不道徳な経済学 の商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

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2020/12/30
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なかなか面白い考え方だった 常識や良識といった「なんとなく思っていること」について的確にメスを入れていく爽快感はある この話は法律へも徹底的に批判していく ただし持論を成立させるために少し話を持って行きすぎているようで引っかかった 何かを批判するのは簡単で理想論を振りかざすのは自由だが現実性を示すことは難しく、それを説明し理解させるのは難しい 多分著者は公務員嫌いで、私も同じなので共感できたことは多いと思う 発展途上国への支援が無意味、逆効果であることは分かりやすく納得できた 支援という暴力はその国の市場を破壊することで、高官の利権を生み、一部の人間周辺の利益のみを与える それでもボランティアを叫ぶ人間は現状を知ろうともせず支援を続ける

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2020/08/08

不道徳とみなされている職業や行為に対して擁護されてみると、無理くりだよ、それは……と思うものもあるけれど、言われてみればそうだよな、と思うことも多くあった。P247『企業家はいわばチャンスブローカーであり、みんなが利益を得られる機会を逃さないようにするのが彼の仕事だ。』はごもっと...

不道徳とみなされている職業や行為に対して擁護されてみると、無理くりだよ、それは……と思うものもあるけれど、言われてみればそうだよな、と思うことも多くあった。P247『企業家はいわばチャンスブローカーであり、みんなが利益を得られる機会を逃さないようにするのが彼の仕事だ。』はごもっとも。思い返せば「常識を疑い一歩立ち止まって考えること」ってほぼ無い。この本で貴重な体験ができた気がする。

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2019/05/21

タイトル通り リバタリアンの立場から、非道徳的な好意・人を弁護していく。 古い議論だが、それなりに面白い。 タチバナさんの超訳はうまい。

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2018/04/15

一般的には悪とされる経済的行動は実は社会的に重要な役割を果たしていたり、逆に必要とされる政府の経済への介入は悪い影響が大きかったり、という内容。 極論が多いので全てには共感できないが、考え方の転換としてはとても教わることが多い。 自由原理主義の主張がわかりやすく学べておすすめ。

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2016/02/11

市場主義に任せればうまくいくことが沢山ある点には同意できる。でも完全に任せると、共有地の悲劇みたいなことが起きて、ろくでもない均衡状態になる気もする。

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2015/05/26

売春婦、シャブ中、恐喝者はヒーローだ!! 不道徳なものはすべて正しい! これからの「正義」の話をリバタリアン(自由原理主義者)がしよう 全米に大論争を巻き起こしたベストセラーを人気作家・橘玲が超訳! 奇想天外かつ強烈な説得力で、売春婦、シャブ中、悪徳警察官等々、これまで「不道徳...

売春婦、シャブ中、恐喝者はヒーローだ!! 不道徳なものはすべて正しい! これからの「正義」の話をリバタリアン(自由原理主義者)がしよう 全米に大論争を巻き起こしたベストセラーを人気作家・橘玲が超訳! 奇想天外かつ強烈な説得力で、売春婦、シャブ中、悪徳警察官等々、これまで「不道徳」とののしられ、蔑まれてきた人々の「正義」と「自由」を徹底的に擁護する。薄っぺらな常識、道徳観はことごとく吹っ飛び、今日から彼らこそ、あなたの「ヒーロー」になる。閉塞ニッポンを打ち破る驚異のリバタリアン・ワールド!! ノーベル経済学賞受賞者フリードリヒ・フォン・ハイエク推薦! ●人類の理想とは、国家の存在しない世界である ●この世のすべての取引は、売春の一形態である ●公共の場でこそ悪質なセクハラが頻発する理由 ●シャブの売人こそが、憐れな隣人たちを救済する ●人類の歴史において、多数派の意見はたいてい間違っていた

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2016/12/06
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功利主義、共同体主義、リベラリズム、リバタニアリズムに分ける。 リバタリアン=市場原理主義者 みんなが幸福になれるルールとはなにか、を巡る争い。 功利主義(ケインズ派と古典的自由主義)と原理主義(リベラリストとリバタリアン)の対立。 小さな政府(古典的自由主義とリバタリアン)と大きな政府(ケインズ派とリベラリスト)の対立。 リバタリアンはプライバシー権を認めない。言論の自由のほうが上。 アフリカの貧困に対して物質的援助をするのは間違い。食料が暴落して、生産者が困ることになる。古着の援助で、軽工業が育たない。 援助ではなく健全な市場経済を育てるべき。インドの発展の例。 大きな政府を持て余している。 「誰の権利も侵害していない者に対する権利の侵害は正当化できない」=原書の暴力を伴わないすべての行為は悪ではない。 セクハラは禁止してはならない。セクハラをする企業は自然淘汰されるはず。国家権力の影響下にある場所は自然淘汰の契機がないので発生しやすい。 差別は、選択肢の中から選ぶこと。いつも差別している。 覚せい剤の禁止は、末端価格を引き上げる。その結果、麻薬常習者は、密売人になるしかなくなる。 恐喝者は、恐喝される者に、取引による沈黙のチャンスを与える。 ネット上の言論の自由は、自由であることで、簡単には信じない社会をつくる。それによって、名誉毀損は怒らない。言論の自由に一切の例外はない ダフ屋の存在によって価格以外の選択基準が必要なくなる。ダフ屋の代わりに並ぶ者に職業の機会が与えられる。並ばなくてもよい。 興行主は市場価格よりも安く設定する=宣伝になる。ぼったくっているという評判を避ける 慈善団体に寄付しない。適者生存に反する。福祉とは大衆を支配するための権力者の手段。 人は自分自身の所有者である。 悪徳商人は、食料価格を均衡化する。売り惜しみと買い占め。有能な商人でなければ生き残れない。この行為を国家がかわりに努めても、退場させられないから非効率だけが残る。 どケチは資本を蓄える。ケインズ派は需要が減ることを問題にする。価格に弾力性があれば解決する。 価格の低下が不況を招くか。技術革新によって価格は下がり続けている ポイ捨ても、それを許すか許さないかは市場が決める。 エネルギー政策も市場のニーズに従うだけでよい。不足すれば価格が上昇し、代替品が出てくる。 最低賃金法がなければ、雇用はすすむ。最低賃金法は既存の労働者のための法律。 児童労働の禁止は働く場所を奪う 輸入制限は行き着くと個人間のやり取りも禁止になる 経済発展のもとは分業と交換

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2014/04/27
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★★★★☆ 友人から「お前は気に入ると思うから読め」と言われて購入してみたら……ええ、気に入りましたとも。 本編を読みはじめて、冒頭に載せられているハイエクの推薦文がいかに当を得たものかよくわかった。 まさに僕もハイエクと同じように最初は「信じられない!」と反発し、やがて「ぶっ飛び過ぎだ」と呆れるが、最後には「まいった、あんたが正しいよ」と納得させられてしまった。 本書は原題を「Defending The Underfendable(擁護できないものを擁護する)」という。 著者が擁護するのは、売春婦、麻薬の密売人、恐喝者など世間一般では問答無用で悪と決めつけられている人たち。 彼らがいかに社会にとって(あくまで経済学的に)有益な存在なのかを、リバタリアンの立場から鮮やかに論じる。 麻薬の密売人が、より多くの麻薬を売ろうと互いに競争すれば麻薬の価格は下がる。麻薬中毒者が犯罪に走るのは、ちょっと働いたぐらいでは追いつかないくらい麻薬が高いからであって、価格が下がれば彼らが犯罪に手を染めることはなくなる。 逆に国家による規制は麻薬の価格を上昇させるので、本来なら麻薬をやって家でぼんやりしているだけだった人たちを犯罪に走らせてしまう。 つまり麻薬の密売人は、警察に捕まるリスクを犯して、国家が押し上げた価格を下げるため、日夜商売に励むヒーローというわけだ。 本当によく出来ている。 一方で心情的にはどこか納得したくない部分もあり、ちょっとモヤモヤしながら読み進めるうちに、あれ?この感じ前にもあったなぁと思い、つらつら考えてみるとそれは少し前に読んだ『クライシス・キャラバン』だった。 『クライシス・キャラバン』は、紛争地域で活動するNGOが、もはや単なる善意の第三者ではなく、紛争を長引かせる要因のひとつになってしまっている現実を綴ったルポルタージュだ。 その中で赤十字の創立者であるデュナンと、近代看護教育の母ナイチンゲールの発言が出てくる。 とにかく目の前の負傷兵を助けたいデュナンは、きちんと治療をした方が費用がより安く済むと政府に提案する。 それを聞いたナイチンゲールは激怒し、費用が安くなれば政府は簡単に戦争をするようになるから高い方がいいんだ、と言う。 『不道徳な経済学』はナイチンゲール側だ。 つまり、被害を受ける人の総数を減らせ、ということ。 うん。経済学らしい。 デュナンは、例え総数が減っても目の前の苦しんでいる人を救わないことは心情的にできない、という立場だ。 こういう書き方をするとナイチンゲールが、数字ばかり見ている薄情者のように誤解されそうだが、それは違う。 逆だ。 両者を比較すると、デュナンは現在の負傷者に共感しているだけだが、ナイチンゲールはこれから負傷者になるであろう人たちにも共感した上で総数を減らすことを語っているのだ。 学問それ自体は無味乾燥な道具だ。 しかし、使う人間によってそこから出てくる結論は、無味乾燥にも、血の通ったものにもなり得る。 こういうふうにいろいろな考えを頭の中から引っ張りだしてくれる本に出会えると本当に楽しい。 とりあえず薦めてくれた友人に好物のカレーでもおごってやろう。

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2013/07/28

読んでいて思わず唸ったり、ニヤニヤさせられたり、痛快な本。 代表的な政治的立場の解説もとても分かりやすいし、勉強にもなる。 リバタリアニズム(自由至上主義)というのは、すごい好きな考え方なのだけれど、自由至上主義国家(すでに国家ではないのだけれど)ができたとしても、その国民には「...

読んでいて思わず唸ったり、ニヤニヤさせられたり、痛快な本。 代表的な政治的立場の解説もとても分かりやすいし、勉強にもなる。 リバタリアニズム(自由至上主義)というのは、すごい好きな考え方なのだけれど、自由至上主義国家(すでに国家ではないのだけれど)ができたとしても、その国民には「強さ」が求められると感じた (ここでいう強さというのは、道徳や慣習によらず論理的に考えることのできる精神的な強さ)。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 全米に大論争を巻き起こしたベストセラーを人気作家・橘玲が超訳!奇想天外かつ強烈な説得力で、売春婦、シャブ中、悪徳警察官等々、これまで「不道徳」とののしられ、蔑まれてきた人々の「正義」と「自由」を徹底的に擁護する。薄っぺらな常識、道徳観はことごとく吹っ飛び、今日から彼らこそ、あなたの「ヒーロー」になる。閉塞ニッポンを打ち破る驚異のリバタリアン・ワールド。ノーベル経済学賞受賞フリードリヒ・フォン・ハイエク推薦。 【目次】(「BOOK」データベースより) 売春婦 ポン引き 女性差別主義者 麻薬密売人 シャブ中 恐喝者 2ちゃんねらー 学問の自由を否定する者 満員の映画館で「火事だ!」と叫ぶ奴 ダフ屋〔ほか〕 メモ p11 代表的な政治的立場 ①功利主義②共同体主義③リベラリズム④リバタリアニズム

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2013/06/26

一般的に、社会から蔑まれ、評価を受けず、犯罪行為をしているとされる人々や行為を擁護する内容。 自由経済下では、これらの人々は「ヒーロー」となる。 当たり前と思っていたことが、実はただの思い込みだったりすることを認識。 また、「国家の統制がなければ、どうなるのか」ということを、色々...

一般的に、社会から蔑まれ、評価を受けず、犯罪行為をしているとされる人々や行為を擁護する内容。 自由経済下では、これらの人々は「ヒーロー」となる。 当たり前と思っていたことが、実はただの思い込みだったりすることを認識。 また、「国家の統制がなければ、どうなるのか」ということを、色々な場面について考えさせられた。

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