王様のトリック の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルに惹かれて買って読んでみましたが、導入がとてもワクワクしたのに、そのあとの流れがちょっとぐたぐたというか。 ミステリーというよりは事件の経緯報告をただ読んでいるだけという感じです。 後半だれてきて、犯人が判明したあとも全然スッキリしなかった。 どうせなら、あのあとどうなったのかも書いてくれたら良かったのになという終わり方でした。
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旧貴族が作ったシェルターのような建物に、 イニシャルにMが付く5人が閉じ込められる。 「犯人は二人」という犯行予告を元に皆で推理を始めるが……という クローズドサークルミステリ。 しかし、一体何がどうなってここまでイマイチになったのか……。 「編集長が考えたミステリが現実に起...
旧貴族が作ったシェルターのような建物に、 イニシャルにMが付く5人が閉じ込められる。 「犯人は二人」という犯行予告を元に皆で推理を始めるが……という クローズドサークルミステリ。 しかし、一体何がどうなってここまでイマイチになったのか……。 「編集長が考えたミステリが現実に起こる」と聞けばワクワクするけど 肝心の編集長は閉じ込められておらず、一方その頃的に語られる。 そしてお話にトリックらしいトリックはなく、探偵役も不在。 後半に犯人が登場して延々と動機を語るという、逆に滅多にない展開が起きる。 しかし、斬新だから面白いわけでもなく、読んでる方としても そうですか……以上の感想がない。 「犯人が二人」についても、お前がそうならそうなんだろうぐらいの衝撃。 ミステリを真剣に推理しながら読む人は少ないし、 自分もその一人ではあるんだけど、例えば…… 「この動物はアフリカではAと呼ばれていますが、 ごく一部ではBと呼ばれていることを知っていれば推理は容易です」って 言われたら、いやいやいや待って!? ってなるような感じ。 つまらんとか最悪って気持ちは全然なくて、 別に読まなくていいんじゃないかなぐらいの、可もなく不可もないお話でした。
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タイトルと紹介文につられて読んだ本。 序盤から中盤にかけてのミステリーならではの雰囲気は読み応えがあった。 雪がふる館に招待された、面識のない職業バラバラの5人は、館内にある「これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり」のメッセージに疑心暗鬼に陥っていく。この5人にはある共通点が...
タイトルと紹介文につられて読んだ本。 序盤から中盤にかけてのミステリーならではの雰囲気は読み応えがあった。 雪がふる館に招待された、面識のない職業バラバラの5人は、館内にある「これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり」のメッセージに疑心暗鬼に陥っていく。この5人にはある共通点があってーーー。 内容を語るとネタバレになってしまうので極力控えるが、上記のあらすじに少しでも興味があるようなら楽しめる1作ではないだろうか。また話の入り方も個人的には意表をついていて、展開がきになった。
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これは本当に面白いアイデアなのか?と言う疑問を感じながら読み勧めはしましたが、どこまで行ってもその答えにはたどり着けず。 かつ王様のトリックと言えるほどの何かを感じることもできませんでした。 私の読解力がないのがもしれませんが。 個人的にはタイトル負け感が強い作品かな、と。
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タイトルの尖った感じや、帯による「犯人は二人」の限定。登場人物五人に対し、既に二人が犯人と読者には伝わり(ただし数十年のミステリー人生において、帯だろうが作者自身のコメントだろうが全て疑ってしまうのが僕の癖だが。)、そのため、重厚な心理戦のストーリーかなと勝手に解釈し読み進めた...
タイトルの尖った感じや、帯による「犯人は二人」の限定。登場人物五人に対し、既に二人が犯人と読者には伝わり(ただし数十年のミステリー人生において、帯だろうが作者自身のコメントだろうが全て疑ってしまうのが僕の癖だが。)、そのため、重厚な心理戦のストーリーかなと勝手に解釈し読み進めた。 内容についてはこういう結末もあるだろうと思う反面、あまりにも大味な印象を受けてしまい、読了後も何なんともいえない気持ちになった。 トリックの衝撃やドンデン返しを狙いすぎるあまり、テンポはいいがよくわからない構成になっている。 当然、濃さは必要だが、人物描写や風景、この作品のバックボーン的な部分を丁寧に表現してあれば、もう少し違った見方ができた。
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いつも通り犯人の予想つかなかったけど、面白かった。 さすがにムーアの境遇可哀想すぎたし、水野の話も悲しくて、ミステリーでこういう悲しさとか虚無感が書かれてる作品はあんまり読んだことがない気がするので面白かった
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片づけで発見されたので再読。どんなんだっけ…と記憶を辿りつつ(だいたい覚えてはいた)。 いわゆる雪山山荘での連続殺人ものという、コナン君なんかも何かと出くわしそうなシチュエーション。「犯人は2人」というのが新しいという売り?のようだけど、率直に言って「それが新しさなの?」という...
片づけで発見されたので再読。どんなんだっけ…と記憶を辿りつつ(だいたい覚えてはいた)。 いわゆる雪山山荘での連続殺人ものという、コナン君なんかも何かと出くわしそうなシチュエーション。「犯人は2人」というのが新しいという売り?のようだけど、率直に言って「それが新しさなの?」という感想だった。 ひとりの人物(この場合は最初に登場する編集者)が思いついたプロットが、本人の知らないうちに現実に動き出してしまう…というのもちょっと新しいと言えなくもないんだろうけど別に面白くはない。 帯に「この物語に『主人公』はいません」と書かれていて、これもどうやら本書のセールスポイントみたいなのだけど、たしかにその通り視点が登場人物ごとにコロコロ変わる。別に面白くはない。そこには"犯人"が当然ながら含まれるので、よほどうまく伏線を張って読後に「あそこのあれは伏線だったのか!」と唸らされるとかでなければ意味は薄いと思うし。 タイトルも凝っている割には「はああなるほど、そういう意味があったのね!」とは思えなかった。 あと個人的には「奇巌城」の異名を持つお屋敷、要塞っぽく設計されたってだけで全然奇巌城どうでもいい感じだった。単にキャッチーさを狙ったのか?という程度の印象で、なんか肩すかし。
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ミステリーの新人賞に輝いた本格ミステリー。 そこにさらなるアイデアを加えた編集長森本は、そのアイデアを本にしようとする。 だがその森本のアイデアを現実にしようとする者がいた。 冬の山荘に頭文字Mの者ばかりを集め、犯人は二人、被害者は三人の殺人事件を起こそうとするもの・・・ ということで「王様のトリック」というのは考えだした作者が得意になってしまうほどの素晴らしいトリックのことを指すらしいです。 う~ん。正直、読者は探偵にはなれないです。連続殺人で、次々人は殺されますが、いうなればそれは誰が犯人でも行ける状況で、犯人が明らかになるのは犯人が動機を話すことしかありえない。 だから、犯人探しでもトリック暴きでもないので、推理小説ではないと思います。 そしてその動機や話の流れに必然性はない。ところどころ「まぁ、そういうこともあるんだろうな」とは思いますが、それでもやはりNOです。 焦点がずれまくってほとんど八つ当たりに近いくせにいかにも考え抜いて行った(と思い込もうとしている)と言い張るところがとてつもなく気に入りませんでした。
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大雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」。招待された老優・僧侶・英会話教師・推理作家・テニス選手の五人を待ち受けていたのは、真っ赤な部屋の壁に貼られた五枚のトランプと「王様のトリック」と題する死の宣告文。“これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり。犠牲者の数は…未定”犯人が複数という前代...
大雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」。招待された老優・僧侶・英会話教師・推理作家・テニス選手の五人を待ち受けていたのは、真っ赤な部屋の壁に貼られた五枚のトランプと「王様のトリック」と題する死の宣告文。“これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり。犠牲者の数は…未定”犯人が複数という前代未聞の雪の密室。最初の犠牲者が出て、残された四人の心理ゲームがはじまった。 人数も少なく犯人は二人とあり、心理戦がメインとなる作品。ただし犯人は本当に二人か?それとも一人か又は多いのか?亡くなった人は犯人か等、共犯者の存在が左右するものでした。トリックというトリックはほとんどなく、犯人の動機のにも一応の納得はいくものでした。 心理戦とするよりも極限状態の人間の行動にポイントが置かれるような作品でした。
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推理小説といってすぐ思い浮かぶのは、雪山の密室! なんとか山荘殺人事件といえば、一つくらいは思いつくのでは? それにアガサ・クリスティを思い出させる一人ずつ殺される、連続殺人事件。 動機は、復讐。 現実世界のように、「誰でも良かった」「死刑になりたかった」「目立ちたかった」ではな...
推理小説といってすぐ思い浮かぶのは、雪山の密室! なんとか山荘殺人事件といえば、一つくらいは思いつくのでは? それにアガサ・クリスティを思い出させる一人ずつ殺される、連続殺人事件。 動機は、復讐。 現実世界のように、「誰でも良かった」「死刑になりたかった」「目立ちたかった」ではなく、れっきとした、復讐。 まさに王道を行く物語だが、果たして過去の名作に並べるか? 「ドクターM殺人事件」、Mのイニシャルを持つ五人が雪山で殺されていくが、なんと、犯人は二人だという。 確率的にはあたりそうなものだが、さて。 感想としては、過去の名作に並べるか、と尋ねられたら、「うーん」。 面白くないわけではないが、意外性があまりない。 伏線をたくさん張ってあるミステリーではないので、後出しジャンケン的な種明かしだ。 ただ、タイトルのつけ方はうまい。 生臭坊主そのものの槇原のキャラクターが、ずっと失礼で横暴で、いけ好かない書かれ方であったが、後半は妙に高僧めいている。 金で動き、他人を見下すような人間が、ギリギリのところでこんなに丸くなるかな、と疑問。 もっと面白くできそうなのに、と言いたいところだが、著者は既に鬼籍だという。 冥福を祈りたい。
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