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九つの、物語 の商品レビュー

4

217件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2011/09/03

はじめて、橋本紡さんの作品を読みました。 前々からこの作品が気になっていたので すごく、楽しみにしていました。 どんな話なんだろう、とページを捲ってみると そこからはもう本から目が離せなくて 第八話の最後では涙が流れちゃいましたね。 もうすっかり橋本紡さんのふぁんです 笑

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2011/09/02

なんやかんや仲のいい兄妹で微笑ましかった。とくにお兄ちゃんが妹思いで、こんな兄妹関係いいなぁと思った。お兄ちゃんのつくる料理がすごくおいしそうで食べてみたい。

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2011/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長く会っていなかった兄が、突如ゆきなの前に現れてーー っていう設定とあらすじに惹かれて買ってみた 兄、禎文の妹、ゆきなに対する想いがいいなって思った 仲のいい兄妹を中心とした物語なんだけど、彼らの日常や日常における出来事が各章に登場する文学作品と上手くリンクしてるというか、上手く繋がってて、それも面白かった 文学作品に対する捉え方が人それぞれで、価値観の違う人と話すことってやっぱり面白いなと思った 禎文も似たようなことを作中で言ってたっけ・・・ あと、禎文の人生に対する考え方は面白いなって思った ゆきなと香月君の二人は読んでて、ほんわかする感じで、香月君のことを思ってドキドキするゆきなが可愛いなって思った 紺野君のゆきなへの接し方、ゆきなと紺野君のスタンスは結構好きかな 恋をすること、読書をすること、そして料理をすること 違うようでこの三つは似通ってるらしい "絶対"なんてなくて、正しいかどうかといった捉え方は人それぞれなんだね ファンタジー要素は強かったけど、表現の仕方が結構よかったな 最後の展開にはちょっとビックリしつつ、ちょこっとだけ涙がぽろり・・・ 橋本紡さんの作品を読むのは初めてだったんだけど、他の作品はもちろん、この作中に出てきた文学作品も読んでみたいな あと、最後に載ってた禎文のトマトスパゲティも作ってみたいな (もう少し色んなレシピが載ってたら嬉しかったな)

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2011/08/25

文庫化したので、3、4年ぶりに読み返してみた。 事前に作中に登場する泉鏡花の『縷紅新草』と田山花袋の『蒲団』を読んでいたので、前とは違った視点で読めた部分もあって、少し新鮮に感じた。 橋本さんの書く文章の魅力は、日常の一枚を切り取って描くところ。たとえば、ゆきなと恋人の香月くんと...

文庫化したので、3、4年ぶりに読み返してみた。 事前に作中に登場する泉鏡花の『縷紅新草』と田山花袋の『蒲団』を読んでいたので、前とは違った視点で読めた部分もあって、少し新鮮に感じた。 橋本さんの書く文章の魅力は、日常の一枚を切り取って描くところ。たとえば、ゆきなと恋人の香月くんとのこんなシーン。  彼の手をしっかり摑む。そのとき、心の奥底がふんわりと温かくなった。誰かに手を取ってもらうのは、なぜこんなにも気持ちいいのだろう。 人によっては日常のありふれたことなんてつまらないかもしれないけれど、私達は日常の中に住んでいて、一番よく接している。 そんな日常の一部をすくいあげて表現することは、大切なことのように思う。

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2011/08/24

大学生のゆきなの前に、長く会っていなかった兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、奔放に振舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。いつまでもいつまでも幸せな日々が続いていくと思えたが――― 『流れ星が消えないうちに』が良かったので。橋本紡さんは読みやすい文章で...

大学生のゆきなの前に、長く会っていなかった兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、奔放に振舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。いつまでもいつまでも幸せな日々が続いていくと思えたが――― 『流れ星が消えないうちに』が良かったので。橋本紡さんは読みやすい文章でかつ、女の子の心理描写がすごく女の子〜って感じ。私は好き。 『九つの、物語』という題名から短編集かと思い込んでたけど違った(笑) 本好きなお兄ちゃんの本棚にある名作(井伏鱒二『山椒魚』等)を主人公のゆきなが読んでいく。作品のあらすじや抜粋もあったりで、名作案内の趣向もあり。 一般的に作品の中に出てくる名作って、読んでて当然だよねって感じにタイトルだけ出されたり、あっても短いあらすじが書かれてるくらい。だけど、主人公が名作を読んで感じたこともそれぞれの作品について書かれているのが新鮮。 私はミーハーな作品しか読まないので、名作と言われる作品も読んだ方がいいかな…って改めて思わされた。。。 ストーリーとしては、特に何があるというわけではないけれど、温かさを感じるお話。本の温もり、料理の温もり、兄妹の温もり… 本好きで料理上手でかっこいいお兄ちゃん、私も欲しいなぁ〜☆

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2011/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ナツイチ」にのっていて、ほんわか系の可愛らしい表紙だったので・・・思わず買って一揆読みしてしまいました。 思っていたより現実的?というか、恋愛が入っていて、そういう感じかぁと思うところもあったけれど、なかなか面白く楽しめました。 ただ、「全てが自分の作り出した妄想なのではないか?」と主人公が思うところではそういうオチなのか?!とハラリとしてしまいました(汗

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2013/04/15

もともと兄妹愛モノが好きでこれもあらすじでなんとなく買ってしまっただけだったけど、思ってたより、いや思ってた以上に大好きな作品になった。何回も読めそう

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2011/08/07

兄と妹が理想形に描かれすぎているのが少々気持ち悪い。 しかし、彼氏とケンカした理由が、飲み会だと聞かされていたのに合コンだったというところなど、現実味があっていい。 各章ごとにキーとなる文学作品がある、という構成も好き。 リアリティとファンタジーの融合が課題なんだろうな。

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2011/08/05

じんわりとするお話。 こんな恋をしたいと思った。 こんなお兄ちゃんがいたらいいなと思った。 切ないけれど、読み終わってあたたかいきもちになった。 また少し時間を空けて、読みたい。

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2011/07/24

主人公と主人公の彼氏との関係がすごく好きでした。 いいなぁ、って優しい気持ちになれる。 だから、途中で「この展開、もしかして…!」って気づいたら、続きを読むのを躊躇してしまいました。 初めて読んでいるつもりだったのに、後半から「あ、これ読んだことある!」って思い出しました...

主人公と主人公の彼氏との関係がすごく好きでした。 いいなぁ、って優しい気持ちになれる。 だから、途中で「この展開、もしかして…!」って気づいたら、続きを読むのを躊躇してしまいました。 初めて読んでいるつもりだったのに、後半から「あ、これ読んだことある!」って思い出しました。 前半は全然覚えてなかったのですが、前半のふんわりした感じが好きです。 前の時と感じ方が変わったのかな? 各章のタイトルになってる本も読んでみたいなぁ

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