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「患者様」が医療を壊す の商品レビュー

3.8

24件のお客様レビュー

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2011/02/24

患者と医師が平等なんてありえない。 お医者さまは偉いんです。 この医者大丈夫かなぁ?なんて思っちゃいけないんです。 というファンタジーを共有すること。 それが患者のため、医者のためになる。 その理路については読んでのお楽しみ。 いつも通りの軽妙な文体で読ませてくれます。 後...

患者と医師が平等なんてありえない。 お医者さまは偉いんです。 この医者大丈夫かなぁ?なんて思っちゃいけないんです。 というファンタジーを共有すること。 それが患者のため、医者のためになる。 その理路については読んでのお楽しみ。 いつも通りの軽妙な文体で読ませてくれます。 後半は『基礎vs臨床』などいろいろな対立軸を通しての筆者の意見が語られる。 が、結局は物事は白か黒か、対立させてはいけないよ、というメッセージか。 内容とはあまり関係ないけど、 『この患者は自業自得』と考えず、そういう人こそ手厚くケアをしてあげたいものだ、という意見には気づかされるものがあった。 思ってるかもしれない、そんなこと。 反省。

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2011/02/09

何かを解決するときに「どちらが正しい」を問う二者択一ではなく、対立した概念それぞれの役割をよく捉えることが自然な在り方だ、ということを感じさせてくれる一冊でした。 たとえばタイトルの事例でいえば、患者と医者どちらが主体だとか優位だとかいうよりも、どちらにも立場や役割があり、それ...

何かを解決するときに「どちらが正しい」を問う二者択一ではなく、対立した概念それぞれの役割をよく捉えることが自然な在り方だ、ということを感じさせてくれる一冊でした。 たとえばタイトルの事例でいえば、患者と医者どちらが主体だとか優位だとかいうよりも、どちらにも立場や役割があり、それ以上のものはない、という理解が可能です。どちらもが、それぞれに相応しい在り方・ふるまい方を選ぶことで、気持ちよくお互いの目的を果たすことができます。 どちらか一方の権利だとか義務だとかをふるいかざして正しさを強調することは非生産的ですね。

Posted byブクログ

2011/02/06

医療者も患者も読むべし。医者も人間、という(極めて当たり前、しかしあまり認識されていない)考え方がベースにあるように感じた。

Posted byブクログ

2011/02/05

「患者中心の医療」はなぜ間違いなのか―?医者と患者は対等であるべきだ、というポリティカリー・コレクトな言説が、医者も患者も不幸にする。お医者さんはなぜ「偉い」のか?「賢い」患者はなぜ損をするのか?「全人的な医療」に隠された欺瞞とは?「薬害」は本当に存在するのか?意外な視点から、医...

「患者中心の医療」はなぜ間違いなのか―?医者と患者は対等であるべきだ、というポリティカリー・コレクトな言説が、医者も患者も不幸にする。お医者さんはなぜ「偉い」のか?「賢い」患者はなぜ損をするのか?「全人的な医療」に隠された欺瞞とは?「薬害」は本当に存在するのか?意外な視点から、医療現場の対立構造を解きほぐし、コミュニケーションのあり方を洞察する一冊。

Posted byブクログ