盛岡さわや書店奮戦記(2) の商品レビュー
山下書店と、盛岡にあるさわや書店に「伊藤清彦あり」と言われた名物書店員、伊藤さんの書店員人生を振り返る本。 出版界の人間としては、読まんといかんかな、と思い購入。 うちの社長もさすがに知ってた。やはり有名人なんですな。 伊藤さんの話は「貸し本屋」から始まり、地方と都市部の本屋格...
山下書店と、盛岡にあるさわや書店に「伊藤清彦あり」と言われた名物書店員、伊藤さんの書店員人生を振り返る本。 出版界の人間としては、読まんといかんかな、と思い購入。 うちの社長もさすがに知ってた。やはり有名人なんですな。 伊藤さんの話は「貸し本屋」から始まり、地方と都市部の本屋格差などなど、おもしろく読みました。 山下書店時代の話あたりは、本屋さんという仕事の面白さ、「仕掛けて、売る」ことの面白さが伝わります。 坪数の小さい書店で、配本がないことでやりたいように棚が作れて面白かった、とか、その結果、単品では日本一売ったものが多数ある、とか、そしたら版元がたくさん店に来るようになった、とか・・・業界の仕組みについてもいろいろ考えてしまいました。 一方で、この業界には能動的に「売る」ことを全く意識しない人が多かったのかなー、とか、岩手に移った当初の嫌がらせやら、なんか古い感覚の人が多かったようで、この業界大丈夫か、という気持ちにも一瞬なりました。 今はどうなんでしょう。いろいろいるとは思うけど、ちょっと保守的な人、現状を変えようとしない人の方が多いかもしれない。 他の業界だって、古いとこは多かれ少なかれ、事なかれ主義・保守的なとこはあるとは思うけど。 まあ、これは余談でしたが。 何にせよ、伊藤さんが業界を引退したことは実に残念。 評価☆3だとなんかつまらなかったみたいだけど、おもしろかった。 まあしかし、業界外の人はさすがに読んでもいまいちわからんかな、という気はします。
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twitter上の書店員さんがとてもおすすめしていた本 大学生のとき、某大型書店でインターンをして 「書店で働くことは、想像していた働き方・お客さんとの 関わり方と違うかった。」と思い、書店員への道は選択肢から削除 でも、この本読んでみたら なんか違うかも。 感想とかちらちら見てたらワクワク感がむくむくと… だから、読んでみたいです。 今年で社会人も3年目、夏までに読もうかな。
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