まっくらな中での対話 の商品レビュー
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』という視覚を遮断した中で動き回るソーシャル・エンターテイメントについて綴った一冊。 視覚障碍者が、視覚がない故に逆に他の感覚を研ぎ澄ませて日常生活を過ごしていることがよくわかった。
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ドイツ発のソーシャル・エンターテイメント、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。お恥ずかしながら、この本を読むまでは全く知りませんでした。 「暗闇での対話」と名付けられたこの催しでは、参加者は暗闇の中に入ることで、ふだん知ることのない視覚情報が完全に遮断された世界を体験することが出来...
ドイツ発のソーシャル・エンターテイメント、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。お恥ずかしながら、この本を読むまでは全く知りませんでした。 「暗闇での対話」と名付けられたこの催しでは、参加者は暗闇の中に入ることで、ふだん知ることのない視覚情報が完全に遮断された世界を体験することが出来るらしいです。そこでは肩書きや外見などの「見た目中心の価値観」は意味がなくなり、五感を研ぎ澄まさざるを得ず、自分の本質や素の自分と対話し、そして開放され癒される。確かに私達は知らず知らずの内に、視覚からの情報に頼り過ぎて決め付けているのかな。外苑前に施設があるので、いつか参加してみたいです。
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ダイアログインザダークの運営に携わる人たちのインタビュー。仕事の関係でプログラムを体験したことがあるが、本当に今までの価値観を揺さぶられるような体験だ。これは言葉でどんなに言っても表しきれないので自分でやって見てもらうしかない。 そんな中、アテンドの人たちが持つ考え方や世界観が...
ダイアログインザダークの運営に携わる人たちのインタビュー。仕事の関係でプログラムを体験したことがあるが、本当に今までの価値観を揺さぶられるような体験だ。これは言葉でどんなに言っても表しきれないので自分でやって見てもらうしかない。 そんな中、アテンドの人たちが持つ考え方や世界観が新鮮で面白い。物事の本質とは何か、問い直さざるを得ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
体感型施設ダイアローグインザダークについて茂木さんが対話を通じて描いた本。 この施設は本当に興味深く、視覚がないことによる他の五感の洗練、研ぎ澄まされた感覚を体感させてくれると共に、また一つの同じ世界でありながら違う世界。暗闇だけど明るい世界を感じさせてくれる。我々は普段あまりにも視覚に偏り過ぎている。 ぜひ一度いってみてほしい。 ・癒やしとは、「偏っている脳の全体性を回復すること」。つまり、自分の脳がふだん接していないものに接して、脳の偏りをなくすこと ・昔は夜は暗いものであり、闇があった。そこで現実の暗闇とも人の心にある暗闇とも向き合っていたはず。その時代にはきっと人間同士の心のふれあいももっと大きかったはず。現代は電気があるがゆえ闇に耐えることなく明るくする。 ・
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読み終えて、視聴覚障害者に対する自分自身の見方がひっくり返った。 我々は、視覚からの情報が多すぎて本質を見過ごしていること、本質でないものに捕らわれていることに気付かされた。 また、自分自身の、視聴覚障害者に対する"上から目線"の同情心に気付き、誤った認...
読み終えて、視聴覚障害者に対する自分自身の見方がひっくり返った。 我々は、視覚からの情報が多すぎて本質を見過ごしていること、本質でないものに捕らわれていることに気付かされた。 また、自分自身の、視聴覚障害者に対する"上から目線"の同情心に気付き、誤った認識を反省する。 この本が特に凄いのは、過去の反省を促すのではなく、未来への指針を提示し前向きに考えさせえる内容だということである。
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「視覚障害」というものに対する考え方がこの一冊で完全にひっくり返る。それぐらい、すごい本。 アカデミックに「障害は障害ではなく個性だ」だの何だの言うよりも、まずはこの一冊を! できれば、実際にダイアローグ・イン・ザ・ダークに参加してみることをお勧めします。体験前に読むのと体験後...
「視覚障害」というものに対する考え方がこの一冊で完全にひっくり返る。それぐらい、すごい本。 アカデミックに「障害は障害ではなく個性だ」だの何だの言うよりも、まずはこの一冊を! できれば、実際にダイアローグ・イン・ザ・ダークに参加してみることをお勧めします。体験前に読むのと体験後に読むのとでは、読後感が全く違いますよ。
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9月11日11時 ダイアログ・イン・ザ・ダークへ。 暗闇の冒険を終えた後、 なんとも言えない気持ちになり、涙があふれてきました。 なぜ、涙があふれるのかわからなかった。 目が見える、目が見えないは、関係がない。 「目が見えない」ことは個性。 ダイアログ・イン・ザ・ダークはエ...
9月11日11時 ダイアログ・イン・ザ・ダークへ。 暗闇の冒険を終えた後、 なんとも言えない気持ちになり、涙があふれてきました。 なぜ、涙があふれるのかわからなかった。 目が見える、目が見えないは、関係がない。 「目が見えない」ことは個性。 ダイアログ・イン・ザ・ダークはエンターテイメント。 目が見えない人達は大変だから、気遣いましょうね。 というのは、違う。 人間とはどういうものか、人生とは何なのか。 暗闇に入ることで、本質が見えてくる。 いかに自分が視覚ばかりに頼っているか。 目が見えなくても、見えるものはたくさんある。 目が見えていても、見えないものはたくさんある。 人間とは何かを「感覚」で教えてくれる一冊。 ぜひ現代の日本人全員に読んで欲しいです。
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茂木健一郎さんと、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」スタッフによる対談。 まったくの暗闇の中で冒険する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、茂木さんによると、「見る」ことから解放され、ほかの感覚が研ぎ澄まされることで、脳の全体性が回復し、癒しにつながるんだそうです。 後半は、アテ...
茂木健一郎さんと、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」スタッフによる対談。 まったくの暗闇の中で冒険する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、茂木さんによると、「見る」ことから解放され、ほかの感覚が研ぎ澄まされることで、脳の全体性が回復し、癒しにつながるんだそうです。 後半は、アテンドスタッフの3人も登場。 視覚に障害がある、というのはどんな感じなのか、背伸びも同情もない、素のやり取りがいい感じです。
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暑い夏の日々ですが、ゆっくり時間をとって掘り下げてみたいなぁと思う色んな本のご紹介を受けて楽しかったです。 大盛況でした!
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視力がないことは決してハンデとかではなくて、危険なことは確かに多いかもしれないけど、それは決してマイナスではなくて。 視力がないからできること、研ぎ澄まされてる部分、そのすごさに驚かされ続けた。
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