第二の銃声 の商品レビュー
まんまと騙された。 あんなに明瞭に提示されていたのに..... 最後まで読者を惹き付けて離さない。とても満足
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ピンカートンという人物がとてもおもしろくて、最後にはこのキャラクターにやられました。 犯人当ての殺人劇という舞台設定や、登場人物達の関係の使い方、手記を書く経緯も巧くて、色褪せない名作です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ロジャー・シェリンガム・シリーズ 探偵作家ジョン・ヒルヤードの妻エセルに招かれヒルヤードの屋敷にやってきたシリル・ピンカード。ヒルヤード家で養育する女性エルザに付きまとうエリック・スコット・デイヴィスを追い払うように依頼される。シリルの他に招かれたエリックの従姉妹アーモレル、エリックとの噂のある元女優シルヴィア・ド・ラヴェルと夫ポール。エルザとエリックの間に割って入るシリル。発表された婚約。ヒルヤード家の推理ゲーム。被害者役のエリックの死。犯人役となったシリルにかかる容疑。シリルのはなった空砲と2発の銃声。銃声当時の各人の居場所。シリルの要請でやってきたロジャー・シェリンガム。シリルとアーモレルの恋。 2011年2月22日読了
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冒頭に、作家本人によるミステリ作品について分析した文章がありこれがまさに私が海外の翻訳ミステリを好んで読む訳をずばり言い表していて、かなり期待して読み始めたところ、期待以上に面白く、夢中になってどんどん読んでしまいました。関係者を集めて名探偵が種明かしをするという王道のミステリの...
冒頭に、作家本人によるミステリ作品について分析した文章がありこれがまさに私が海外の翻訳ミステリを好んで読む訳をずばり言い表していて、かなり期待して読み始めたところ、期待以上に面白く、夢中になってどんどん読んでしまいました。関係者を集めて名探偵が種明かしをするという王道のミステリの形式を取りながらも、技巧的な実験までをも試みるというすごい作品。書かれたのは1930年なので階級や性別によるステレオタイプな描写がところどころあるものの、それを補って余りあるドラマと謎があり大変面白く満足して読了。これからもこつこつ探してバークリー作品を読んでいこうと思います。
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