日本人の坐り方 の商品レビュー
正座が普及していった経緯や他の座り方、着物に関する豆知識などを知ることができ、新鮮さを感じた。 座り方の歴史について好奇心が湧いてきた。
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全然知らなかった。新鮮な知識が入ってくる一冊。正座が正しい座り方になったのは近代。それ以前は立て膝、胡座が正式な座り方。写真や絵巻などから、日本人の座り方を系統的に紐解いていく一冊。おすすめ。
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日本人は、昔は正座などしていなかった。そもそも正座の「正」ってのはなんなのか? そんな疑問に答えつつ、実に多彩な「座り方」とそれに付随する日本人の「崩しの美学」について、大変分かりやすく書かれている。 今後の指導や研究の参考にしたい。
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新書のような軽い書物の楽しみというのは、こういう本に出会うことにある。 よく歴史を学ぶというが、日本人の座り方について考えるというのは正に「歴史」を学ぶことになるだろう。そこから派生して、日本人の文化・習慣が「坐」を基調として育まれていたということを知れば、いろいろなことが腑に落...
新書のような軽い書物の楽しみというのは、こういう本に出会うことにある。 よく歴史を学ぶというが、日本人の座り方について考えるというのは正に「歴史」を学ぶことになるだろう。そこから派生して、日本人の文化・習慣が「坐」を基調として育まれていたということを知れば、いろいろなことが腑に落ちる。 「正座(端坐)」というのが、明治維新後に作られた言葉であり、それ以前の<正座>には<正>という意味はない。例えば、千利休が「正座」をせずにお茶を飲んでいた姿を思い起こしてみて、おかしみを感じたら<正>とは何かということまで考えることができるだろう。 現在蹲踞(そんきょ)が相撲でのみ使われている坐法だとしても、「型」をもった近代の相撲の歴史は高々2、300年程度のものでしかない。平安期に談笑しながら行われている歌会の絵巻では、蹲踞の姿勢で歌会が行われていて、それが苦であるようにはとても思えない。それは、「坐」の習慣が変化していった証拠の一つである。 一般的な坐法だけでも数十あり、下駄を履くことによってカバーできる坐法もある。なるほど下駄は椅子の文化や立ち仕事の文化では無用の長物だが、床での作業を基調とする日本文化の集約点でもある。 例えば、着物も同じく、長い裾は如何なる坐法を用いてもしとやかに座っているかのように見える魔法の衣服である。逆に言えば、平安の女性貴族がどのような座り方をしていたのかがわかりにくくなっている。 そういったことを次々に知ることができる面白い書物であるが、私も一つ不思議なことを思い出した。激怒している人間に「座れ!」と言って座らせることができれば、怒りは収まる。座るという動作は、心を落ち着かせることができる不思議な動作なのだ。
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「座」は「間」と通じる。 近世以前、正式な座り方は正座ではなく立膝だった。正座は封建制確立、着物様式変化により一般化された。 「座」という行為を通じた文化論。もっと深堀があれば良かった。
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正座は正しいわけではない!う~ん…!目から鱗な話でした!! 現代の私たちから見ると窮屈に思えても その当時の人にとってみたらそれが『普通』であったんだなぁ…と思った。 『普通』に出来るような体だったんだよね…習慣って本当にスゴイね! あと、絵や写真が載ってるので思わず実践し...
正座は正しいわけではない!う~ん…!目から鱗な話でした!! 現代の私たちから見ると窮屈に思えても その当時の人にとってみたらそれが『普通』であったんだなぁ…と思った。 『普通』に出来るような体だったんだよね…習慣って本当にスゴイね! あと、絵や写真が載ってるので思わず実践してみちゃうこと請け合いですwww
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『妻と最期の十日間』桃井和馬 『愛と欲望のフランス王列伝』 八幡和郎 『強く生きるために読む古典』 岡敦 『イスラム 癒しの知恵』 内藤正典 『音楽で人は輝く 愛と対立のクラシック』 樋口祐一 『鯨人』 石川梵 『モノ言う中国人』西本紫乃 『自分探しと楽しさについて』 森博嗣 『...
『妻と最期の十日間』桃井和馬 『愛と欲望のフランス王列伝』 八幡和郎 『強く生きるために読む古典』 岡敦 『イスラム 癒しの知恵』 内藤正典 『音楽で人は輝く 愛と対立のクラシック』 樋口祐一 『鯨人』 石川梵 『モノ言う中国人』西本紫乃 『自分探しと楽しさについて』 森博嗣 『超マクロ展望 世界経済の真実』 水野和夫 菅野稔人 『資本主義崩壊の首謀者たち』 広瀬隆 『「お金」崩壊』 青木秀和 『日本の「世界商品」力』 蔦信彦 『新聞・TVが消える日』 猪熊建夫 『主婦パート 最大の非正規雇用』 本田一成 『代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳』 大野和基
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身体論の人の本なので、着想は面白いのが、奥行きが物足りない。新書なので深く考えてはいけないが。◆◆ただ、江戸末期の風俗写真の紹介で武士たちがヤンキー座りをしているところの紹介や、下駄が座具だという着眼は新鮮。なるほど。能の脇方の居座の型は知っているのかな?
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2011/7/14読了。 座には日本人の文化・習慣が凝縮されているという主張。私事ながら、幼いころは習字教室で毎週正座していたものの、今は身体が硬くなり、とてもその姿勢を続けられないだろう。日本人として、股関節と足首の柔軟性を取り戻すということに挑戦してみたくなった。
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日本人の坐法について、それぞれの持つ政治的意味や文化、服飾にまで言及しながら論じた一冊。とはいえ30分程度で気軽に読める。 個人的には、床座の生活様式を主としていたかつての日本人は股関節・足首が現代人よりもはるかに柔軟だったとの指摘を興味深く読んだ。
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