グアテマラの弟 の商品レビュー
笑った。 またしても笑わせてもらった。 そして今回は、グアテマラへ一緒に行った気分にさせてもらった。 乾燥した空気と陽気な人たちのガヤガヤした喧騒を感じて、一気に心が和んだ。 相変わらず片桐さんは文章が巧い! 最後のオチに、そう来たか!と唸ることが何度もあった。 特にお気に入りは...
笑った。 またしても笑わせてもらった。 そして今回は、グアテマラへ一緒に行った気分にさせてもらった。 乾燥した空気と陽気な人たちのガヤガヤした喧騒を感じて、一気に心が和んだ。 相変わらず片桐さんは文章が巧い! 最後のオチに、そう来たか!と唸ることが何度もあった。 特にお気に入りは、トイレとロダン、落ちる男と転がる男、靴と愛人、ゼリーと辞書。 この姉にして、この弟ありで、弟さんのぶっきらぼうさが結構ツボだった。 あ〜兄弟っていいな!私も弟か姉が欲しかったな!
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「わたしのマトカ」が面白すぎたので購入。 この人の周りでは何故こんなにも奇想天外で突飛な出来事、設定が待ち受けているのでしょう。内容はグアテマラに移住した弟さんを尋ねた際の旅行記です。前作同様、片桐さん独特の文章感で一気に引き込まれます。改めてすごい才能をお持ちだなと思いました...
「わたしのマトカ」が面白すぎたので購入。 この人の周りでは何故こんなにも奇想天外で突飛な出来事、設定が待ち受けているのでしょう。内容はグアテマラに移住した弟さんを尋ねた際の旅行記です。前作同様、片桐さん独特の文章感で一気に引き込まれます。改めてすごい才能をお持ちだなと思いました。とても楽しく読めます。
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私のマトカと比べると、少し物足りなく感じてしまったけれど、片桐さんの家族愛や優しさが溢れている話だと思う。 女優さんなのにこんな恥ずかしい話書いていいのかと衝撃的な部分もある。全てをオープンにさらけ出す片桐さんは、やっぱり面白くて素敵な女性!
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「わたしのマトカ」ですっかり片桐さんのファンとなり、本作もかーなーりー楽しく読ませてもらいました。 装丁も引き続き素敵っ! な…中身も素敵…っ!! グアテマラで家庭をもつ弟さんの元を、遥々訪ねた際のお話。 片桐さんとは真逆にも思える、寡黙な弟さんのエピソードも楽しいですが...
「わたしのマトカ」ですっかり片桐さんのファンとなり、本作もかーなーりー楽しく読ませてもらいました。 装丁も引き続き素敵っ! な…中身も素敵…っ!! グアテマラで家庭をもつ弟さんの元を、遥々訪ねた際のお話。 片桐さんとは真逆にも思える、寡黙な弟さんのエピソードも楽しいですが この本の魅力は、南米はグアテマラの原色のイメージが飛び込んでくること。 黄色い日差し、真っ青な空。色とりどりの衣装をまとった人々。ころころと太って、衣装よろしく底抜けに明るい笑顔。 通勤の渋滞、仕事に追われ、休みが来れば明日の仕事を考え 自分含め、色を失った感のある現代日本。 ある方の言葉をかりれば「work to live」 一方グアテマラ、「live and fun」(生きてるし、なんか楽しいよね、あ、とりあえず食べとく〜?的なノリ) 隣の隣の、もっともっともーっと隣の芝生が相当青く見える。 一生訪れることはないかもしれない国の人々の笑顔に、この本で会えて気がします。
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片桐はいりさんの著作としては2作目の旅行エッセイ。グアテマラとだけあってラテンを意識した情熱の赤が目を引く素敵な装丁を書店で見かけたならば、思わず手に取らずにはいられないでしょう。さて、今回ははいりさんが実の弟を訪ねて、単身グアテマラへ。フィンランドの旅行記が主な内容だった1作目...
片桐はいりさんの著作としては2作目の旅行エッセイ。グアテマラとだけあってラテンを意識した情熱の赤が目を引く素敵な装丁を書店で見かけたならば、思わず手に取らずにはいられないでしょう。さて、今回ははいりさんが実の弟を訪ねて、単身グアテマラへ。フィンランドの旅行記が主な内容だった1作目の『わたしのマトカ』とは違い、今回は身内の方との交流が主題という感じで、グアテマラの文化と共にはいりさんの弟夫婦やその親戚との滞在中のやり取りがはいりさんの面白おかしく、しかし事細かに書かれています。前作と同じく、まるではいりさんが直接話されているかのような文体なのでとても読みやすくてあっという間に読めてしまいました。次作も期待しています。2014/10/28/Tue/conako.
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読みながら、あのエラのはった はいりさんの顔が、目をくるくるさせたはいりさんの表情が、チラチラ浮かんでくるのが愉快だった。(笑) もともと私が行きたいと思ってるNo.1の国がグアテマラ。 参考にと手に取ってみたのだが、なまじ出回ってるガイドブックよりもずっとグアテマラを、グアテ...
読みながら、あのエラのはった はいりさんの顔が、目をくるくるさせたはいりさんの表情が、チラチラ浮かんでくるのが愉快だった。(笑) もともと私が行きたいと思ってるNo.1の国がグアテマラ。 参考にと手に取ってみたのだが、なまじ出回ってるガイドブックよりもずっとグアテマラを、グアテマラ人とその古都であるアンティグアの町を知ることができる。 憧れの地・ティカルの場面では、すでに浮いている尻に何百個の風船を付けられるようだ。(笑) はいりさんの旅は、ただ「行って来ました!」じゃないのがいい。 それを はいりさん独特のユニークさで表現されていて楽しませてもらった。 本当なら、星を4つか5つつけたいところだが、 ただ一つ、間の取り方が私と少しずれていたので3つ星にしたわけ。
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片桐はいりさんの弟と彼の住むグアテマラを巡る話。 身近な家族が知らぬ間に自分とは全く違う世界に生きている、でもそれを当たり前のように受け入れる両親とはいりさん。 すごい家族だなあ。普通なのにすごいんだよな。 1人でひゅーっと知らぬ国へ行って順応してしまうはいりさんもすごい。 ...
片桐はいりさんの弟と彼の住むグアテマラを巡る話。 身近な家族が知らぬ間に自分とは全く違う世界に生きている、でもそれを当たり前のように受け入れる両親とはいりさん。 すごい家族だなあ。普通なのにすごいんだよな。 1人でひゅーっと知らぬ国へ行って順応してしまうはいりさんもすごい。 私も彼女のように常に全力で過ごしていきたいな。
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なんて知的でユーモアのある文章を書く方なんでしょう。 一気に好きになってしまいました。 読み終わるのがもったいなくて、時間をあけて読んだほど。 弟さんもお父さんも、独特で面白いです。
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他の方のレビューで、片桐はいりの隠れた才能。文章が読んでて面白いと絶賛だったので、読んでみることに。 確かに表現力豊かだし、構成も上手い。 実の弟に会いにグァテマラに行き、そこでの生活や人々の営みをエッセイの形でまとめている。 悪者が登場してもあまりそれを感じさせないのは、片...
他の方のレビューで、片桐はいりの隠れた才能。文章が読んでて面白いと絶賛だったので、読んでみることに。 確かに表現力豊かだし、構成も上手い。 実の弟に会いにグァテマラに行き、そこでの生活や人々の営みをエッセイの形でまとめている。 悪者が登場してもあまりそれを感じさせないのは、片桐はいりの人間性なんだろうなぁ。 だからなのか、さだまさしの作品を読むかのようなテーストを感じた。
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