メサイア の商品レビュー
設定は面白かった。のだが、高殿円ならば、もっと書けるのではないか、と思わせる軽さが勿体無い。頁数増やしてがっつり書いて欲しかった、てな無い物ねだりしたくなるくらい。
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2012/6/6 borrow a book from Osaka Prefectual Central Library
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スパイ好き、スナイパー好きの私にとって至極のエンターテイメント小説。 https://www.nizaco-art.com/bookworm/2184/
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ファンタジー小説の高殿さんにしては珍しい… 前作『トッカン』が面白かったので、今作も読んでみました…。 ストーリー展開は、うまくまとまっていました…。 でも…、本来は、もっとハードボイルドな内容なんでしょうけど…、 設定が、中途半端だったかな…。 全体的に…、あまり...
ファンタジー小説の高殿さんにしては珍しい… 前作『トッカン』が面白かったので、今作も読んでみました…。 ストーリー展開は、うまくまとまっていました…。 でも…、本来は、もっとハードボイルドな内容なんでしょうけど…、 設定が、中途半端だったかな…。 全体的に…、あまり緊迫感が伝わってきませんでした…。 ハードボイルド小説の作家さんが書かれていたら… どぅだったんだろぅ…。ちょっとオシイかも…。 ストーリーがよかったので…、ちょっと甘めの評価で…。
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柳広司さんと同じ、諜報と防諜の世界を描いているが、スタンスは若干異なる。 それは、やはり高殿さんの書きたいことが人間性であるからだと思う。 諜報と防諜は、そのための方法論でしかない。 しかしながら、方法論においてもきちんと同じだけの深みをもたせるのが、高殿流なのか、トッカンでは、...
柳広司さんと同じ、諜報と防諜の世界を描いているが、スタンスは若干異なる。 それは、やはり高殿さんの書きたいことが人間性であるからだと思う。 諜報と防諜は、そのための方法論でしかない。 しかしながら、方法論においてもきちんと同じだけの深みをもたせるのが、高殿流なのか、トッカンでは、え、この人税務署あがり?と思わせ、メサイヤでは公安あがり?と思わせてしまう。きちんと調査、舞台設定しているだけなのだろうが、きちんと想定世界での主張も交えてくるあたりが、元関係者とも思わせてしまうところ。 メサイヤでは、諜報と防諜ということで、国防、防諜、危機管理、抑止力、軍事力、情報操作、心理操作、省庁・国家のパワーバランスのネタが冒頭から出まくりである。その中で、国防や現場の最前線での意見も混じってくるから、自衛隊など国防の現場にいる人や真面目に国家のために働いている官僚などは、そうそう、これがいつも言いたいことなんだよ、日本では言えないけどと納得する場面も多いだろう。 小説としては、少々説明の重複がある点や正論かもしれないけど現実には受け入れられない青臭い考え方だよ、現状との乖離が多すぎるよという点はあるだろう。 しかしながら、話が進むにつれ、そんなことはどうでも良くなる。 なぜなら、これだけでも、結構盛りだくさんなのに、これらは前座にしかすぎないから。 高殿さんが書きたいのは、それらの矛盾を踏まえて、 世界平和などという思考停止を乗り越えて、自衛・防衛だけで誇りをもって存在しうるのか、世界の不均衡を是正するために個人ができることがあるのか、ということであり、さらに、 最後の最後に自分の拠り所になるものは何か、そして、そんな自分にとってのメサイヤは何かである。 小説としては少々読みにくいかもしれない、綺麗に答えのあることばかりでないので、頭の中で簡単につながっていく話ではないから。 それを最初のプロローグで終わりを垣間見せることで、なんとか読ませている。 しかしながら、読むのをやめられなくなる、最後、どこをどう巡り、どういう理由で救われるのか、まったく予想がつかないから。 小説としては、荒いし、好き嫌いはあるだろう。 ただ、頭でっかちな聞こえの良い理屈ではなく、ぐちゃぐちゃの現実を描いているという点では評価できると思う。
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設定から何から、面白く感じられただけに、 終わりに向かってのバタバタ感がちょっと物足りなかったです。
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もうちょっと膨らみそうな気がしたのに。 単独行動が基本だから、どうしても過去が中心なのかなと思ったりしました。 高殿先生ならもっと表現はハードに書かれると思ったのですが意外とソフトでした。(銃姫のトラウマがいまだに・・・) 続きが読みたい気もしますが、その時々に相棒を組むとなった...
もうちょっと膨らみそうな気がしたのに。 単独行動が基本だから、どうしても過去が中心なのかなと思ったりしました。 高殿先生ならもっと表現はハードに書かれると思ったのですが意外とソフトでした。(銃姫のトラウマがいまだに・・・) 続きが読みたい気もしますが、その時々に相棒を組むとなったら、難しいですよね。 主役は、完全に面割れしてますし。 漫画の映画化のノベライズですって。そりゃソフトなはずだ。 納得しました。
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トッカン1・2 と読んでとてもよかったので読んでみた。 全然イメージが違う。 話は公安の殺人課?で進んでいく。誰が首謀者??とハラハラしながら面白くていいんだけど、説明がくどいのが難・・・。 さっきその説明あったよ・・・と次のページに進むとまた同じ説明・・・。
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少し前、著者の高殿さんが同じ大学のOGだと知り、 今度開かれる講演会にも参加したいと思っているので読みました。 以前、「トッカン」を読んで面白かったし、 カツクラでも採り上げられていて面白そうだなと 思って図書館で予約して、ようやく回ってきましたよ。 とても楽しく読みま...
少し前、著者の高殿さんが同じ大学のOGだと知り、 今度開かれる講演会にも参加したいと思っているので読みました。 以前、「トッカン」を読んで面白かったし、 カツクラでも採り上げられていて面白そうだなと 思って図書館で予約して、ようやく回ってきましたよ。 とても楽しく読みました。 「亡国のイージス」「川の深さは」とか福井晴敏作品も好きなので、 こういうお話は好きです。 「人は何によって救われるのか」がテーマのようですね。 私は「人は人によって救われる」のだと思います。 皆さんはどう思われましたか?
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惜しいな…って感じ 高殿さんだったらもう少しエンターテイメント出来たんじゃなかろうか? サクラと呼ばれる者たち 彼らは殺人権を持たない日本の為に集められた、戸籍上は既に死亡したとされた者たちであり 公安の非合法組織で所謂暗殺をする為に訓練されたスパイである 設定は近未来なのか皇...
惜しいな…って感じ 高殿さんだったらもう少しエンターテイメント出来たんじゃなかろうか? サクラと呼ばれる者たち 彼らは殺人権を持たない日本の為に集められた、戸籍上は既に死亡したとされた者たちであり 公安の非合法組織で所謂暗殺をする為に訓練されたスパイである 設定は近未来なのか皇歴111年 『世界の改心』という軍縮協定が結ばれた世界での話 その軍縮協定の再調印を巡る陰謀が渦巻くなか、スパイ養成所の卒業試験として鋭利と珀のコンビが総理大臣の息子の警備をすることになった… スパイ物でキャラ設定が暗いので仕方ないのだけどストーリーも入り組んでいて読むのに疲れてしまった もう少しキャラクターが変われば面白くなりそうなだけに惜しいなぁ
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