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蜘蛛の糸 の商品レビュー

2.8

8件のお客様レビュー

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2023/04/16

作者、黒川博行氏にしては、珍しい短編集。 7話からなる。 ちょっと、お色気ありの下話なのだが、あくどっぽさが無くて、面白い。 女性の方が一枚上手の手練手管に、翻弄される主人公の遠野が、右往左往しながら、目的を達成したいが為に、お金と動力とで実行するのだが…… やはり、えいとこのボ...

作者、黒川博行氏にしては、珍しい短編集。 7話からなる。 ちょっと、お色気ありの下話なのだが、あくどっぽさが無くて、面白い。 女性の方が一枚上手の手練手管に、翻弄される主人公の遠野が、右往左往しながら、目的を達成したいが為に、お金と動力とで実行するのだが…… やはり、えいとこのボンボンで母親同様優雅極まる遊民人。 2話の主人公に佐々木にしても、大枚をはたきながらも、女性瑠美に手玉を取られている。 騙されつつも、帝国ホテルで、瑠美からの電話を、まだ待とうとする男も、ちょっとあきれるけど。 ユーザー車検の話話、よく調べているのか、警察官の話も和泉車検場の検査員と主人公のやりとりが面白い。 しかし、男の欲が、女性に騙されつつも、衰えない所が、滑稽であり、面白く思えた。 最後の話は、賭博の話。 先日、IR舞洲、出来る事になるらしい。 賭け事に、めり込まないで、この最後の結末のように、欲深くならないのが一番だと思いながら、本を閉じた。

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2020/12/07

2020.12.06.読了 黒川作品は基本的にハズレはない。 なるほどと思わせてくれたり、ついハハハッと笑ってしまったり。 でもこの短編集は、ちょっと中途半端感がある。 キレがないとでもいうか。 評価をみたら星2.7。 なるほど評価はバカにできない

Posted byブクログ

2020/08/26

7つの物語からなる短編集。どれも見事に滑稽な様が面白かった。関西弁がなおさらそれを引き立てている感じがした。いくつかの話では下心丸出しで、何とかしてものにしようとする男の姿がウケた。その中「尾けた女」では小説の編集の様が分かりやすくて面白かった。

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2020/04/23

軽妙な大阪弁を駆使して描かれる犯罪小説がメインの著者には珍しい短編集。 どの作品も男性が主人公。またほとんどの主人公も女性に弱い。下世話な言い方をすれば「すけべ」なおじさんたちである。 関西が舞台で会話も関西弁。まるで落語でも読んでいるように、会話を重ね、ストーリーが進んでいく。...

軽妙な大阪弁を駆使して描かれる犯罪小説がメインの著者には珍しい短編集。 どの作品も男性が主人公。またほとんどの主人公も女性に弱い。下世話な言い方をすれば「すけべ」なおじさんたちである。 関西が舞台で会話も関西弁。まるで落語でも読んでいるように、会話を重ね、ストーリーが進んでいく。思わず声を出して笑ってしまう場面もある。 ちょっとした息抜きに読むのに特に男性にはお勧め。

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2016/06/09

色欲に奔走・迷走し、あるいは周囲や女の暴走に巻き込まれ、とにかく酷い目に遭う中年男たちを、品も節操も遠慮も妥協も皆無で描いた作品集。 よくない意味で、とても大人向けのコメディだろう。情けない男ばかり出てくるが、気持ちが分からないでもないところが面白い。 そう考えると、若すぎる人や...

色欲に奔走・迷走し、あるいは周囲や女の暴走に巻き込まれ、とにかく酷い目に遭う中年男たちを、品も節操も遠慮も妥協も皆無で描いた作品集。 よくない意味で、とても大人向けのコメディだろう。情けない男ばかり出てくるが、気持ちが分からないでもないところが面白い。 そう考えると、若すぎる人や女の人には多分魅力が十分伝わらないのではないか。それはとても惜しいことだ。 「充血性海綿体」と「尾けた女」がたまらなかった。 3+

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2013/01/02

Amazonより 彫刻家・遠野公彦。独身、四十二歳。頭髪と体型に少々の難あれど、相続資産あり。そんな遠野に巡ってきた、千載一遇のモテモテチャンス。だが、ひょんなミスをしたことが運の尽き。艱難辛苦、抱腹絶倒、めくるめく夜の迷走劇がはじまった―(表題作「蜘蛛の糸」)。他、しょうもなさ...

Amazonより 彫刻家・遠野公彦。独身、四十二歳。頭髪と体型に少々の難あれど、相続資産あり。そんな遠野に巡ってきた、千載一遇のモテモテチャンス。だが、ひょんなミスをしたことが運の尽き。艱難辛苦、抱腹絶倒、めくるめく夜の迷走劇がはじまった―(表題作「蜘蛛の糸」)。他、しょうもなさ天井知らずの男たちを濃厚に描いた全七編。

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2012/09/24

ちょっとエッチで情けないおっさん達の、かなりクダラない感じの短編集(笑)。 ハードボイルドや警察小説でお気に入りの黒川博行さんの文庫本。内容を全然知らずに、ふと手に取って買ってみたら、うははははは、なんちゅーバカバカしい短編ぞろい。 ヌードモデルとエッチする事ばっかり考えてる...

ちょっとエッチで情けないおっさん達の、かなりクダラない感じの短編集(笑)。 ハードボイルドや警察小説でお気に入りの黒川博行さんの文庫本。内容を全然知らずに、ふと手に取って買ってみたら、うははははは、なんちゅーバカバカしい短編ぞろい。 ヌードモデルとエッチする事ばっかり考えてるしょーもない彫刻家や、ホステスとエッチしたいがために騙され続けるオッサンとか。そして、そのオッサン達が、全く懲りない。 いやはや、なんとも…(笑)

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2011/11/18

充血性海綿体 USJ探訪記 尾けた女 蜘蛛の糸 吸血鬼どらきゅら ユーザー車検の受け方教えます シネマ倶楽部

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