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真珠とカナリヤ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/06/08
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良かったです。 雪代先生のファンなので、作品を検索していたら、どうしても読みたくなって取り寄せました。既に古本でしか入手できない状態でしたが、ためらわずゲット。 内容として北国の小さな村に住む美少年が色子として売られていくことになります。遊廓で初めて客をらされそうになった時、逃げ出して海に飛び込んでしまった彼を助けたのが若き伯爵でした。 しかし、悲惨な生い立ちから「華族」に恨みを持つ少年は伯爵に最初はなかなか懐きません。 しかも、衝撃的な体験の連続で声を失っていました。 華族を厭いながらも、優しい伯爵に惹かれてゆく少年千冬と彼自身も自らの生い立ちに葛藤を抱える伯爵との「純愛」といっても良い恋物語りです。 雪代さんらしい、かなり激しいシーンはあるものの、二人の恋はまさしく純愛と呼べるもののように私は思いました。 この先生の作品は割と読んできましたが、特に私が好きなお話です。

Posted byブクログ

2012/06/09
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王道まっしぐらで、まさにテンプレ通り。 冒頭からラストまでの展開は裏切るどころか予想通りの優等生っぷり。 これといった個性もなく、特に印象に残るものはありませんでした。 ただ薄幸の受の健気っぷりは、堂に入ってます。 薄幸健気受が好物なので、そこそこ楽しく読めました。 残念なのは、最後まで女装を通す必要ってあったの? ここまで女の子扱いしてると、BLである必要性を感じません。 まして、受が遊郭で厭な目にあったというトラウマを鑑みると、攻の熱い希望でわざわざ女物の着物を着せ続けるという点に違和感を禁じ得ない。

Posted byブクログ

2012/02/05
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 千冬は、貧しい村で母親と二人きりで生活をしていた。  母親の元へ男が訪れ、その間、千冬は寒くても部屋に入れず、幼い千冬は意味も分からないまま、母が何事かをしているのが終わるのをじっと待っていた。  そんなある日、母親が殺され、家に火が放たれ、千冬は家も母も何もかもを失ってしまう。その時初めて、千冬は村の人の言葉から、母が何をしていたのか、また、千冬と母親がこんな生活を送るようになったのは元々母が下働きをしていた華族の屋敷から子どもを身ごもったことが原因で追い出されたからであること知る。  そして、追い討ちをかけるように、母が背負っていた借金の代わりに、千冬は売られてしまう。  そのまま船に乗せられ、花街に売られてしまった千冬だが、そこで更に、自分たちが生活していた村が、華族の別荘地を造るために廃村にされてしまったのだ、ということを知らされる。  絶望した千冬は、辱めを受けそうになったところを、北国の冷たい冬の海に身を投げる。  ところが、奇跡的に浜辺に流れ着き、玖珂伯爵家当主・玲人に助けられる。  ショックで声の出なくなった千冬に、癒えるまで屋敷に滞在していいと優しく声をかける玲人だが、千冬はすっかり華族が嫌いになってしまっていて……という話でした。  千冬は、玲人が「華族である」という理由から、なかなか玲人に心を開けずにいたけれど、玲人にも玲人の重い過去が有り、そのことを知った千尋は次第に、玲人に心を許すようになって……  まぁ、多分、いわゆるシンデレラストーリーですね。  実は二人には過去に接点があって。  そのことに先に千冬が気がついて。  玲人を喜ばせようとするためにやったことから逆にトラブルに巻き込まれて。  それを玲人に誤解されて、無理やり玲人にやられてしまう。  そこに花街からの追っ手が差し向けられて。  千冬は玲人に迷惑をかけたくない一心で、その男たちと一緒に帰ってしまうう。  そんな千冬を玲人が更に追いかけて、ハッピーエンド。  基本的に、玲人はものすごく誰にでも優しいんですが、する時だけ別人のように意地悪なのが大分萌えます。  なんというか空気ほのぼのやるとき意地悪攻めってとってもいいですよね!

Posted byブクログ

2011/04/09
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雪代鞠絵の健気受けが正直読むのにしんどい感じはあった。内容は時代モノ?だが、どこかで聞いたことのあるような設定の詰め合わせ感が否めない。ただ、こういうお話を楽しめる人にとってはオアシス的なびーじゃないかな。わたしにはちょっと合いませんでした…

Posted byブクログ