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「がまん」するから老化する の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2020/05/10

人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。つまり「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである...

人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう。つまり「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。最新の老年精神医学の知見をもとに「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「もっと肉を食べてもいい」など、アンチエイジングの“新常識”を解説。いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?―。

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2018/11/17

和田秀樹氏といえば、受験ノウハウ本で有名だが、本業は老年医学ということで、こちらの方面でも著作があるとは知らなかった。 われわれが健康づくりに取り組む際、ストイックになりがちだが、それが逆に体や心に危険をもたらしていることをわかりやすく説いている。

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2017/08/08

たとえ部分的には体に良くても、我慢を伴う行為は楽しくない、楽しくなければ嫌になって、脳(前頭葉)が死に、感情から老化が始まる、と言うようなことが書いてあった。

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2018/10/31

老化のメカニズムはまだ明らかにされていないが、支持を集めている説には、細胞が酷使によって損傷するとする消耗説、ホルモンの分泌が加齢とともに減るとする内分泌説、DNAによってプログラミングされているとする遺伝子支配説、電子を失って反応しやすくなった活性酸素などによるフリーラジカル説...

老化のメカニズムはまだ明らかにされていないが、支持を集めている説には、細胞が酷使によって損傷するとする消耗説、ホルモンの分泌が加齢とともに減るとする内分泌説、DNAによってプログラミングされているとする遺伝子支配説、電子を失って反応しやすくなった活性酸素などによるフリーラジカル説、細胞分裂の度にDNAの末端が短くなって分裂できなくなるテロメラーゼ説などがある。 BMIは25を少し超えたあたりが最も長生きする。BMIが18.5未満は25〜30未満と比べて、アメリカ人の死亡率が2.5倍高く、日本人の40歳時点の平均寿命が7年ほど短い。 コレステロール値が高いと心筋梗塞などの心疾患は多くなるが、死亡率はやや高めのグループが最も低い。欧米では虚血性心疾患の死亡率が高いが、日本人はがんの死亡率の半分以下で、肉の摂取量も少ない。コレステロールの善玉・悪玉論は、動脈硬化や虚血性心疾患の観点であり、悪玉とされるLDLはがんやうつの防止の役割がある。英米と同じくらい肉を食べているフランスやイタリアは、心筋梗塞による死亡が少ない(フレンチ・パラドックス)。魚介類に含まれるコレステロールは体にいいことが定説になっている。オメガ3は脂肪の燃焼効果があり、イワシ、サンマ、マグロのトロ、キャノーラ油などに多く含まれる。オメガ6は細胞の炎症作用に関係しており、コーン油、大豆油などに多く含まれる。オメガ6とオメガ3の割合が4対1を超えないようにするのが理想。オメガ9を含むオリーブオイルにも脂肪を燃やす効果がある。 食べ始めに炭水化物を摂ると、インスリンが大量に分泌されて血糖値を下げるため、余計なカロリーを摂ることになり、血糖値が激しく変動して細胞の炎症を引き起こす。食事はタンパク質から摂るのがよい。

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2016/02/29

健康を目指すために、血圧や血糖値、体重などの管理を徹底的にしたり、10代でのダイエットなどをし過ぎることが、返って逆効果になると著者は言いきっています。 肉や魚、脂質もよほどたくさん摂り過ぎていない限りは、適量を摂ることが、若さの秘訣になると。 セロトニンは、気持ちの穏やかさ...

健康を目指すために、血圧や血糖値、体重などの管理を徹底的にしたり、10代でのダイエットなどをし過ぎることが、返って逆効果になると著者は言いきっています。 肉や魚、脂質もよほどたくさん摂り過ぎていない限りは、適量を摂ることが、若さの秘訣になると。 セロトニンは、気持ちの穏やかさを、 ドーパミンは、想像力ややる気を、 それらを摂りいれられる暮らしの維持が大切だと書かれています。 改めて、食べることは生きることって感じます。 そして、前頭葉の劣化を起こさないためには、普段と同じ繰り返しの日常から出来るだけ色々なことにチャレンジしてみることを勧めています。 感情が老いることから、老いが始まるのですね。 ときめく恋愛、憧れも感情にはプラスだそうです。 美味しい物を食べることは、手っ取り早く感じられる便利な方法だと。 テレビからの情報を鵜呑みにしないで、インターネットで自分からアウトプットさせられる時代だからこそ、活用しない手はない。 そして、周りにいる老化を感じさせない人の行動や思考を良くチェックしてみることも大切! より積極的な毎日を送るために、アンテナの方向を変えて見たり、生きるために大切な食をもっと工夫したり、身近なところで、普段と違う暮らしを実現できるんじゃないかって思いました。 和田先生の著書、もっと読みたい!!

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2014/07/22

参考になった。 BMI25程度が一番長生きと嬉しい情報。 食事を摂る。特にタンパク質。 前頭葉の刺激が大事。株投資、恋愛(浮気じゃない)、旅行、芸術鑑賞。 おしゃれをする。外観を気にする。 自分の身じかで長生きしている人の生活、生き方を参考にする。

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2013/12/31

スポーツの危険性やメタボのメリット、食の欧米化が戦後の長寿に寄与したと考えられる点、知識や反復重視の教育の利点など、通常の価値観とは逆の事が多く書かれていました。

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2016/05/01

 著者は、これまで「体にいい」と思われてきた健康に対する常識が、逆に老化を促進したり、健康を損ねる原因にもなりかねないと警鐘を鳴らしています。  本当の意味でのアンチエイジング(抗加齢)を考えるのならば、ある特定の病気の予防や臓器の健康だけに焦点を合わせるのではなく、人間全体とし...

 著者は、これまで「体にいい」と思われてきた健康に対する常識が、逆に老化を促進したり、健康を損ねる原因にもなりかねないと警鐘を鳴らしています。  本当の意味でのアンチエイジング(抗加齢)を考えるのならば、ある特定の病気の予防や臓器の健康だけに焦点を合わせるのではなく、人間全体としての老化予防や健康法をトータルで考えなくてはならないということ。  詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=1107

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2012/10/09

 この手の本、ほとんど読まないが、養老孟司さんが推薦していたので、手にとってみた。  なんだから、いろいろなことが書いてあって、要は無理なダイエットとかいけないという話。  ダイエットなどしていないので、関係ないが、妙に印象に残った話。 (1)50前後のおばさんが、郷ひろみ...

 この手の本、ほとんど読まないが、養老孟司さんが推薦していたので、手にとってみた。  なんだから、いろいろなことが書いてあって、要は無理なダイエットとかいけないという話。  ダイエットなどしていないので、関係ないが、妙に印象に残った話。 (1)50前後のおばさんが、郷ひろみのコンサートにいって興奮して帰ったら、生理が戻ったという話。(p212) (2)がん細胞を食うnk細胞の活性化は、漫才をみて笑った後には活性化する。(p197)  まあ、笑う門には福来たるですかな。 (3)ブログやツイッターで、アウトプットすることが、老化防止にいい。(p172)  みんなそうかなと思うが、当たり前すぎて、なんか物足りない。医者なら、もっと緻密に議論するか、常識をひっくり返してほしい。

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2012/09/18

アンチエイジングの秘訣をわかりやすく書いたもの。若いうちから始めることが大事らしい。常識と思われている事柄もひとつひとつ吟味している点が本書の良いところだ。

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