場所はいつも旅先だった の商品レビュー
それぞれの旅先での出会い、別れ、その先で学んだこと、気持ちなど、エッセイのような短篇集でさくさく読める本でした。 旅の醍醐味が食事という点はとても共感できた。 ご飯の描写が美味しそうでした。 #2026 #4
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旅の本が好きだ。行ったことがある街でもない街でもその空気を感じ、実際にその場にいるような気分になれる。ましてや角田光代さんや松浦さんのようにエピソードをたっぷりもっている人の旅行記は楽しい。文章もうまいのでグイグイ惹かれていく。この本は「ブルータス」や「クウネル」に掲載されたショートストーリーなので断片しか書かれていないけれど、それから彼女はどうなったの‥など続きを読みたくなる章もある。 松浦さんが古本屋を始めるきっかけとなったリーバイス501を巡る冒険はワクワクしたし、特に好きなのは「ショウエンバーグ・ギターズ」というサンフランシスコの小さな町にあるギター屋さんを訪れた時の話。その店のオーナーは知る人ぞ知るカリスマギタリスト。その場にいた本人に、ギターをひくなら何か弾いてみろと言われ、恐る恐るビートルズの「ブラックバード」を弾いてみた。その演奏を褒めてくれたうえに「よし、君に『ブラックバード』を教えてあげよう」と1時間みっちりとアレンジを教えてくれるという贅沢な時間を過ごした。オリジナルギターを買いたくなり、一際目立つ逸品を指差し購入する旨を伝えたが、「いいギターではあるけれど、君には勧められない」と言われた。まだお前には早いということか。「今度はいつ来るんだい。その時までに『ブラックバード』をマスターしておくんだよ。来る前に必ず電話してくれ」‥それから一年後、「ショウエンバーグ・ギターズ」を訪れた松浦氏は一本の素晴らしいギターを手にしていた。‥ええ話やー。 人生は、その人が関わる人たちによって決まっていくのだとつくづく感じる一冊だ。
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旅が素晴らしいのは置いといて、本書はいくつもの旅先話が小出しで構成されているが、話や時期や場所がコロコロ変わりすぎて、深みなく、私の心には刺さらなかった。もう少し全体で構成されるストーリーとか幹となるものが欲しかったかな。きっと最終章がそれかもしれないけど、うーん、です。
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松浦弥太郎さんの人生訓や生活の心得みたいな本を読んできたから、この本は大きく期待を裏切ってくれた。 若さに満ち溢れ、外国でも颯爽と生き抜く姿があった。彼女との出会い、別れ、憧れ、珍事件。羨望を感じるほどアクティブで勇猛果敢。 ヴィンテージジーンズを安く買い付ける話、古本屋仲間に助けられる話、彼女が車の中で音楽を聴かず、口笛でグレン・グールドのバッハを響かせる話。 ひとつひとつが面白い。 圧巻は山歩きに挑戦する話。 私も富士山で高山病になり動けなくなった。 山はまさに自分との闘い。気弱になったら終わり。楽しむすべを自分で見出すしかない。 風景と高山植物と仲間が癒してくれたけど。 無鉄砲時代の弥太郎さんも 魅力的!
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元々映画を先に見てエッセイも読んでみようと思いました。映画の雰囲気も大好きなので、おすすめです。 旅先のできごとは時に、小説よりもドラマチックなことが起きる。人と人との交流や物語はこんなに素敵な物語を生むのだなぁとわくわくしながら1話ずつ読みました。ずっとこれからも読み続けていた...
元々映画を先に見てエッセイも読んでみようと思いました。映画の雰囲気も大好きなので、おすすめです。 旅先のできごとは時に、小説よりもドラマチックなことが起きる。人と人との交流や物語はこんなに素敵な物語を生むのだなぁとわくわくしながら1話ずつ読みました。ずっとこれからも読み続けていたい話が多くて、旅のお供になる素敵な本に出会えました。
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村上春樹の主人公みがあってちょうどイラッとするけど(褒めても貶してもいない)、古本屋は賃貸でやるなという金言があるのですき
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旅先での邂逅や出来事についてのエッセイ。筆者が活動していたバークレーやサンフランシスコの話が多く、自分もベイエリアに住んでいたことがあったので懐かしく感じた。 特に印象に残ったエッセイは「母のこと」と「テキサスでの再開」。子の決断を尊重しても子のことが心配で気遣う母の姿、二十年越しの三角関係には心を打たれた。
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─旅することは友達を増やすこと。 私の心に響いたことば。 松浦さんが出会った人、自然、場所のあたたかさが繊細でな言葉で綴られていて、自分も同じ経験をしたような気持ちになった。
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海外に旅に行けない現在、いつでも旅に連れて行ってくれるような、刺激的でほろ苦さの混じった本でした。 「世界いち美しい道」で松浦さんが山で感じた感覚は凄く響くものがあった。他にも「フレッドさんの教え」での人との出会いとあたたかさなど、実際に行動して旅しなければ出会わなかった、変えよ...
海外に旅に行けない現在、いつでも旅に連れて行ってくれるような、刺激的でほろ苦さの混じった本でした。 「世界いち美しい道」で松浦さんが山で感じた感覚は凄く響くものがあった。他にも「フレッドさんの教え」での人との出会いとあたたかさなど、実際に行動して旅しなければ出会わなかった、変えようのない人生の宝物であろう。 一人海外の旅への渇望が促進される一冊!
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旅をさせてくれる大好きな本。 今回で5周目だが、何回読んでも新鮮に写る描写力たるや…。 いつか自分も最低で最高の旅をしてみたい。
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