「ひとこと言いたい私」にさようなら! の商品レビュー
自分のことしか考えていない。 利他主義も、善い自分、でいるためのあり方。 世界の捉え方は、あくまでも主観的。 どんな立ち位置でも、良い面と悪い面がある。 自己主張する、一体化する、中立になる=傍観者、投影。 他人を説得しようとしているとき、相手の話はまったく聴かずに、説得方法...
自分のことしか考えていない。 利他主義も、善い自分、でいるためのあり方。 世界の捉え方は、あくまでも主観的。 どんな立ち位置でも、良い面と悪い面がある。 自己主張する、一体化する、中立になる=傍観者、投影。 他人を説得しようとしているとき、相手の話はまったく聴かずに、説得方法を考えている。 攻撃されると、泡は固まる。 信頼とは、お互いの世界観=泡が、隣り合って並び共鳴していること。鍵は5つめの立ち位置=聴く。 蛙の中には必ず王子様やお姫様が眠っている=平凡な暮らしにも宝物が埋まっている。 聴く=宝物を引き出す。 人が楽しくて話したくてたまらない話を聴くと、自分も楽しくなる。それを思い出すと、温かい気持ちになる。=50年ぶりの同窓会の様子。 相手の話を要約しながら聴く。要約は、先回りして結論を言うことではない。 質問攻めしない。質問は、自分の好奇心の現れ。好奇心と関心を取り違えない。どれだけ、曖昧な状況に耐えられるか。 失意のどん底にある人には、ただ黙って寄り添う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で、目的もなくふと手に取った本が、ここ最近1番の当たり本だった。 翻訳者の力量なのか、原本がベストセラーになったというフランスも日本も、人間の考えることなんてさして変わらないのか、例える話がほとんど『あるあるーいるいるーやるやるー』と思え、非常に卑近に、実感できる。 誰もが自分の話を聞いてくれる人を求め、その希望を汲み取り心を込めて傾聴することにより、最終的に相手の心を開き、相手がこちらの話を聞くだけの余裕が生まれる。 特に第5章の、 ひとこと言いたい私の傾向と対策 は繰り返し読んで、戒めとしたい。 読後、目的もなく借りたわけではないのだと、はっきりわかった。 誰かが話すと、必ず自分の意見を差し込みたい、どこのタイミングで入るか、先を越せるか、話し方の巧さを認めさせたい自分がいて、実践するたび、してやったりな裏腹に、虚しさや相手との距離を感じていた。 この本は購入して、時々読み返そう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
会社で報告や相談を受ける時、つい ”ひとこと”を言ってしまい、傾聴に 徹することが出来ない。 その”ひとこと言いたい私”を客観的 に分析し、傾聴に徹するマインドを つくるヒントが満載されている。 再読or読書メモとして、自分なりに 整理したい一冊でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「聴くことの拒絶」には大きく分けてふたつの働きがある。 会話の主導権を握り話題が自分にとって好ましくない方へ行かないようにすること。 逃避。内面的な弱さがそこにあるということか。。 もうひとつの働きは自己顕示欲を満たすための手段。 隙あらば相手をやりこめようと常に身構えている。 攻撃。満たされていない自我があるということか。 先回りしてオチを言う 間違いをいちいち正す 自分の話に持って行く 自分の好奇心にあかせて質問する これらの「ひとこと」も拒絶なのだそう。 目からうろこが落ちたのは アドバイスしたり解決策を授けることも同じだということ。 頼まれていなくても良かれと思っていたし あるいは共感の証であると信じていた。 否定したり矮小化したり価値判断を押しつけたり勝手な分析をしたりはもってのほかであるが・・・。 喜怒哀楽を避けポジティブに考えさせようとし自分の見解を披露するのは身に覚えがあり過ぎる。 空気を読むことはひとつのコミュニケーションだと思い込んでいた。 しかし、人の考えを読み取ろうなどという行為は間違ってもコミュニケーションとは呼べないのだという。
Posted by
全くその通りです。 手元において今年一年実行します。 来年は、今とは違う自分に出会えるはず、楽しみです。(#^.^#)
Posted by
- 1