1,800円以上の注文で送料無料

フラミンゴの家 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/03/10

離婚した元妻が入院した事で12歳の実娘を預かる事になった元夫とその娘の生活をそれぞれの視点で順番に描いた作品。ベラベラと容赦のない関西弁が爽快!前半は話の展開もあり面白く読んだが、後半は祭りや病院のシーンなど単調になってしまっていたのが残念。

Posted byブクログ

2018/04/14

伊藤たかみ氏、初読みです。2006年角田光代さんと結婚、2008年離婚、現在は2人とも別の相手と再婚してるそうです。「フラミンゴの家」、2008.1刊行、2011.1文庫化。妻翔子36歳と離婚して東京にいる片瀬正人36歳(あや子と同棲)に突然、大阪に住んでる元妻から娘晶12歳(小...

伊藤たかみ氏、初読みです。2006年角田光代さんと結婚、2008年離婚、現在は2人とも別の相手と再婚してるそうです。「フラミンゴの家」、2008.1刊行、2011.1文庫化。妻翔子36歳と離婚して東京にいる片瀬正人36歳(あや子と同棲)に突然、大阪に住んでる元妻から娘晶12歳(小6)をひと夏預かって欲しいとの連絡が。翔子は子宮癌で入院、手術と。恋人との生活から一転して娘との生活に! 呼称が「片瀬さん」から「ねえ、パパ」に変わるまでの父と娘を描いた物語です。翔子との寂しい別れもあります。不思議な物語でした。

Posted byブクログ

2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 町の下半身と揶揄される「さかえ通り商店街」で実家のスナックを手伝うバツイチ男・正人。元妻が入院したため、幼い頃に別れた反抗期の娘と暮らすことになり、同棲中の恋人も追い出したのだが、簡単に親子の距離は縮まらない―。家族の再生に悪戦苦闘するヘタレ男が涙と笑いを誘う、芥川賞作家の傑作長篇。

Posted byブクログ

2016/02/23

マズい…、かなり想定外に超感動してしまいました。やっぱり家族愛、夫婦愛、そして親子愛と3拍子揃ったら、そりゃあ無敵ですよね。別れた妻「翔子」からのお願いで小6の娘「晶」を預かることになった飲食店経営者の「正人」は悪友たちのフォローに支えながらも、離れていた娘との関係をゆっくりと緩...

マズい…、かなり想定外に超感動してしまいました。やっぱり家族愛、夫婦愛、そして親子愛と3拍子揃ったら、そりゃあ無敵ですよね。別れた妻「翔子」からのお願いで小6の娘「晶」を預かることになった飲食店経営者の「正人」は悪友たちのフォローに支えながらも、離れていた娘との関係をゆっくりと緩和させていきます。しかし、「翔子」は病に侵されており、「正人」の振る舞いが涙を誘います。自分に正直に、まっすぐに娘を、友人を、そして家族を愛する「正人」に涙が止まりません。数ある伊藤たかみさん作品でも、最も好きな作品になりました。

Posted byブクログ

2014/05/01

伊藤たかみが書く人間が好きです。 力の抜け加減が絶妙なのです。 本当の人間はそうそうのことがない限り大声をあげては泣かないし歯茎を剥き出しにしては怒らない。 実際私は泣いているときだってアクビは我慢できないし 怒っていたって心の隅にいるもう一人の自分が時間を気にしていたりする。 ...

伊藤たかみが書く人間が好きです。 力の抜け加減が絶妙なのです。 本当の人間はそうそうのことがない限り大声をあげては泣かないし歯茎を剥き出しにしては怒らない。 実際私は泣いているときだってアクビは我慢できないし 怒っていたって心の隅にいるもう一人の自分が時間を気にしていたりする。 そういう説明のつかない人間のおかしなところが作中に散りばめられているから伊藤たかみの書く人間は魅力的でリアルな個性を持つのだと思う。 この物語は人との別れ、親子の再生、と簡単な言葉で本筋は説明できてしまう。 よくある話をそう感じさせないのはやはり出てくる人々が生きていると思えるリアルさがあるからなのかな。

Posted byブクログ

2014/04/27

伊藤たかみの本二冊目。「カンランシャ」が面白かったので読んでみました。元妻・翔子の入院を機に、幼い頃に別れた娘・晶を正人が預かる話。悲しい話なのだけど、話の進展と共に晶と正人、そして周囲の人間関係が深まっていくのが読んでいて気持ちいい。大人になったヤンキーの日常がリアルに感じられ...

伊藤たかみの本二冊目。「カンランシャ」が面白かったので読んでみました。元妻・翔子の入院を機に、幼い頃に別れた娘・晶を正人が預かる話。悲しい話なのだけど、話の進展と共に晶と正人、そして周囲の人間関係が深まっていくのが読んでいて気持ちいい。大人になったヤンキーの日常がリアルに感じられるのも興味深い。それにしても作家が男性だったとは本当に意外。文体からてっきり女性作者だと思っていましたが・・・

Posted byブクログ

2014/04/21

関西らしき田舎町で暮らす元ヤン達の物語。 離婚して妻に引き取られた娘がいきなりやって来るところから話はスタートするが、情景描写がリアルで、まるで実体験のよう。 それにも増して、飾らずに本気でぶつけ合う言葉の一つ一つの切れ味が凄まじい。

Posted byブクログ

2013/11/13

うんうん素敵。なんだかほっこりする話でした。悲しい結末も含まれているけれど、家族って親子っていいなって。血のつながりもきっと大事やけど、心の繋がりって素敵やなと思いました。

Posted byブクログ

2019/05/26

よかったんだけど・・・言動やふるまいや職業がちょっと怖くて、そういう環境を垣間見るのも怖くて、引きながら読んでました。

Posted byブクログ

2012/05/27

H24/5/27 離婚した元妻が入院したため、元夫が小6の娘を預かる話し。 最初はぎこちない親子関係だったが次第と商店街の人達と馴染んでくる。母親との離別と新たな出会いと発見の物語。読み始めは田舎のヤンキーみたいな人達が出て来てちょっとふるくさくて嫌だったが、そのうちまあ人柄がで...

H24/5/27 離婚した元妻が入院したため、元夫が小6の娘を預かる話し。 最初はぎこちない親子関係だったが次第と商店街の人達と馴染んでくる。母親との離別と新たな出会いと発見の物語。読み始めは田舎のヤンキーみたいな人達が出て来てちょっとふるくさくて嫌だったが、そのうちまあ人柄がでてきて馴染んできた。

Posted byブクログ