脱出山脈 の商品レビュー
過酷な寒冷地で、相手を追っていくという地味ーーな戦争小説。 読み物としては、ハラハラ・ドキドキ感が満載で面白い。 描写が細かく、本物っぽくて実際にあった話?と思ってしまった。 映画化すれば面白いかも知れないが、地味だから映画にはならんか。
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山を舞台にして、自然の脅威にさらされ、敵と味方が共にしのぎを削り、プロ対プロの戦いが息もつかせぬ迫力で怒涛の勢いで物語が展開し、読む者を圧倒するのが、面白い冒険小説なんだけどね。 舞台設定は良いけど、主人公一人の独白が、面白みに欠けるんだよね。 山を舞台にした冒険小説と潜水艦を舞...
山を舞台にして、自然の脅威にさらされ、敵と味方が共にしのぎを削り、プロ対プロの戦いが息もつかせぬ迫力で怒涛の勢いで物語が展開し、読む者を圧倒するのが、面白い冒険小説なんだけどね。 舞台設定は良いけど、主人公一人の独白が、面白みに欠けるんだよね。 山を舞台にした冒険小説と潜水艦を舞台にした海洋冒険小説は、傑作・名作が目白押しだけど、この作品は駄目だ。
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山岳小説的なタイトルだけれど、断崖絶壁をどうするかとかいう要素はほとんどなく、全編にわたって高山地帯の寒さが印象的。 戦闘要素とサバイバル要素のバランスが良いし、そもそも物語の開始早々からサバイバルモードに入るテンポ感がすばらしいですね。 ランボーとか好きな人に特にお勧め。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
極寒のアフガン山岳地帯で繰り広げられるサバイバルアクション。 アフガンやイラクで大型輸送機の機関士をしていたトマス・W・ヤングが書いたサバイバル冒険小説。 普通に面白い冒険小説だと思うが、傑作小説とは呼べないレベルだと感じた。 タリバンの高位聖職者を輸送中のC-130ハーキュリーズが極寒のアフガニスタン山岳地帯上空で攻撃を受け不時着してしまう。 十院の多くが死亡したり重傷を負う中、米空軍航空士のパーソンと通訳の米陸軍女性兵士ゴールドは、捕虜であるタリバン高位聖職者の移送を命じられる。 多くの敵と過酷な自然環境の中、彼らは決死の任務に挑む。 米軍の装備品の描写や、サバイバルに関する考え方、戦術などが作中に多く、正直なところ米軍のサバイバルマニュアルの小説版というような印象を持った。 主人公の相棒となる通訳の女性兵士は結構人物造形が面白いのでもう少し彼女の設定が物語に出てくればよかった気がする。 せっかくの良いキャラクターを生かし切れていない様な気がする。 アフガニスタンの山岳地帯の過酷な自然環境の表現は良かった。 しかし、サバイバル冒険小説の傑作と呼ばれる作品は、極限の自然環境にしか存在しえない詩的なまでの美しさを卓越した筆致で読者に教えてくれる。 この作者も多少そういった事をしようとしている様だが、翻訳が良くないのか全く心に響いてこない。 あと、物語が戦闘の最中で終わってしまうというのは、人によっては想像力を刺激されていいのかもしれないが、私はちょっとしっくりこなかった。 善玉悪玉がハッキリしていて、戦闘シーンも多いが主人公と相棒のロマンスは無いのでそちらを求める方はあしからず。
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以前読んだことがあるような気もするんですが、このサイトでのログがないんですよねぇ。 空軍の航法士なのに狙撃が上手いとか、ちょっと都合が良すぎるような気もしますが、それをいっちゃぁお終いですね(笑) わずか数日の出来事のはずなのですが、ものすごく長い出来事の話のような気がします。
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書店のハヤカワ文庫コーナーに興味深いPOPを発見した、「月村了衛」セレクト冒険小説の帯。その中で未読のものを選んで読了。ちなみに既読のものは「鷲は舞い降りた」「ナヴァロンの要塞」「シブミ」などなど、総勢10冊ほどあった。 まぁ既読のものと同じテイストであるなら自分の好みであるの...
書店のハヤカワ文庫コーナーに興味深いPOPを発見した、「月村了衛」セレクト冒険小説の帯。その中で未読のものを選んで読了。ちなみに既読のものは「鷲は舞い降りた」「ナヴァロンの要塞」「シブミ」などなど、総勢10冊ほどあった。 まぁ既読のものと同じテイストであるなら自分の好みであるのは間違いなく、さらに月村氏の選択なら鉄板となるであろう。 簡単に言えば、アフガニスタンを舞台としたミリタリ・アクション。主人公は空軍航空士であり、予期せぬ攻撃を受けた輸送機が墜落、護送中の捕虜(タリバン聖職者)を連れ、アフガン山脈地帯で決死の逃避行を敢行する、というのが大筋。作者は従軍経験者であり、そのあたりの描写は緻密でリアリティに富む。敵のみならず雪と風の自然が主人公の行く手を阻む、という背景も山岳アクションに共通した緊迫感を与えており、読者を飽きさせることなくグイグイ読ませるのだが… 個人差の問題なのだろうが、次々登場するハイテク機器、暗視装置やら、GPSやら、無線装置やら、インターネットやら、萎える。萎えてしまうのだ。さらに空軍の航空士なのに主人公が狙撃の名手ってのも萎える。(父より狩り(ハンティング)の手ほどきを受けていた、という注釈がありアメリカにおいてその土壌は一般的範疇であると知っていても) ストーリーも描写も面白いと思うが、どうにも乗りきれない自分がいた。 やはり武器・アイテムは人間の手に余ることなく、できる限り徒手空拳の主人公が、知恵と勇気の限りで危機を切り開いていく、というのが好きなのだ。
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元軍人の作家がアフガニスタンを舞台に描くアクション小説。タリバンの聖職者を護送していた輸送機が撃墜され、極寒の山脈に不時着。敵に囲まれた中で、捕虜を伴い、いかに脱出するか…と、あらすじだけ読めば期待は高まるが、見事に裏切られた。 確かに、過酷な自然や現代兵器などの描写はリアルだが...
元軍人の作家がアフガニスタンを舞台に描くアクション小説。タリバンの聖職者を護送していた輸送機が撃墜され、極寒の山脈に不時着。敵に囲まれた中で、捕虜を伴い、いかに脱出するか…と、あらすじだけ読めば期待は高まるが、見事に裏切られた。 確かに、過酷な自然や現代兵器などの描写はリアルだが、物語に起伏が乏しく単調なのである。一番の欠点は、主人公も含めて登場人物に全く魅力を感じなかったことだ。本来ならヒロインとして活躍させるであろう女性の軍曹など、まるで戦うロボットのよう。人間が描かれていない小説が面白くなるはずがない。 最後まで退屈だった。
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アメリカのミリタリー小説とカテゴライズするには、含蓄が多い作品である。 対テロリストとの戦いなので最後は、絶対的な勝利となるが、その過程は狩る側と狩られる側が複雑に入れ替わり、リアリズムを醸し出している。 また、主人公がヒーロー然としていないのも好感がもてる。 ハードボイル...
アメリカのミリタリー小説とカテゴライズするには、含蓄が多い作品である。 対テロリストとの戦いなので最後は、絶対的な勝利となるが、その過程は狩る側と狩られる側が複雑に入れ替わり、リアリズムを醸し出している。 また、主人公がヒーロー然としていないのも好感がもてる。 ハードボイルドの真髄は、読者に飽きさせることなく、スリルを提供する確かなプロットと巧みな人物配置であり、本書はこの点で良書である。
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アフガニスタンを舞台にしたミリタリ・アクションの3作目。 冒険譚一直線の前2作に比べていい意味で肩の力が抜けた感じ。 日常の軍務をかなりのボリュウムで描いているので、最後の作戦行動にもリアリティが感じられる。 多分にビンラディン殺害の作戦にインスパイアされたのでしょう。
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少し安易な展開だなと思うところもあるけど なんも考えずに読むには最適です。 それにしても、いくら装備が整っているといったって彼らの体力は常人とは違うのですね。とても真似はできません。
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