アウルクリーク橋の出来事/豹の眼 の商品レビュー
「悪魔の辞典」で有名なビアスの短編集。 小説は初めてと思いながら読み始めたが、冒頭の表題作「アウルクリーク橋の出来事」は出色の出来だけあって、何かの短篇集で読んだことがあった。いわゆる「走馬灯オチ」だが、(再読なのに)最後の一文を読むまでそれと気付かせない(思い出させない)自然な...
「悪魔の辞典」で有名なビアスの短編集。 小説は初めてと思いながら読み始めたが、冒頭の表題作「アウルクリーク橋の出来事」は出色の出来だけあって、何かの短篇集で読んだことがあった。いわゆる「走馬灯オチ」だが、(再読なのに)最後の一文を読むまでそれと気付かせない(思い出させない)自然な筆致だった。 もうひとつの表題作「豹の眼」と、「良心の問題」も印象深い作品だ。 後者は、見張り中に居眠りした兵を、捕虜が脱走せずに見張り交代時に起こしてあげた逸話の後日談。軍律と良心の両方に忠実であろうとするとこの結末がしかないのかもしれないが、何とも後味が悪い。かといって処刑だけで終わるともっと後味が悪い。う〜ん。
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kindle unlimitedで読了。 表題作の『アウルクリーク橋の出来事』はアクションや情景の描写が巧みで気に入った。オチも秀逸。
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すべて死にまつわる話。 「アウルクリーク橋の出来事」死に至る一瞬の出来事 「シロップの壺」商人が死んでからも堅い商売を続ける
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武骨というのか、男は黙ってラガービールというのか。。 まだ近代化しないアメリカの広大な見果てぬ土地。 3D的に人間の距離感がきちんとしていて、人情を味わう余裕がある。 開拓途中だから、変な見栄張ったり恥ずかしがったり、自分だけズルしようとしたり、信頼関係が壊れるようなことをし...
武骨というのか、男は黙ってラガービールというのか。。 まだ近代化しないアメリカの広大な見果てぬ土地。 3D的に人間の距離感がきちんとしていて、人情を味わう余裕がある。 開拓途中だから、変な見栄張ったり恥ずかしがったり、自分だけズルしようとしたり、信頼関係が壊れるようなことをしたら、全てを失うことになるかもしらん。常に誠実に地に足つけ、 生きてることに感謝、こういう不器用軍団の冗談通じない感が出てるな、と思った。 自分は「豹の眼」にグッときた。こういうハッピーエンドが全くない作品はいい。
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短編集ですが、すべての物語が生と死、生者と死者の狭間をテーマに描かれています。中でもやはり表題作の二編が心に残る。ところどころに挿入される「悪魔の辞典」にもニヤリとさせられます。
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とにかく死と幽霊に取り憑かれたビアスの短編集。 あの世とこの世が交差するちょっと奇妙な物語。 短いし、味わいがあって悪くはないが、読むべき優先度からしたら☆3つ。
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岩波文庫などで、著者の『悪魔の辞典』以外の短篇もいくつか読んだはずなんだけど。ビアスってこんなに面白かったか…と思いました。編纂がよかったのかな、それとも翻訳や解説が。それにちょうど現在の私自身の「調子」のようなものともよく合っていたような。幸運な出会いでした。
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摩訶不思議な短編集でしょうか。 何の先入観も無く、ビアスについての知識も無く選んだのだが、サラリと読める手軽な本でした。
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だってジェイコブズラダーの原案だから! しかし時代といいましょうか、当時斬新でぞっとするような話たちも今は古典ですなー。それでも充分凄いことだけど。
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