ゴーゴーAi の商品レビュー
日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。犯罪行為や虐待が見逃される「死因不明社会」解消のためには、CTやMRIで死体の画像診断をすればいい。無名医師だった海堂尊は10年前にAi(死亡時画像診断)の概念を思いつく。「中立、平等、透明、迅速」なAiは、たちまち世に広まるかに...
日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。犯罪行為や虐待が見逃される「死因不明社会」解消のためには、CTやMRIで死体の画像診断をすればいい。無名医師だった海堂尊は10年前にAi(死亡時画像診断)の概念を思いつく。「中立、平等、透明、迅速」なAiは、たちまち世に広まるかに思えたが、そこに立ちはだかったのは厚労省官僚と解剖に固執する“解剖至上主義者”たちの厚い壁だった。『チーム・バチスタ』をもしのぐ超興奮、苛立ちと爽快感が入り乱れる、前代未聞の知的ノンフィクション(「BOOK」データベースより) ガッチガチのAi推進ノンフクション本でした。 ちょっと読みたかったのと違う・・・。 あんまり専門的すぎて、斜めならぬ真横読みしてしまいました。 すみません、海堂さん・・・。
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■「これぞ!」ってぐらいの海堂ワールドな作品だけど、決して小説ではなくてひたすらドキュメンタリー。(笑) ■小説家としてではなく、医師としてAiを推し進めてきた作者の10年超えに亘る『Ai布教作戦』(勝手に命名。でも決して「活動」ではなく、これは「ミッション」だよね)を小説家...
■「これぞ!」ってぐらいの海堂ワールドな作品だけど、決して小説ではなくてひたすらドキュメンタリー。(笑) ■小説家としてではなく、医師としてAiを推し進めてきた作者の10年超えに亘る『Ai布教作戦』(勝手に命名。でも決して「活動」ではなく、これは「ミッション」だよね)を小説家である作者が綿々と綴ったもの。 ■ぶっちゃけさすがにこのボリュームは最後まで読み切るのもなかなか辛かった(結局、GW前からずっとこれを読んでたような気がする)けど、内容はわかりやすくて面白かった。それにしても官僚は...。(苦笑
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Ai推進派からの一方的な視点ではあるが、それゆえに好き勝手言いまくることで醸し出される面白さ。 約10年に渡り、Aiの社会浸透を目指して活動する海堂氏の行動遍歴がよく解る。厚生労働省や解剖至上主義者への批判は辛辣で読んでいて痛快。主張がシンプルで繰り返し登場するので、Ai推進の...
Ai推進派からの一方的な視点ではあるが、それゆえに好き勝手言いまくることで醸し出される面白さ。 約10年に渡り、Aiの社会浸透を目指して活動する海堂氏の行動遍歴がよく解る。厚生労働省や解剖至上主義者への批判は辛辣で読んでいて痛快。主張がシンプルで繰り返し登場するので、Ai推進の理由、及び注意すべき事項がよくわかる。ただし、pp385-393辺りの話/図が冒頭近くにあると、もっと理解が進むと思う。私自身、p389とp391の図で法医学提唱システムの問題を提示されて「なるほど!」と頷かされました。 しかし、厚生労働省や解剖至上主義者がなぜ旧態然の思考に囚われるのか、いまいちよくわからないので、彼らの主張も聞いてみたいところ。どちらにしろ、私は官僚は嫌いですが。
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帯表 ベストセラー作家vs.官僚・学会コングロマリットの壮絶バトルロワイヤル! 「10年シカト」「連続ハシゴ外し」「怪文書攻撃」「卓袱台返し」など思わず絶句の仁義なき反撃にもメゲず、海堂尊は突き進む! バチスタ・シリーズを支えるリアル・ワールドが今、赤裸々に明かされる。 バチスタ...
帯表 ベストセラー作家vs.官僚・学会コングロマリットの壮絶バトルロワイヤル! 「10年シカト」「連続ハシゴ外し」「怪文書攻撃」「卓袱台返し」など思わず絶句の仁義なき反撃にもメゲず、海堂尊は突き進む! バチスタ・シリーズを支えるリアル・ワールドが今、赤裸々に明かされる。 バチスタとは異次元感覚の面白さ! 帯背 アカデミズム闘争4000日
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一言で言ってしまえば「象牙の塔の老害&変革を好まない官僚相手の11年におよぶAi闘争の歴史」と言うことになるのでしょうけど、あまりにも長すぎ。脱稿当初は1,000ページを軽く越えていたというのですから半分以下に減量されているとは言え、やはり長すぎ。ただ、世の中の状況は著者の望んだ...
一言で言ってしまえば「象牙の塔の老害&変革を好まない官僚相手の11年におよぶAi闘争の歴史」と言うことになるのでしょうけど、あまりにも長すぎ。脱稿当初は1,000ページを軽く越えていたというのですから半分以下に減量されているとは言え、やはり長すぎ。ただ、世の中の状況は著者の望んだ方向に進み始めたようなので、今後の著作には「Ai至上主義臭」が薄れるかもしれないという意味においては意義のある作品と呼べるのかもしれません。
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ごめんなさい~~~!途中挫折。面白かったけど、頭に入ってこなかった~~(汗)挿絵が好き!「医者のたまご」のかたですよね。挿絵見るだけでも、面白い。それで、満足してしまった気もする。在住の県はAi実施してないみたいだけど、一応頼んでみようかな。いつ?誰ん時?・・・いや、自分とか・・...
ごめんなさい~~~!途中挫折。面白かったけど、頭に入ってこなかった~~(汗)挿絵が好き!「医者のたまご」のかたですよね。挿絵見るだけでも、面白い。それで、満足してしまった気もする。在住の県はAi実施してないみたいだけど、一応頼んでみようかな。いつ?誰ん時?・・・いや、自分とか・・・でも、身内にとっては、とってもありがたいと思います。Aiって。
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※このレビューにはネタバレを含みます
基本的にAiが何かを押さえておかないと結構辛い。 Ai=死後画像診断 (Autopsy Imaging Project) 第一部と第二部に大まかに分かれていますが、一貫してここ10年くらいをまとめて書いてあります。 海堂氏曰く『Aiのメモとして』だそうですが、メモはこんな一冊の本にならない! 花も嵐も踏み越えて を地で行く海堂氏。 面白いけど、頭稼働させないと解読不能かも。 それでも海堂氏だけあって、かなりやさしく書かれている。 奮戦しながらの海堂氏にエールを送る。 コレを読んで思った事。 死因が判らない患者遺族はやっぱり死因を知りたい。 が、今の状況では『解剖』でしか判らないという。 しかも解剖したからといって全ての死因が特定出来るわけではない。 たった3%の解剖率で何が判るんだろうか? しかもその後の結果待ちは約10ヶ月。長すぎる。 Aiならほんの数時間。 私の母が亡くなった時、Aiがあれば、キチンと診断してもらえたと思った。 なぜなら私の母は急変での院内死だからだ。 遺体を傷つけず、死因が判ればそれで御の字だ。 遺体にメスを入れる抵抗は遺族にならなければ判らない。 悔しい。 たった3%の解剖率。Aiは死亡した人の全てを診断してくれる。 映画やドラマになって、Aiは一派に広く浸透し始めている。 私が死んだ時に、Aiが普及している事を祈る。
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「現実は小説より奇なり」とはまさしくこの本のためにあるような言葉ですねぇ。この本を読む限り、海堂さんの主張が実にまともに思えるんだけどなぁ…。 厚労省官僚および病理学会・法医学会上層部の自己権益を守るためのえげつなさはおぞましい限りです。 少なくとも、学術論争をせず(=「逃げた」と言われても仕方ない)裁判に訴えた東大某教授の行為は、素人眼からみても学者として最低・軽蔑されても仕方ないと思うのですが、こういう輩がトップにいる病理学会は救われないですねぇ。
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