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グアテマラの弟 の商品レビュー

4.2

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    64

  3. 3つ

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2013/10/10

「わたしのマトカ」で虜になり、片桐さんの本はこれで2作品目。 片桐さんもさることながら、弟さんも個性の塊のような方である。 決められたレールの上を歩んでいるような自分としては、 一見自由奔放に生きてらっしゃるようにみえる弟さんが羨ましく映る。 ペトラさんの手料理を、私も一度食...

「わたしのマトカ」で虜になり、片桐さんの本はこれで2作品目。 片桐さんもさることながら、弟さんも個性の塊のような方である。 決められたレールの上を歩んでいるような自分としては、 一見自由奔放に生きてらっしゃるようにみえる弟さんが羨ましく映る。 ペトラさんの手料理を、私も一度食べてみたいものである。

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2013/09/21

ラテンの国のいい加減さが、癒してくれます。 時間にルーズなのに慣れることができたら、住めるかもなぁ。

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2013/07/22

個性派女優の片桐はいりの第二作目。「わたしのマトカ」を読み終えてすぐにこちらを読んだ。 片桐はいりという人にますます好感を抱くことができた。 意外にもピンクが大好きな色で、入試試験の現国が食べ物を粗末にする内容だったため回答出来ずに不合格だったくらい食べ物へのこだわりや愛着が...

個性派女優の片桐はいりの第二作目。「わたしのマトカ」を読み終えてすぐにこちらを読んだ。 片桐はいりという人にますます好感を抱くことができた。 意外にもピンクが大好きな色で、入試試験の現国が食べ物を粗末にする内容だったため回答出来ずに不合格だったくらい食べ物へのこだわりや愛着が強く、一家揃って生粋の食道楽。 愛煙家であり、お酒好きであり、そのような席ではナンパをも目論む豪快さと人好きする性格と絶妙なバランスで繊細さが同居している。 早くひとりになりたい気持ちとずっとこの人達と過ごしていたい気持ちが同じくらいあって、結局メキシコでひとり観光をする予定がどんどん延びた。 帰りに飛行機では号泣もする。 フェルナンド君が階段から落ちた話は爆笑したし、所々クスクス笑ってしまった。お父上にそっくりな性格なようだ。 弟との関係性もとてもよくて、巻末の実弟氏による解説もとても良かった。 薄くお手本の書いていない自由に描ける人生を送るようになった。その為の不和と沈黙の時間。 片桐はいりは敢えて良いことを言おうとする文を書く人ではないから、この最後のうまくまとめた「良いこと言ってる」文章はとても沁みる。 片桐はいりの文書は日本語の使い方がうまい。クスっと笑える。基礎が良いのだろう。淡々としていて、どちらかというと説明がうまい感じの文章だけど、自分で広げた複数の事項についてきちんと落ちどころがある。関連していないようで関連させてきっちり落とすのだ。なんだか佐々木倫子の作品のようだ。

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2013/07/20

著者の片桐はいりさんから受ける印象にピッタリの正直でちょっぴり遠慮がちな読みやすいエッセイだと思います。

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2013/07/14

この人 才能あり! グアテマラに弟がいて そこに旅する話 なんだけど、 出会う人に恵まれるのって その人が魅力的だからなのかなー 旅行っていいな。 2013.7.14

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2018/05/20

ユーモアを交えた易しい文章で、コーヒーくらいしかピンとこなかったグアテマラがいっきに身近になったよう。 弟さん一家はもちろん、日本のはいりさんのご家族の様子もちらちら。 出てくる人々とのおだやかないい距離感にほっこり。 それにしてもペトラさん、高地から来たにもかかわらず日本の階...

ユーモアを交えた易しい文章で、コーヒーくらいしかピンとこなかったグアテマラがいっきに身近になったよう。 弟さん一家はもちろん、日本のはいりさんのご家族の様子もちらちら。 出てくる人々とのおだやかないい距離感にほっこり。 それにしてもペトラさん、高地から来たにもかかわらず日本の階段に辟易とは…。 思わず笑ってしまいました。

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2013/05/09

タイトル通り、片桐はいりさんが中米ガアテマラに移住してる弟に会いに行く話。 「わたしのマトカ」に続いて、はいりさんのエッセイは2冊目だけど、面白い!そしてなぜか最後には涙が。。。 最後の解説が弟さん本人ってのもいいな。 旅行で行ってそのままそこに住みついて、すっかりラテンの地に...

タイトル通り、片桐はいりさんが中米ガアテマラに移住してる弟に会いに行く話。 「わたしのマトカ」に続いて、はいりさんのエッセイは2冊目だけど、面白い!そしてなぜか最後には涙が。。。 最後の解説が弟さん本人ってのもいいな。 旅行で行ってそのままそこに住みついて、すっかりラテンの地になじみ、事業まで展開してしまってる弟さん、だけど無口でひょうひょうとした感じ、んーー会ってみたい!どんな人なんだろ? はいりさんもはいりさんで、旅行に行った先々で臆さずなんでも挑戦してしまう好奇心! ほんとステキな兄弟だ。 コーヒーの名前だと思ってた全然知らなかったアンティグアに、私も少し旅した気分にさせてくれるステキな旅行記だった。 あっそうか、読み終わった私の涙は私もアンティグア、そこで出会った人々とお別れするのが寂しかったんだな。

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2013/04/01

片桐さんの文章がとても好きだ。読みやすく、それでいて表現が豊かで余韻がある。読んでいるとすごくリラックスできる文章だ。 グアテマラに住む弟を訪ね、そこで出会ったもろもろを書きとめたこのエッセイは、読んでいるだけでグアテマラに行ったような気持ちになる。またフェルナンド(小)や年上...

片桐さんの文章がとても好きだ。読みやすく、それでいて表現が豊かで余韻がある。読んでいるとすごくリラックスできる文章だ。 グアテマラに住む弟を訪ね、そこで出会ったもろもろを書きとめたこのエッセイは、読んでいるだけでグアテマラに行ったような気持ちになる。またフェルナンド(小)や年上の義妹であるぺトラさんなどキュートな人々に会いたくなる。「ああ、旅行に行きたいなぁ」とつくづく思った。 また、弟さんと片桐さんのやり取りも、弟を持つ人にはとても共感が持てるのではないだろうか。私にも弟がいるが、「そうそう、姉弟の距離感ってこんな感じ」と思わず笑ってしまった。兄弟に会いたくなる本でもある。

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2013/04/18

平和な雰囲気漂うフィンランドが舞台だった『わたしのマトカ』に比べ、今回の舞台、南米のグアテマラでは放っていたって何か起こる。 片桐はいりのキャラ以上に、周囲の景色や人々が強烈なエッセイ。 マトカ同様。表現豊かで、南米の色彩鮮やかな情景が文字を通してあふれ出してくる文章。 このエ...

平和な雰囲気漂うフィンランドが舞台だった『わたしのマトカ』に比べ、今回の舞台、南米のグアテマラでは放っていたって何か起こる。 片桐はいりのキャラ以上に、周囲の景色や人々が強烈なエッセイ。 マトカ同様。表現豊かで、南米の色彩鮮やかな情景が文字を通してあふれ出してくる文章。 このエッセイでは、題名の通り、片桐はいりの弟など、これまた個性豊かな家族たちが登場してくる。 彼らを冷静に、かつ愛情深く眺めながら、ユーモアたっぷりに書く文章は、読んでいて笑えるし、心が温まる。 それにしてもグアテマラで何の気なしに暮らす片桐はいりの弟はすごい。 もしグアテマラに行く機会があれば、会わない手はない。 姉も姉で、短い滞在期間で、現地の暮らしと人々に、ものすごくなじんでいる。 特に好きなエピソードは、“歯ブラシとコンピューター”、“トイレとロダン”、“前世と宇宙戦争”、“物乞いとアミーゴ”、“たばこと神様”、“甘い水と苦い水”など、これまたほぼ全て。 前作同様、再読必至。 歯ブラシとかタバコなど、小道具を巧みに使った文章表現は、役者ならではだし、 独特の比喩表現やドラマかコントみたいなストーリー展開も見事。 食べ物に関する味覚的なボキャブラリーや、豆知識も豊かで勉強になり、もはや尊敬する。

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2013/03/21

半分くらい読んだのち、眠気により残りは断念。 弟さんと似てるのかな、顔。 例え日本人が他にいなくなっちゃったとしても、現地でタフに生きて行きそうな弟さん。はいりさんは彼を尊敬し?、驚きながら、自分もグアテマラの文化•習慣に触れたのですね。 私にも弟いるけど、がんばれよ、って感じで...

半分くらい読んだのち、眠気により残りは断念。 弟さんと似てるのかな、顔。 例え日本人が他にいなくなっちゃったとしても、現地でタフに生きて行きそうな弟さん。はいりさんは彼を尊敬し?、驚きながら、自分もグアテマラの文化•習慣に触れたのですね。 私にも弟いるけど、がんばれよ、って感じで離れて見守るのって少しさみしくて、でもずっと応援するよと思えて、なんかいいものですよね。 場面場面で、驚いたり泣いたりするはいりさんのあの顔が思い浮かんでほのぼの。マンガみたい。 お父さんの死に装束に、つまようじを大量に詰め込んだって話、クスっときてまた温かい気持ちに。私も食いしん坊ですから。万歳。

Posted byブクログ