GOSICKs(Ⅲ) の商品レビュー
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【あらすじ】 闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい―静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆―直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。 【感想】
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一弥が、ヴィクトリカのために本を読んであげる。花が沢山出てくる。一弥とヴィクトリカは普通に仲良し。 アヴリルが会ったのは、コルデリアだよね、そうだよね。
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闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい―静...
闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい―静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆―直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。
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今回は体調を崩したヴィクトリカのために一弥が物語を読んであげるという番外編の短編集。ゴシックシリーズはヴィクトリカと一弥のやり取りも可愛いけど、ストーリーに登場する様々な可愛らしいものを読むって感覚も楽しくて好きだなぁと気づいた。
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最初の4話は、図書館で退屈な時を過ごすヴィクトリカのために、一弥が本を紹介し、ヴィクトリカがストーリーに秘められた謎を解き明かすという形の短編です。 第1話は、フランス革命で断頭台の露と消えた少女ビビアン・ド・ジェリコットとその叔父のアントワーヌ、そして屋敷で働いているロキシー...
最初の4話は、図書館で退屈な時を過ごすヴィクトリカのために、一弥が本を紹介し、ヴィクトリカがストーリーに秘められた謎を解き明かすという形の短編です。 第1話は、フランス革命で断頭台の露と消えた少女ビビアン・ド・ジェリコットとその叔父のアントワーヌ、そして屋敷で働いているロキシーというメイドの悲恋を読み解く話。第2話は、チューリップ貿易で繁栄するオランダを舞台にした、大掛かりな詐欺の手口を解き明かす話。第3話は、モンゴルの少女・灰連(バイレン)の数奇な運命と、伝説の植物マンドラゴラにまつわる物語。第4話は、口の利けない美少女ベアトリーチェと、彼女に想いを寄せる褐色肌の少年の恋の物語。 最後の第5話は、アブリルが、ロンドンにトンネルを開通させた伯父サー・ブラッドリー・ジュニアの物語を、ヴィクトリカに語って聞かせる話となっています。
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今巻は前巻・前々巻にベルゼブブ頭蓋、そしてマスカレード号での事件を経て聖マルグリッド学園へと帰ってきたヴィクトリカと一弥の秋の日の一幕。 ヴィクトリカは学園に帰って来てから数日後、風邪をひいてしまい、それを心配した一弥はヴィクトリカのためにお菓子、書物、そしてそれぞれの書物に関係した花をヴィクトリカの元に運ぶことになる。 一弥の持ってきた本にはそれぞれに謎が含まれていて…。 今巻は短編集のような内容であったが、どの話も中々面白かった。また最後の方にはあの人も出てきて、これから先を暗示していた。 徐々にちいさな灰色狼と東洋の少年の物語も終盤へと向かってきた。巻が進むごとに引き込まれてしまう。次巻も期待したいと思う。
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今回は、花にまつわる話の短編集。 前作同様、可愛らしい話がたくさん詰まった一冊だった。 先にGOSICKシリーズは読んでしまっていたから、最後のコルデリアとブライアンの意味深な会話を見て、あぁ、なるほどなって思った。 やっぱり、GOSICKsの方も混ぜながら読んだ方が良かった...
今回は、花にまつわる話の短編集。 前作同様、可愛らしい話がたくさん詰まった一冊だった。 先にGOSICKシリーズは読んでしまっていたから、最後のコルデリアとブライアンの意味深な会話を見て、あぁ、なるほどなって思った。 やっぱり、GOSICKsの方も混ぜながら読んだ方が良かったかな…? ともかく、今回もヴィクトリカと一弥のほっこりするシーンがたくさんあって満足な一冊だった。
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今回は本当に番外編。 お花とそれにまつわる世界のどこかの昔話、って感じ。内容は可もなく不可もなく。 本編とのつながりはないので読まなくてもよかったなぁ。
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書物の中の怪異譚に花をモチーフに書かれたお話。 久城くんは本当に優しい子ですよね。 体調を崩したヴィクトリカの世話を、憎まれ口をたたかれながらも毎回してるのですから。 あ、それは体調を崩してなくても同じか…。
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今回の短編集は、花にまつわるいくつかの歴史的な物語を取り扱ったミステリーである。 もっとこの路線で短編集を読みたかった。どれも良く出来た物語で(もしかすると史実かも知れない)、個人的には中国のお話なんて本当にありそうなものだと感じた。おそらく、自分には(不見識により)判断でき...
今回の短編集は、花にまつわるいくつかの歴史的な物語を取り扱ったミステリーである。 もっとこの路線で短編集を読みたかった。どれも良く出来た物語で(もしかすると史実かも知れない)、個人的には中国のお話なんて本当にありそうなものだと感じた。おそらく、自分には(不見識により)判断できないだけで、それぞれの国に伝わる物語に即した形式が採られているのだろう。 花言葉を主題に、物語の真相が整えられているのも非常に好ましい。もしかすると、Gosickのシリーズの中でもっとも楽しめたかもしれない、そんな一冊だった。文句なしの星五つである。
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