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プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2018/05/17

元ヤクルトのプロ野球スカウトの片岡宏雄が語るスカウトについての一冊。 スカウトという独自の視点から未知の選手の発掘やドラフト、そして選手育成まで多岐にわたり的確な視点で語っており、単なる裏話や暴露ネタに留まってなくて面白かった。

Posted byブクログ

2012/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「節穴」というのは作者自身がスカウトとして、多くの学生、社会人の「人生」を多額のマネーで買うスカウティングに対しての自負と懺悔の念を言い表したものである。著者は古田、石井、岩村、藤井など一流選手を発掘する一方で高橋由伸を金で巨人に強奪されたり、内定辞退をして一度はスカウトを承諾した選手に、最後は結局銀行員になられてしまったりという徒労を味わったりもする。選手を選出していく時にどんなネットワークを作っていくか、選手のどこを見るか、などはスカウトの表側。金で動く監督と球団、選手の親族などはスカウトの裏側。 野村監督にですらモノ申す著者の筋の通った一匹狼が、何より愛する野球をスカウティングという人目に触れない職業から語る。 最後の方に、著者がスカウティングに東奔西走していたころ、夏の夕焼けに染まる神宮球場の空に見惚れてリラックスしていた描写が印象的。そして、現在ではそういう熱い時代の思いを感じることは無いだろうと老成してみせる。 野球の試合に興味は無くとも、野球のスカウティングに賭ける男の意地を知ることが出来る一冊。

Posted byブクログ

2012/04/11

元プロ野球スカウトによるNPBにおけるスカウトの実情 ドラフト制度を職業選択の自由を盾に否定し、自由競争を持ち込んだ流れ。 その後、アマチュア野球界が利権の巣窟に成り下がってしまった… スカウトの仕事も才能を探すことからいかに金を流すかに変化 また野村監督との関係から、現場の指揮...

元プロ野球スカウトによるNPBにおけるスカウトの実情 ドラフト制度を職業選択の自由を盾に否定し、自由競争を持ち込んだ流れ。 その後、アマチュア野球界が利権の巣窟に成り下がってしまった… スカウトの仕事も才能を探すことからいかに金を流すかに変化 また野村監督との関係から、現場の指揮者は勝つためにFAなどで安易に戦力を揃える、その結果育つべき実力を持った若手が働き場をなくし消えて行くことを嘆いてある。 長期的視野にたった戦力育成の必要性、またその視点に立てる指導者のあり方。 NPBに本物のスターがいなくなった理由が見えてくる。

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2011/09/27

 長年スカウトをしてきた著者の言葉だからこそ重みがあった。「人が人を判断することは難しい。野球をするという一点だけの才能を見極めることさえも。」   性格、球団事情、時の首脳陣の考えなどなど・・・ 本人の気質だけでは解決しない環境やタイミングが大切なんだと改めて感じる。子育てにも...

 長年スカウトをしてきた著者の言葉だからこそ重みがあった。「人が人を判断することは難しい。野球をするという一点だけの才能を見極めることさえも。」   性格、球団事情、時の首脳陣の考えなどなど・・・ 本人の気質だけでは解決しない環境やタイミングが大切なんだと改めて感じる。子育てにも通じるなぁ、ってまた考えた。

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2011/09/21

ヤクルト黄金時代の礎を気づいた名スカウトの暴露本。これ無茶苦茶面白いわ〜。たまにはこういう肩の凝らない本も良いです。

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2011/08/09

元ヤクルトのスカウトであった片岡さんの著書。無名ながらもヤクルトを支えた選手を発掘した人だけに、「よい選手」の基準についての記述は人事としても非常に参考になる。 ただ、後半から妙に野村監督への文句が目立ち始め、この本の中で一番筆がノッているように感じたのはおそらく私だけではないは...

元ヤクルトのスカウトであった片岡さんの著書。無名ながらもヤクルトを支えた選手を発掘した人だけに、「よい選手」の基準についての記述は人事としても非常に参考になる。 ただ、後半から妙に野村監督への文句が目立ち始め、この本の中で一番筆がノッているように感じたのはおそらく私だけではないはず

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2011/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元ヤクルトのスカウト部長をされていた方の本です。 野球でスカウトというのはアマチュア選手で有望な選手を探して 自軍へと獲得してくる仕事をされているかたのことです。 色々と普段はわからないような裏話が色々と読めて参考になりました スカウトって大変だ、でもやりがいありそう!! 阪神の現在のスカウトの人たちもガンバ☆

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2011/05/06

元ヤクルトのスカウト部長を勤めた片岡宏雄氏による本。 プロ野球スカウトの舞台裏が書かれてあり、とても興味深い。選手を獲得するのに、選手のどこを見て、目をつけた選手にどういった交渉をおこなっていくのか、詳しく書いてある。そして、その裏で動くお金の話。ここまで書いちゃっていいの?とい...

元ヤクルトのスカウト部長を勤めた片岡宏雄氏による本。 プロ野球スカウトの舞台裏が書かれてあり、とても興味深い。選手を獲得するのに、選手のどこを見て、目をつけた選手にどういった交渉をおこなっていくのか、詳しく書いてある。そして、その裏で動くお金の話。ここまで書いちゃっていいの?というのが正直な感想。 特にドラフトで逆指名、自由獲得枠があった時代は争奪戦が激しかったらしく、どの選手にいくらの金が動いたかが筆者の知りうる範囲で詳しく書いてある。 そうして獲得した選手が必ずしも活躍しているわけではないところがプロ野球の難しいところだろうか。 そして、この本のなかでは、野村監督との確執についても触れられている。どうも筆者は野村監督とはうまくいっていなかったらしい。 ただ、その中で気になることが一つだけ。作中、自分が発掘してきた選手の1人として飯田選手のことが書かれてある。 確かにその素質を見抜き、入団させた氏の功績は大きいだろう。しかし、その適正を見抜き、キャッチャーから野手に転向させたのは野村監督である。伊藤智仁選手を酷使したことで選手寿命を縮めたことを非難していたが、それならこの事も併記すべきだとは思うのだが・・・

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2011/05/05

ヤクルトのスカウトとして活躍。 ヤクルトは外国人助っ人も結構活躍しますね。 資金ある球団とない球団、まあ色々あるのが楽しいと思います。

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2011/05/04

どこかで聞いたことがあるような話ばかり。筆者が野村と合わないことは伝わったが、野村批判が足りないので物足りない。

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