものになるのかな? 世界観、衝撃度、大作という点では 世界99が未だに一番だけど、 純粋な好みとしてなら、 これが一番好きかもしれない 村田沙耶香さんの作品を読みたくて 手にした方は、少し物足りなさや違和感を 感じるかもしれない

Posted byブクログ

2025/12/20

普段読まないタイプの本やけどとても良かった 自分の小学生時代に思いを馳せた。 主人公の考え方とは、共感できる部分はそんなに無いけれど、読書中に感じた気持ち一つ一つを大切にしたい

Posted byブクログ

2025/12/06

村田沙耶香さんの作品にしてはすっごい普通の作品でした。普通とは言えど、瀬理奈の空想世界の話や物語の主人公になりきってしまう所とか若干現実離れしてる感じが村田沙耶香さんらしいなと思いました。 小学生の時自分も律みたいで内気で周りの人の目を気にするタイプだったなと過去と重ねて読みまし...

村田沙耶香さんの作品にしてはすっごい普通の作品でした。普通とは言えど、瀬理奈の空想世界の話や物語の主人公になりきってしまう所とか若干現実離れしてる感じが村田沙耶香さんらしいなと思いました。 小学生の時自分も律みたいで内気で周りの人の目を気にするタイプだったなと過去と重ねて読みました。

Posted byブクログ

2025/11/30

友達から、好きだと思うとおすすめされて借りた本。正直自分から手に取ったものではなかったし、村田沙耶香の他の作品を読んで想像していたものは、生や性に関するパラレルワールドみたいな世界だったので気は進みませんでした。借り物だし、早く読んで返さなきゃという気持ちと、タイミング(私は積読...

友達から、好きだと思うとおすすめされて借りた本。正直自分から手に取ったものではなかったし、村田沙耶香の他の作品を読んで想像していたものは、生や性に関するパラレルワールドみたいな世界だったので気は進みませんでした。借り物だし、早く読んで返さなきゃという気持ちと、タイミング(私は積読が多すぎてどれも読みたいので決めるのが難しいのでルーレットアプリに積読本のタイトルを入力してルーレットを回して決めています)が重ならなければ一生読むことはなかったかもしれないと感じています。これまでの村田さんの作風とはだいぶ違っていて、瀬里奈の不思議な雰囲気と主人公の律に部分的に親近感を覚えてすらすらと読んでしまいました。 まず瀬里奈の不思議な感じ。一般的ではなくて、浮いていて、壊れやすそうで繊細なのにどこか大胆。私がもし瀬里奈や律と同じ教室にいたならば、小学生なりに気を惹かれていただろうなと思う。何を考えているんだろう、あの子これからどうなってしまうんだろうどうしてみんなと違うのかな。この感情が本を読む速度を上げました。そして、瀬里奈が律や物語の力によって変わっていく。それによって変わる周りの人たちや律の感情。それがまあリアルでとても興味深い。あー、この感情わかる、っていうのがたくさんあった。最初は気になって近づいて、偽善というか面白半分で頼まれてもいない世話を焼く。そのおかげで本人が変わり周囲も変わると、そうなったのは自分のおかげなのにと思ってそれがだんだん僻みだったり嫉妬に変わっていく。自分と同じ、近い…または自分より下だと思っていた人間がいつの間にか自分とは比べ物にならないほどの高いところにいた。このとき感じる嫌な感情がすっごい、リアルというかなんというか。 「あなたは環境が恵まれてるから努力しないでもそんなところにいれるんだ」 「私はあなたより頑張っているのに、あなたは許されて私は許されない」 こういう黒くて醜い救われない感情がどこかに隠れている。これって女の友情だけなのかな?男の人でそういう話はあまり聞かない。 律の、周りの評価ばかり気にしてしまう気持ちもとても共感できた。瀬里奈への感情にも。律のように、仕事などの役割があればそれを全うできる人もいれば仕事ですら上手く振る舞えない人もいる。私も、そんな考えはなかったけど仕事や苦手な人とかかわらなければいけないときは、“演技”をすることによって上手く、円滑に物事を進められるかもしれない。仕事中は自分の自我を消して店員に徹したりとか、そうするのも処世術なのかもしれない。そうしてみよう。 瀬里奈のように周りの評価を気にしない人、律のように周りの評価ばかりを気にしてしまう人、周りの普通と違うことにアイデンティティを生み出す人。いろんな人間がいる。私はどうなんだろうと考えた。周りの評価が気になるし、でもそれもバレたくなくて、うまくいかなくてそれならいっそその評価の外に出ちゃおう、比べられて悪く評価されるのが嫌ならされないような人間になろう。そんな感じなのかもしれない、自分って。 久しぶりにこんなに好きな作品に出会えた。また読み返そう

Posted byブクログ