IT市場ナビゲーター(2011年版) の商品レビュー
IT関連の各市場について、近年のトレンドと5年程度の市場予測を1冊にまとめた本。数字は企画書に役立ちそうなので、手元に置いておきたい本。毎年1月初旬に発行されているようなので、ITロードマップと併せて。めに図書室で借りてざっと読んで概況を押さえておくようにしたい。 2011年度...
IT関連の各市場について、近年のトレンドと5年程度の市場予測を1冊にまとめた本。数字は企画書に役立ちそうなので、手元に置いておきたい本。毎年1月初旬に発行されているようなので、ITロードマップと併せて。めに図書室で借りてざっと読んで概況を押さえておくようにしたい。 2011年度 ・Facebook 実はアジア圏で人気が高い。たとえばインドネシアは世界2位のユーザ数。フィリピン6位、インド10位。 そのほかのトピック ・ソーシャルメディア Twitter、Facebook、ゲーム ・スマートグリッド スマートシティプロジェクト ・健康管理サービス
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2010年版では★4つ付けたが・・・ 自分の感じ方が変わったのか、内容のレベルが落ちたのかわからないが、殆ど面白さが感じられなかった。 各章の冒頭にそのテーマに関する市場の定義と、今後の市場規模の予測が記載されているが、その数字くらいしか基本的に見るべき箇所は無いように思った。...
2010年版では★4つ付けたが・・・ 自分の感じ方が変わったのか、内容のレベルが落ちたのかわからないが、殆ど面白さが感じられなかった。 各章の冒頭にそのテーマに関する市場の定義と、今後の市場規模の予測が記載されているが、その数字くらいしか基本的に見るべき箇所は無いように思った。 それとも同社のようなコンサバ企業が、一般書店で売りだされても物議を醸さないように、至極中立的な立場で書こうとするとどうしてもこのような内容になってしまうのだろうか。それならそれで、もっと技術に突っ込んでもらわないと本当に読むべき箇所が見つからなくて困ってしまう。 これではリサーチを依頼する呼び水にもならないのではないかと老婆心120%で心配してしまった。うーむ。
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企画の裏付け資料として、目を通しておくとよい。読みづらいが、本の性質上、やむなし。 いただきものなので、★4。
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IT興味ある人は読み物として面白いし、IT業界の人はまとまった資料集として使える。 市場は動き早いから常にウォッチしなきゃだけど、技術面が参考になる。 今は難しくても、 近い将来の技術イノベーションで可能になる事は知っておくべき。
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既存事業の延長線上にない新ネタ(候補)を期待して読んだので,その意味では既知の情報しかなく期待外れ. 細かい分析・予測等はどうせ今読んでも忘れるしいいや.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◯本の紹介 ・2011-2015年の市場トレンドを徹底予測 ◯読書メモ ・p10 ICT市場の習熟→他のインフラ産業との同期、業際領域での連携など、「コーディネーター役」として活路を見いだす時期 ・アジアでコンテンツビジネスを行うための成功要因は現地企業との連携 ・p114 「ネットビジネスにおけるモバイル率は2010年の22%から2015年の25%へ増加」 ・デバイス…比較的単純な特定の機能を持った機器、装置、道具 ・p298 携帯電話市場…世界市場→インドがけん引した2010年 ・p302 社会インフラと連携したM2M領域が期待できる。 →一人一台の壁を越えない限り、さらなる発展はありえない。 ◯考えたこと ・自身の無知を痛感… ・自分自身の視点でIT市場の今後を考えてみる
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スマートグリッドのところがまとまっている点はよい。 書かれたのが12月だったが、EC市場、ゲーム市場のところで、すでに情報が遅さを感じた。。というかIT企業動向のスピード感を感じた。。
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野村総合研究所から毎年年末に出版されている、短中期の通信市場のトレンド分析。 昨年までは、表紙には「これから情報・通信市場で何が起こるのか」の方が大きく載っていたが、最新版からは何故か「IT市場ナビゲーター」の方が大きくなっている。10年続けて出版しているそうだが、「IT市場ナ...
野村総合研究所から毎年年末に出版されている、短中期の通信市場のトレンド分析。 昨年までは、表紙には「これから情報・通信市場で何が起こるのか」の方が大きく載っていたが、最新版からは何故か「IT市場ナビゲーター」の方が大きくなっている。10年続けて出版しているそうだが、「IT市場ナビゲーター」ということで改めてブランディングをしようとしているのかもしれない。内容の方は、野村総研らしくしっかりとコンパクトにまとまっており、安心がおける。 内容構成はここ数年変わっていない。第1章で「これから情報・通信市場で何が起こるのか」と題して、野村総研が注目する通信市場の大きな流れについての解説があり、第2章以降で「ネットビジネス市場」、「モバイル市場」、「ブロードバンド市場」、「放送メディア市場」、「ハード市場」のそれぞれの市場に関しての個別分析が置かれている。毎年構成が変わらないというのは、その構成自体が理に適っているからだということができそうだし、経年の変化を見るためにも便利だ。ちなみに、法人向けやDC、SaaSなどのクラウド関連はブロードバンド市場の章に分類されている。 全体の中でポイントとなる第1章では、執筆者の一人が検討タスクフォースのメンバーであったこともあるのか「光の道構想」の解説から始まっている。タスクフォースでは、結果として有線無線もコンテンツも含めて議論されたこともあり、この議論を追いかけることは今後を読み解く上でも重要だ。他には、マルチメディア放送、アジア向けコンテンツ、電子書籍、タブレット、ソーシャルメディア、スマートグリッド、医療健康管理などが取り上げられている。また新しいところでは、行動履歴などの大量のユーザデータをベースにビジネスを行う「ビッグデータビジネス」の可能性についても論じられている。ID関連ビジネスにも強い野村総研ならではの視点ではないだろうか。 モバイル市場では、スマートフォン、タブレット、2台目需要、ワイヤレスブロードバンド(LTE/WiMAX)、モバイルデータトラヒック急増、などが今後の重要なキーワードとして取上げられている。これらの話題は業界でよく知られるところでもあるが、改めて整理して考えるということで意味がある。特に2010年が元年と言われたスマートフォンが、このままの勢いでどこまで浸透するのかは今後モバイル市場だけに留まらず大いに影響を与えるところになるだろう。 ブロードバンド市場では、個人的にはCATVとFTTHの関係が気にかかる。アンケートの結果として、CATVインターネットユーザーの23%がFTTHへ変更する意向があるとなっているが、実際にどう動くことになるのか、「光の道」の影響も含めて検討される必要があるだろう。 放送市場では今年の話題は7月のアナログ放送停止だ。CATV事業者含めて織り込み済みのイベントではあるが、400万の地上波TVの視聴世帯が減ると言われている影響が現在の状況においてどう出るのかもよく考える必要がある。 またネットビジネス市場やハード市場の分析も重要な事項が一通り網羅されていて有用である。 --- なお、本書の中で統計情報として出てくる「情報通信サービスに関するアンケート調査」は、Webアンケートであるため、母集団がインターネットユーザーかつオンラインアンケートに回答するタイプのユーザーであることから来るバイアスには注意が必要だ。サービス間などの相対比較や経年での変化を見る分には問題ないが、結果の数値自体を信じると実態とずれが出る可能性があるだろう。 例えばTV視聴に関して、35歳以下の約4割が仮にTVがなくなっても困らないと回答し、10代、20代の約10%がアナログ停波後に自宅で地上波TVを見るつもりがないとし、一方で将来TVをネットにつなげたいとする回答が47%もあったというのは、ひとつのトレンドを示しているが、そのパーセンテージを全世帯での割合と考えるのは危険であろう。 また、この1年間にECサービスを利用したことがないという回答が1.3%となっていることについては、そのパーセンテージは非PC利用者を含めるとかなり変わるはずだが、前年の同じ項目に対する回答割合が10.5%であったところから急落していることを考えると、この1年間でECサービスがかなりの層まで浸透したと言ってよいかと思う。 --- いずれにせよ、多くの情報がネットで得られるようになったとしても、新年にあたり業界関係者としては目を通しておくべき本だろう。
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