怪物 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イーデン・フィルポッツの別名義の作品。ミステリとして読むと、がっかりする。あいつはそういう性格じゃない、とか、憶測で決めつける人が多いし、人が言ったことの裏はおらないし、読んでいていらいらする。 異常な殺人犯の話としてもどうだろう。別の人格が出てきた、と犯人は語っているけれど、裁判では認められないだろうな。ありきたりでしょ、こんなの。書かれた当時は、衝撃的な作品だったのかもしれないけど、今読むと、たいしたことない。人物描写がそれほど優れているとも思えない。 「一人の人間にひそむ善と悪の葛藤の描写を通じ、奇怪な異常性格を徹底的に追求した古典的傑作!」という触れ込みだけど、ごめん。賛成できない。
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2014年神田古本まつりで購入。著者のハリングトン・ヘクストは『赤毛のレドメイン家』『闇からの声』で知られるイーデン・フィルポッツの別名義。 意外な犯人と言えるかどうかは微妙なところながら、書かれた時代を考えると、当時としては斬新な犯人像だったのでは? 余談だが、最後に『犯人と探...
2014年神田古本まつりで購入。著者のハリングトン・ヘクストは『赤毛のレドメイン家』『闇からの声』で知られるイーデン・フィルポッツの別名義。 意外な犯人と言えるかどうかは微妙なところながら、書かれた時代を考えると、当時としては斬新な犯人像だったのでは? 余談だが、最後に『犯人と探偵の対話』があるとやっぱり嬉しいw
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