日本経済の不都合な真実 の商品レビュー
今の日本経済について、いくつかの神話を切る。「日本政府は赤字だが日本国は黒字だから大丈夫」「政府紙幣を発行するば万事解決」「国債発行は子供や孫への負担の先送りではない」国債の問題を分かりやすく解説。そして、日本経済回復の処方箋も提示。でも、政治家には期待できない。国民はどうしたら...
今の日本経済について、いくつかの神話を切る。「日本政府は赤字だが日本国は黒字だから大丈夫」「政府紙幣を発行するば万事解決」「国債発行は子供や孫への負担の先送りではない」国債の問題を分かりやすく解説。そして、日本経済回復の処方箋も提示。でも、政治家には期待できない。国民はどうしたらいいのか?だれを選挙で選べばいいのか?
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ほんとねえ、購入して枕元に置いてても良いと思うんだけど、あいにく図書館で借りた本なで。 国債のところとか。逆の立場で違うこと言ってる人もいて、全部読み散らかしなので良く判らないが、比べてみんといかんのやろうな。 雇用調整の、非正規雇用のところはよく判った。 それだけでも収穫。
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2011年の日本の経済。わかりやすいデータで日本の今を説く。 経済、国家財政、公務員、雇用制度など様々な観点から日本の将来を論じる。わかりやすい解説。
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多分、易しい部類に入るんだろうけど、経済オンチにはこれでもいっぱいいっぱい。覚えたのは、日本の国家予算額くらい…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
国民の貯蓄によって支えられてきた日本の国債。今、家計の貯蓄率の低下に伴い国債消化に不安の嵐の兆しが見え始めている。脆弱な財政基盤、下げ余地のない政策金利、もはや政府は緊急事態には対処できなくなっている。団塊の世代が年金と貯蓄の取り崩しで生活をし始める2012年。危機は刻一刻と迫ってきている。そんな中、巷間囁かれているのが政府紙幣。しかし、国債の発行であれば、貸す国民の意思と借りる政府の意思との間で一定の歯止めが利くが、政府に紙幣の発行権が委ねられてしまった場合、西南戦争、太平洋戦争の時がそうであったように、歯止めは途端に効かなくなる。政府が勝手にお金を印刷することを法律で禁じているのは歴史の反省からであり、そもそも政府紙幣という発想自体、日本の政治と国民の劣化の象徴であることを自覚しなければならない。カンフル剤的な景気対策で無理やり作った需要は一巡すれば元の木阿弥であり、しかも使い続ければ次第に経済の基礎体力を弱め、後に残るのは政府の借金。おまけに福祉にかかる予算が年1兆円ペースで増えている。労働力人口が減少し現役世代が高齢者を支える社会の仕組みそのものが崩壊しつつあるのが日本の現状なのである。 他方、ウインドウズやアップルのパソコン、ヤフーやグーグルなど、今、快調にアメリカ経済を牽引しているのは米国の自動車や家電が国債競争力を失うのと入れ替わりに生まれ成長を遂げている。政府が取り組まなければならないのは競争力のない産業を保護と規制で守って企業内失業者を増やすのではなく無理なく成長産業に移れるようサポートすること。時代の変化に合わせた新陳代謝を促すことである。護送船団方式で経済を運営する時の強みであった規制は、既得権益と結びついて経済成長の手足を縛る障害に変質した。寧ろ保護や規制は成長力を失った産業や企業を温存し、非効率な政府や官僚機構の権限を肥大化させ、伸びようとする企業のイノベーション力を摘んで経済の新陳代謝を妨げる要因とさえなっている。政府が支出をすればするほど非効率な官の権限を増やしているのだ。いまこそ嵐に立ち向かう独立自尊の気概を国をあげて養うことが肝要。著者は、甘やかしの日本の現状を丁寧に語り問題の打開策を具体的に示している。論理の展開もスムーズで無理がない。非常にわかりやすかった。お勧めの一冊である。
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日本は国債の累積発行高が増え続けていて、いつか破たんする。 幾つかの反論への回答。 日本経済を成長させるには、需要サイドの刺激(公共事業)でなく、供給サイドの強化(企業の活性化)が必要。 そのために、法人税減税・FTA締結と自由貿易・規制緩和を進めましょう。 論点はシンプル...
日本は国債の累積発行高が増え続けていて、いつか破たんする。 幾つかの反論への回答。 日本経済を成長させるには、需要サイドの刺激(公共事業)でなく、供給サイドの強化(企業の活性化)が必要。 そのために、法人税減税・FTA締結と自由貿易・規制緩和を進めましょう。 論点はシンプル。 説明は分かりやすく噛み砕かれている。
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一般向けの日本経済の本。わかりやすい言葉で書かれている。でも、それゆえに何か見落としてしまっている点があるのではないか、とびくびくしてしまう。 例えば、FTAへの意見は産業界寄りで、農業界の懸念にはあまり触れられていないように思えた。 種々の問題には様々な見方がある。それをよく把...
一般向けの日本経済の本。わかりやすい言葉で書かれている。でも、それゆえに何か見落としてしまっている点があるのではないか、とびくびくしてしまう。 例えば、FTAへの意見は産業界寄りで、農業界の懸念にはあまり触れられていないように思えた。 種々の問題には様々な見方がある。それをよく把握していないうちは、「提言」と言われても追従する気になれない。 日本の金利の状態に関しては、考えたことがなかったので新鮮だった。 また、日本で実施されている制限についての話題も興味深かった。 「日本では性能の良いミシンを買うことはできない。一方海外では買うことができる」という状況を使った喩え話がわかりやすかった(うろ覚えなので読みなおす)。
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この本は分かりやすい!!まるで良く出来た教科書。この内容を何も見ないで他人に説明出来るくらいになりたい。それにしてもチョイチョイ出てくる例え話が分かりずらい。作者の拘りなんだろうけど、??と思う。もう一回読もうっと!!
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一冊目をさらに分かりやすく噛み砕いて補足もつけた2冊目、との事ですが、1冊目の方が分かりやすかったような…? とは言え、私が興味を持って読める経済の本を書いて下さるのは、辛坊さんと池上さんくらいのものです。 どちらも上から目線でないところがとてもよいのです。 11.01.20
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今の日本経済が抱える問題点はよく理解できた。解決法が正しいかどうかは別にして。わかりやすい本ではない
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