裏閻魔 の商品レビュー
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彫物師一の瀬周は師匠から鬼込めと言う特殊な彫り方を伝授される.それは究極的には人を不老不死にすることもできる.周自身も鬼込めを施され死なない体となり宝生閻魔と名乗る.いわゆるバンパイアもの.時代は新撰組から第二次世界大戦後まで.閻魔を慕う女性は妹から祖母の年齢にまでなってしまう.いろいろなエピソードを織り交ぜながら、兄弟子で同じ不死身である宿敵との対決がクライマックスとなる.しかし全体的に構成や文章自体に稚拙な感じが目立ち物語に集中できなかった.
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幕末、京にて不死の呪いを掌に受けた男の話。 彫り物師(宝生梅倖)に命を助けられ、自身(周=閻魔)が彫り物師として東に下る。 時代は移ろい、安政から慶応、明治を経て昭和の20年までの物語。 彼には破門になった兄弟子(夜叉)がいた。 要所、要所に出て来ては絡んでいく。 その実、兄弟子は『閻魔』が欲しくてたまらなかったのではないか? 同じ呪いを持つ彼に。 周には新撰組に居た。同期に入隊した同士の娘を結果的に愛した。 その愛は決して結ばれず、彼女もまた彼を愛した。 お互いが、お互いの気持ちに覆いをしたまま、時が移ろう。 周が閻魔としているとき、彼を助ける輩がいた。 牟田信正という 閻魔が呪いを掛けて助けた人物 だ。 実はコイツがいなければ、物語的に進まなかったかとも思う。 lastはそのまま、継続系。その後の後日談等はナシ。
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ゴールデン・エレファント賞第1回大賞受賞作品。英語圏や中国語圏での発刊も予定されているアワードだそうな。幕末の京都で不死の呪いをかけられた男の物語。異論はあるでしょうけど、きっぱりラブストーリーです(笑。遅咲きの著者ですが日本語もこなれてるし安心して読めます。もしかすると、第2の...
ゴールデン・エレファント賞第1回大賞受賞作品。英語圏や中国語圏での発刊も予定されているアワードだそうな。幕末の京都で不死の呪いをかけられた男の物語。異論はあるでしょうけど、きっぱりラブストーリーです(笑。遅咲きの著者ですが日本語もこなれてるし安心して読めます。もしかすると、第2の有川浩になれるかもしれません。
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ファンタジーなのかな。読み始めは、漫画っぽくて苦手だと思ったけど、色んな話がちゃんとつながっていて、後半は結構引き込まれた。
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少しダーク目なファンタジーでした。 利き掌にする「鬼込め」という刺青で、その人間の願いを叶える変わりに、身の内に鬼が宿る。 大怪我を負った際、彫り師に鬼込めをされた主人公は不老不死になってしまい、激動の時代を超えて生きていく!というお話です。 幕末から原爆投下まで、主人公のエ...
少しダーク目なファンタジーでした。 利き掌にする「鬼込め」という刺青で、その人間の願いを叶える変わりに、身の内に鬼が宿る。 大怪我を負った際、彫り師に鬼込めをされた主人公は不老不死になってしまい、激動の時代を超えて生きていく!というお話です。 幕末から原爆投下まで、主人公のエピソードを追いながら時代が進んで行くということでしたので、日本史に多少は詳しくないと楽しめないかな?とおもっていましたが、大体のことをつかんでいればOKでした。 中学生くらいの知識で大丈夫です。 一人称で進んでゆくので小難しいことは無く、ストーリーを楽しめたのでよかったです。 感想としては、、、 思ったよりも軽い読み応えだったな。 コミック感覚でサクサク読めた。 不老不死が完璧な物では無く、自分で放棄できる選択肢があったというのがおもしろかった。 そこで即死を選べない人間の弱さと直面する主人公に親近感がわく。 次巻出たら、買うかな。 この人間臭い新米不老不死が、どういう風に生きてゆくのか見てみたい。 コミック化しそうだな。。。
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久々に買った本。 おもしろい。もっと各登場人物の話が読みたくなる。 あらすじでは、刺青師となっていたけど彫り師にして欲しい。
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タイトルや帯から想像して、もっとオドロオドロシイ内容かと思っていましたが、素敵なファンタジーでしたね。設定はとても現実的なものではありませんが、人物の感情の描写などはとても共感できました。
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早く動き出せ閻魔。本当に頼む! 命。時代。夜明け。 この話は夏津の一生をかけた闘いの様にも感じる。 色んな命、時代の流れを感じる小説です。 なんでこの本が日中韓米、同時発売になったか、曲もあるのかわかった気がする。
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第一回ゴールデン・エレファント大賞受賞作とのこと。舞台は幕末。新撰組を抜けた一人の男が足を踏み入れた禁断の闇、不老不死の世界。永遠に生き続けねばならない運命の苦しみと、壮絶で妖しい魂の戦いに思わず引き込まれた。
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時代設定とファンタジーに惹かれ、同じ秋田に住んでいるという偶然から読んでみました。 不老不死という心の葛藤、周りとの距離感など、込められていました。人は不老不死へ憧れを抱くものだけど、いざそうなったら周りから化け物扱いされる。人と違うというのは違うなにかに心が恐怖を抱いまうので...
時代設定とファンタジーに惹かれ、同じ秋田に住んでいるという偶然から読んでみました。 不老不死という心の葛藤、周りとの距離感など、込められていました。人は不老不死へ憧れを抱くものだけど、いざそうなったら周りから化け物扱いされる。人と違うというのは違うなにかに心が恐怖を抱いまうのでしょうね。 想像していたものとは少し違ったけど、先へ先へと読みたくなる本でした。終戦で物語は終わりなんですけど、もっと先も読んでみたくなりました。あの後、どうなったのか気になります。
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