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たぶらかし の商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2011/12/03
  • ネタバレ

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主人公の女性のキャラクター(主に口調)が好きではなく、最初しばらくは読みづらかった。でも、そう思いつつも中盤以降は一気読みさせるだけの底力のある作品だった。

Posted byブクログ

2011/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 役者だったマキの仕事は、誰かの代役業。自分で自分の始末をつけることのできない人のために代役として人付き合いをしたり、死体になったりする。人付き合いがめんどくさい人が頼みたくなるような仕事です。マキ自身も谷が自分のなかに入ってくるのを嫌がる人だったけれど、かわっていく。  それにしても、もんぞうくんのように、女性作家のえがくいちずに女性を想い理解してくれる懐の深い男の子に惹かれるなあ。しかも少し変わった女性主人公に。現実にはめったにいないからなあ。  マキの奮闘ぶりも仕事を依頼する人たちもマキの恋愛も楽しい話です。

Posted byブクログ

2011/09/01

■装丁とかタイトルから怪しげな内容に思えるかも知れないけれど、もう文句なしに面白い。これぞエンターティエメント!って作品。登場人物のキャラクターもストーリ展開も何もかもにぐいぐいと引き付けられてしまう。 ■大笑いする場面だけじゃなくて、かなりグッとくるような切ない場面もあるのに...

■装丁とかタイトルから怪しげな内容に思えるかも知れないけれど、もう文句なしに面白い。これぞエンターティエメント!って作品。登場人物のキャラクターもストーリ展開も何もかもにぐいぐいと引き付けられてしまう。 ■大笑いする場面だけじゃなくて、かなりグッとくるような切ない場面もあるのに読後感がこんなにすっきりしてる。とにかく楽しい作品。

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2011/08/07
  • ネタバレ

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女優志望だった39歳の女性・マキは、ひょんなことから代役業を。初仕事の「死体」役から始まって、お受験ママ役、夫の親戚との付き合いをこなすための新妻役、など、次々にこなしていくのが面白い。(*^_^*) また、この代役業はちゃんとした会社組織になっていて、歩合制とはいえ、社員も多数、また、財界・闇の世界にも通じているらしい。 ただ、結婚式での友人役とか、葬式の参列者とか、実際に代役を務める仕事がある、ということは聞いたことがあったので、そんなに荒唐無稽とも思わずに読み進めることはできたのだけど、これはちょっと無理じゃないの??という設定には少々引くところも。 また、社内で“御前”と呼ばれる謎の老女・トメイさんの話はもっと膨らましてほしかったな。変幻自在に佇まいを変え、また、彼女の崇拝者が多数、というあたり、もっと突っ込めばいくらでも面白くなったと思うのに。 そして、『終身代役』という発想も同じように、もうちょい書き込んで欲しかったような。とても面白い設定だと思うし、そもそも、ホントの自分でなんだ???と、代役の自分と区別がつかなくなる・・なんてところまで来ると、黒澤映画「影武者」でのいつの間にか“自分”がなくなってしまう恐ろしさを感じる身代わり役の述懐などを思い出したりして。 これは、去年の小説すばる新人賞受賞作品、ということなので、今後に期待したい作家さんです。

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2011/08/06

面白かった。 ちょっと笑ってしまうような場面あり、ほろっとしてしまう場面ありで一気に読んでしまった。

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2011/10/09
  • ネタバレ

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誰かの身代わりを有料で引き受ける「代役屋」の女性の物語。 舞い込む依頼を次々とこなす39歳のマキ。 死体役、母親役、新妻役、、ほろ苦い笑いが込み上げてきます。 苦し紛れに代役をお願いする者は、安堵する何倍もの 人生の負を後になっておう事になるのだが 最初は気が付かないのです。 そのうち代役屋に頼まなくても済むようになる、、筈なのですが あららら、、、、、。

Posted byブクログ

2011/06/20

たまたま本屋で目について手にとった本。 帯に宮部みゆきさんの「ときどき読む手が止まるくらい笑っちゃいました!」というコメントが書かれていたので、どんな話なんだろうと興味をひかれたのです。 小説すばるの新人賞をとった作品のようですが、それについての予備知識はゼロ。 39歳のマキとい...

たまたま本屋で目について手にとった本。 帯に宮部みゆきさんの「ときどき読む手が止まるくらい笑っちゃいました!」というコメントが書かれていたので、どんな話なんだろうと興味をひかれたのです。 小説すばるの新人賞をとった作品のようですが、それについての予備知識はゼロ。 39歳のマキという女性が、市井の人々の中で誰かの「代役」を演ずるという設定にまず惹かれました。 読みだしてすぐに小説の世界にひっぱりこまれました。実に読みやすいし、展開も面白い。いったいどうなっていくんだろうという思いで最後まで突っ走ってしまいました。 読み終わったあとも何かしら心に残るものがあって、演じるってどういうことなんだろうなあとか、普段の生活でも似たようなことはやってるよなあとか、そんなことを考えてしまいました。 文体や使われている言葉、言い回しなども、ユーモアがあって、たしかに笑っちゃいましたね。ほんと、面白かったです。

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2011/06/19

完読ならず。 最近こういうことが多い…集中力が続かなくなってきたのか、単純に好みに合わない本を手にとってるだけか。

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2011/05/31

最近多くなった気がします。 年上女性がかなり年下の男性に好意を持たれてな話。 時代でしょうかね。 ★★☆ 星2.5って感じです。

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2011/05/05

才能のある役者マキが顧客の注文に応じて、死体から若妻まで演じ分ける。メンバーのなかの日頃は冴えないオヤジや年寄りが実は人気ある役者に崇められる大物だったり。 現実の人間関係でも多少の演技はつきものだが、こんなふうに生きるマキはどんなことを考えるのだろうか。付き人のモンゾウがいい味...

才能のある役者マキが顧客の注文に応じて、死体から若妻まで演じ分ける。メンバーのなかの日頃は冴えないオヤジや年寄りが実は人気ある役者に崇められる大物だったり。 現実の人間関係でも多少の演技はつきものだが、こんなふうに生きるマキはどんなことを考えるのだろうか。付き人のモンゾウがいい味を出している。 濃い作品。 おもしろかった。

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