せきれい荘のタマル の商品レビュー

越谷オサム【著】

2011/07/02

一浪して大学に入学した石黒寿史は、予備校時代のクラスメイトで憧れていた法村珠美と同じ大学と同じ大学に入学することができたため、同じ映画研究部に所属することに。撮影班である珠美とは別の観賞班を選んでしまい落ち込む寿史であったが、その落ち込みを吹き飛ばすくらい強力な存在である、1年上のタマル先輩がアパートの隣に住んでおり、彼が巻き起こす騒動に巻き込まれていき・・・笑いあり、涙あり、大学のサークルを舞台にした青春小説。(2011.3.15)

2011/06/30

人の迷惑顧みず、お節介なまでにとことん他人に親切で、子供の様に純粋で真っ直ぐなタマル先輩。新入生の石黒は、隣に引っ越して来たばっかりに、タマルのハチャメチャなお節介に振り回されることに…。

面白いお話であったけれど、
序盤のタマル先輩のハチャメチャぶりは、もっと強烈な物にして欲しかった。やや弱い感じがする。
後半がとても良かっただけに惜しい。

2011/08/01

相変わらず越谷さんの書く「ちょっとイケてないカッコイイオトコの子」を書かせると天下一品だなー。全く無意識に周りをかき回す天然迷惑オトコだけど、ここまでまっすぐだといっそ清々しい。学生時代が懐かしい。タマルと一緒にわいわいやりたいなー。

2011/05/26

せきれい荘の隣に住むタマル先輩と、彼に振り回される寿史が贈るスラップスティック青春コメディ。今までの作品に比べると、いささか青臭さが足りない感じ。

2011/05/26

破天荒な行動で、一緒にいると迷惑もたくさんかけられるんだけどなぜか憎めないタマル君。全国からタマル君に向けられたメッセージはこちらから。http://sgk.me/eRtODm

2011/05/05

大学の映研サークルの先輩で、
同じ共同住宅の住人である「タマル」こと田丸大介。
真っ直ぐで、一生懸命で、単純で、純粋で、KYで・・・
その破壊力は凄まじい。
でも、憎めない。タマルがそばにいれば、色々な事に巻き込まれる。
しかし、全てが「終わりよければ１すべてよし」的に、おさまる気がする。
きっと、タマル先輩と関わった全ての人は、何かを得ることだろう。
そして、彼を決して忘れることはないだろう。
男として、人として、ジクがブレてないタマルは、とても魅力的。
興奮したり、酔っぱらった時に出るタマル先輩の方言が、ちょっと可愛かった。

2011/05/01

　新興宗教に勧誘されたり、勧誘された先輩にさそわれるところなんか「そんなようなことがあった」いたいなあと思った。タマル君みたいなのは、いないけど、わかってくれるのりたまと北さんがいい。

2011/04/22

静岡から東京の大学に進学した石黒寿史は、同郷である法村珠美(のりたま)への恋心から、同じ映画研究部に入部する。しかし寿史は、やたら面倒見のいい、同サークルの先輩・田丸大介(タマル)につきまとわれ、早朝マラソンに付き合わされそうになったり、あきらかに怪しいサークルのBBQに参加させられたりと、振り回されっぱなしの日々。あげく、タマルまでがのりたまに恋心を抱き、猛攻撃を始めて―（「ＢＯＯＫ」データベースより）

うーん、ぼろっちい古いアパートの隣人が、変わった性格のヤツだったってシチュエーションは、かーなーり使いまわされている気が・・・。
これくらいのウザさの人って、割と実在してるし（え？してないかしら？？私の周囲にはいました、普通に）。
どうにもこのタマル先輩のうざったい好意が良いものとしてとらえられなくて、私は今回の話はちょっと受け付けられませんでした。
始めに期待しすぎちゃったんだなー、きっと。

2011/04/09

大学入学のために静岡から上京した主人公が隣に住むおせっかいな先輩タマルに振り回されながら大学生活を送る。
越谷さんらしく読みやすくてライトな青春小説。
いろんな事件も起こるけど読後感は爽やかです。ちょっとは空気読めよ！って言いたくなるようなあまりのウルトラおせっかいでテンション高いタマルなんですが疑うことを知らぬ純粋な心にしだいに回りもタマルめいていくのが面白かった。
メカ好きの彼女のキャラも越谷さんっぽくてよかったです。

2011/04/11

〈内容〉静岡から東京の大学に進学した石黒寿史は、同郷である法村珠美(のりたま)への恋心から、同じ映画研究部に入部する。しかし寿史は、やたら面倒見のいい、同サークルの先輩・田丸大介(タマル)につきまとわれ、早朝マラソンに付き合わされそうになったり、あきらかに怪しいサークルのBBQに参加させられたりと、振り回されっぱなしの日々。あげく、タマルまでがのりたまに恋心を抱き、猛攻撃を始めて―。