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せきれい荘のタマル の商品レビュー

3.5

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/07/15

ちょっと前大好きだった越谷オサム、今もその魅力は衰えていない。ドタバタな大学生活をきれいにまとめあげている。主人公の恋が報われない虚しさにため息をついてしまった。これから頑張れよ石黒くん。タマルめいてきた君ならできる。

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2021/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

越谷オサムらしいスピードとエナジーあふれる青春小説。 ちょっとイケてない男子たちが、あの頃特有の思いと悩みを抱えつつ、エネルギー持て余して動き回る…そんな話はこの作家が一番活きるフィールドやなぁと、つくづく思う。 主人公の隣に住むタマル先輩のおせっかい焼きっぷりと善意の押し付け空回り描写。彼の善意の源と、後半出てくる新興宗教の、他意があふれまくる偽善。「善行」に対するこの対比が面白い。タマルの善意は天然…かと思いきや、新興宗教との対立の中で明かされるその理由。 エエ人とはなんなのか?人生経験が浅いと…いや、それなりに経験踏んでも分からへんねんな。善意のベールに隠された悪意とか、一見冷たく見える優しさとか、計算なのか素なのかとか。 もっともメインテーマじゃなく、下宿暮らし大学生のドタバタ日常を、スピードに乗ってギュンギュン読む娯楽小説。「あぁ、懐かしい、あぁ、おもろかった」を満喫できる。 余談だが、小道具として有効に使われるAC/DCの「TNT」が個人的にはすごく良かった。越谷さんの音楽チョイスは俺の趣味にバッチりはまる

Posted byブクログ

2019/08/27

隣に住む豪快で超ウルトラお節介なタマル先輩との映画サークル大学生活。青春モノ。読みやすくて帰省中の電車の中で一気に読んでしまった。

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2019/07/18

いつもの越谷オサムさんでした。 バタバタ話は進み、所々でほんわかして、グッときて、最後に幸せな気分にしてくれる。 悪人のことはあまり書かず、良い人たちばかりが動き回る。

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2017/03/03

著者作品の中では全体的にキャラの印象が薄めな感じがしたこともあり★4つにしてしまいましたが。 傍からはバカって見えるくらいに正直で真っ直ぐってのは、憧れの生き方の1つなんだろうね。読んだことのあるそういうストーリーの幾つかが、読み進める中で頭に浮かんできました。 ビルドアップ...

著者作品の中では全体的にキャラの印象が薄めな感じがしたこともあり★4つにしてしまいましたが。 傍からはバカって見えるくらいに正直で真っ直ぐってのは、憧れの生き方の1つなんだろうね。読んだことのあるそういうストーリーの幾つかが、読み進める中で頭に浮かんできました。 ビルドアップ走のようなテンポアップに、今日はこのへんまでと決めていたのに思わず一気読みでした。

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2017/02/22

舞台は(都内ではあるが)郊外の私立大学。 いい奴だけど、どうもおせっかいが過ぎる男子大学生・タマルと、タマルに毎度振り回される後輩・寿史が繰り広げるなかなか熱くるしい、ドタバタ学園コメディー。

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2016/01/19

いらっとするけど憎めないのは きっとタマルがちょっとだけうらやましくて、 彼に近づきたいからだと思う。 なつかしい学生時代。

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2015/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タマルパワーに圧倒されまくり。 すごくよかった。 大学1年生の寿史は、 ボロアパート「せきれい荘」に住んでいる。 隣人はあの田丸大介だ。  社交辞令が通用せず、  場の空気も読まず  やたらおせっかい。 サークルの先輩でもあるタマルに、寿史は引っ掻き回されっぱなし。 さらに寿史の思い人にタマルが恋してしまい… 寿史のキャンパスライフはどうなってしまうのか?? 自分は空気ばかり読んでしまうので お節介な行動はできないタイプ。 だからタマルは完全に理解の範疇外なのですが 読み進めていくと、なぜタマルがここまで異常にお節介なのかが明かされていきます。 非常にポリシーがわかりやすく、納得。 横道世之介は100人に5人くらいほしい。 タマルは100人1人くらいでいいや。 でもそうすれば、絶対世界は平和になる。笑 のりたまの最後の告白には、「え゛っ」って声が出てしまった。 身近な人に、この本読ませて、 「タマルめいてきたね」って言いたい。笑 展開が早いわ、タマルが強烈だわ、 あっという間に読み終わってしまった。 他の越谷作品も読みたい!!

Posted byブクログ

2015/08/25

途中まで、あまりにもお節介が過ぎるタマル先輩に主人公と一緒にイライラしていたけれど、読み進めていくうちに彼の何事にも後悔したくないという切実な思いを知って、胸を打たれた。 あの時ああすればよかった…こうしておけばよかった、と取り返しのつかないことになる前に行動することは大事だけれ...

途中まで、あまりにもお節介が過ぎるタマル先輩に主人公と一緒にイライラしていたけれど、読み進めていくうちに彼の何事にも後悔したくないという切実な思いを知って、胸を打たれた。 あの時ああすればよかった…こうしておけばよかった、と取り返しのつかないことになる前に行動することは大事だけれど、自分や誰かが道を間違えてからでも、まだ手が届けば取り返すことはいくらでもできると、タマル先輩のその真摯な姿をみて教わった気がする。 そして、完全に脇役だと思っていた鈴木先輩がとても格好良くてたいへん意表をつかれました…!

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2015/02/23

間違っていないのにね~~ なぜか正直であることで敬遠されちゃうことってある。 空気が読めないって? いやいや、私はタマルが嫌いじゃない。 というか、かなり好きかも。 よくあるかもしれないけど 根本的にどうしようもない人間はいる。 騙されるほうが悪いなんてない。 悪いやつは悪いし...

間違っていないのにね~~ なぜか正直であることで敬遠されちゃうことってある。 空気が読めないって? いやいや、私はタマルが嫌いじゃない。 というか、かなり好きかも。 よくあるかもしれないけど 根本的にどうしようもない人間はいる。 騙されるほうが悪いなんてない。 悪いやつは悪いし、悪いことは悪い。 そこを徹底的に叩くんじゃなくて タマル流にザクッと斬りこむのはよかった。

Posted byブクログ