1,800円以上の注文で送料無料

魔女遊戯 の商品レビュー

3.4

11件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/01/31

犯人がまさかの人だったから最後までハラハラしました。 ハラルドの過去が、かなしかったけれどやはり母親がその時にきちんと対応すればあんな変な子にならなかったと思う。 トーラの息子はきっとまともになれるはず。たとえ若すぎる父親になったとしても。 トーラとマシューのロマンスは今後どうな...

犯人がまさかの人だったから最後までハラハラしました。 ハラルドの過去が、かなしかったけれどやはり母親がその時にきちんと対応すればあんな変な子にならなかったと思う。 トーラの息子はきっとまともになれるはず。たとえ若すぎる父親になったとしても。 トーラとマシューのロマンスは今後どうなるのかな?ということはかなり、気になりました! 続刊もぜひ読みたいです!!

Posted byブクログ

2017/03/03

初めてのアイスランド小説。 他の北欧3国と違って 古い言語をキープしてるので 名前が馴染めないかも? 魔女狩りなんて 少しおどろおどろしいけど そこまで気持ちは悪くなかった。

Posted byブクログ

2014/11/16

最近続々と邦訳がでている北欧ミステリに初挑戦です。 数少ないアイスランドの知識の中に、「名前が難しい」が追加されました。主要登場人物はともかく、歴史上の人物になるともう誰が誰やら。登場人物一覧よりも歴史上の人物一覧をカバーの裏にのせてほしかったくらいです。それ司教の名前だっけ?い...

最近続々と邦訳がでている北欧ミステリに初挑戦です。 数少ないアイスランドの知識の中に、「名前が難しい」が追加されました。主要登場人物はともかく、歴史上の人物になるともう誰が誰やら。登場人物一覧よりも歴史上の人物一覧をカバーの裏にのせてほしかったくらいです。それ司教の名前だっけ?いや地名?魔女狩りした人?された人?…と何回ページを戻ったことか。それだけ魔女狩りに関する話が重要かつ興味深いということでもあります。気持ち悪くないとはいいません。人体改造とはどういうものなのか、その作品で初めて知りましたし、魔女狩りで行われた拷問の描写はかなり読み飛ばしてます。それでも未知の分野の話を読むのは単純に面白く、アイスランドの荒涼とした景色と魔術の歴史なんて舞台としてはまりすぎで黒い好奇心がむくむくと頭をもたげてきます。現代の部分では、36歳で16歳と6歳の子持ちのシングルマザー(しかもお祖母さんになろうとしてる)とか、日本とおなじ島国なのに英語もドイツ語もしゃべれるとか、やっぱり寒さは厳しそうだとか、いろいろすごいなアイスランド!と事件そっちのけで衝撃。魔女狩りやらアイスランドの文化やらのインパクトが強くて霞んでしまいますが、殺人事件の方も実はうまくまとまっていて、読者や登場人物に勘違いをさせたり、伏線を気づかせずに張ってあったり、地味ながらもいい仕事してます。もっとアイスランドミステリに慣れてくると、構成のうまさなども味わえるかもしれません。

Posted byブクログ

2014/03/19

魔女狩りや黒魔術を絡めて読みやすく一気に読了。物語後半になるにつれ嫌な予感がしてきたが・・・当たり・・・このオチですか~。

Posted byブクログ

2012/07/08

アイスランドの小説なんて、読むのは初めてじゃないかしらん。名前だけでは男か女か分からなくて、「この人は女だろう」と思って読んでたら実は男だったとかその逆とかで本筋以外のところでマゴついたなあ。魔女狩りというテーマだって慣れてないし。そういう意味でおもしろかった。

Posted byブクログ

2011/05/30

著者を含め、登場人物の名前が覚えづらい! と、思ったけど、意外とすんなり読めました。 アイスランドの名前って意外とリズムがよくて読みやすいのかも。 事件の周辺として魔女狩りを巡る歴史が語られるけど、 その凄惨さやインパクトに比べて、実際の事件が 解決してみると、意外としょうもな...

著者を含め、登場人物の名前が覚えづらい! と、思ったけど、意外とすんなり読めました。 アイスランドの名前って意外とリズムがよくて読みやすいのかも。 事件の周辺として魔女狩りを巡る歴史が語られるけど、 その凄惨さやインパクトに比べて、実際の事件が 解決してみると、意外としょうもない感じでちょっとガッカリだったかな。 主人公が捜査の相棒にいたずらを仕掛けるところなんかは ちょっとかわいらしかった。

Posted byブクログ

2011/07/10

海外33カ国で刊行されているアイスランドミステリ。 冬のある日、奇妙な絞殺死体が発見される。殺害されたのは、裕福なドイツ人留学生ハラルド・グントリープ。両目が抉り取られ、胸には奇妙な印が刻まれていた。 地元警察によって犯人はすぐに逮捕されたが、ドイツに住むハラルドの両親はこれに...

海外33カ国で刊行されているアイスランドミステリ。 冬のある日、奇妙な絞殺死体が発見される。殺害されたのは、裕福なドイツ人留学生ハラルド・グントリープ。両目が抉り取られ、胸には奇妙な印が刻まれていた。 地元警察によって犯人はすぐに逮捕されたが、ドイツに住むハラルドの両親はこれに納得できず、ドイツ留学の経験を持つ女性弁護士トーラに事件の調査を依頼する。 高額な報酬にひかれ、依頼を引き受けるトーラだが、ンリトープ家の代理人ライヒから渡された事件のファイルをめくって見えてきたのは、事件の猟奇性とグンリトープ夫妻のハラルドに対する冷ややかともいえる態度だった。 ハラルドは、なぜこのような殺され方をしなければならなかったのか?トーラは次第に謎に絡めとられていく...。 魔女狩りというダークなテーマもさることながら、随所にみられるアイルランドの風土にまず興味をそそられた。 摂氏20度を超えれば熱波と表現するトーラには笑ってしまった。 20度で熱波・・・どんだけですか? また、靴やジャケットにこだわりをもつおしゃれなドイツ人ライヒと、身なりにあまり留意しないトーラの対比も楽しい。 欧米では特に履いている靴をみれば、その人がわかるというが、トーラ曰く、「そんなのは身なりにかまう余裕のある人たちのいい分。人の判断基準は人柄であって、履いてい靴では絶対ない」。こういう台詞からもアイルランドの人のもつ素朴さがそことなく伝わってくる。 物語はかなり猟奇的で陰惨なので、ライヒとトーラのやりとりはニヤリとさせてくれて救いになっている。 魔女狩りというダークな世界と、ありふれた日常、このバランスが秀逸だ。 肝心のミステリ部分、ハラルド殺害の犯人は...これ前半で分かるという人はまずいないだろう。 後半ギリギリになるまで隠されているハラルドがなぜあのような猟奇的な殺され方をしなければならなかったのかという真相は、かなりヘヴィー。 「許す」ということは難しいものだ。

Posted byブクログ

2011/05/10

殺人と黒魔術とが絡み合う事件を、シングルマザーの弁護士が追う! ロマンスやユーモアは外国小説っぽくてついて行きにくいが、一度乗ると止まらない展開が魅力的。

Posted byブクログ

2011/07/17

アイスランドの大学でドイツ人留学生が両目を抉られた絞殺死体で見つかった。 犯人は逮捕されたものの、それに納得できない両親の依頼で女弁護士トーラは真相を追究することになる。 ショッキングな始まり方とそれに続く展開。魔女研究にのめりこんでいた被害者の足跡を辿っていくことで、トーラ同...

アイスランドの大学でドイツ人留学生が両目を抉られた絞殺死体で見つかった。 犯人は逮捕されたものの、それに納得できない両親の依頼で女弁護士トーラは真相を追究することになる。 ショッキングな始まり方とそれに続く展開。魔女研究にのめりこんでいた被害者の足跡を辿っていくことで、トーラ同様読み手もそのグロテスクな世界に嵌っていく。 魔女・魔術と言う異質なものが前面に出てきているので一見派手に見えるけど、凝った謎も捻ったトリックもない地味な作品だと思う。 むしろアイスランドの何気ない描写や家族間のやり取りがよかった。 こういうところがしっかりしているから余計被害者とその周りの異常さが浮き彫りになったんだろうなあ。 それにしても事件の捜査を進めるのは私立探偵ではなく弁護士なのか。お国柄なのかなあ。 アメリカが舞台だったら間違いなく前者が主人公になりそうだ。 シリーズらしいんだけど、続きは出るかな?

Posted byブクログ

2011/04/12

中世の魔女、魔女狩り、魔術に傾倒したドイツ人留学生が、アイスランドの大学で奇妙な殺され方をした、というサイコサスペンス調の滑り出しでありながら、サスペンス要素ゼロという驚き。主人公は別段大きな危機に陥ることなく、手がかりを見つけ出し、事件を解決に導いていく。一方、捜査の過程におけ...

中世の魔女、魔女狩り、魔術に傾倒したドイツ人留学生が、アイスランドの大学で奇妙な殺され方をした、というサイコサスペンス調の滑り出しでありながら、サスペンス要素ゼロという驚き。主人公は別段大きな危機に陥ることなく、手がかりを見つけ出し、事件を解決に導いていく。一方、捜査の過程における主人公の心理状態、日常を悩ます問題についての描写はかなり細かく、その意味では非常に変わった趣のミステリとして楽しめる。手に汗握るアクションを好む読者にとっては物足りないとは思うが、文章も(登場人物の名前以外は)かなり読みやすく、読み手をあまり選ばない作品だと思う。

Posted byブクログ