お金の流れが変わった! の商品レビュー
(2011/3/1) 副題は「新興国が動かす世界経済の新ルール」 大前氏の考え方は昨年2回講演を聴き、その後も大前ライブの視聴、WEBの大前研一の「産業突然死」時代の人生論を読むなどして追いかけている。 そのおかげか、この新著は目新しいことはない。 あえていえば民主党に対する...
(2011/3/1) 副題は「新興国が動かす世界経済の新ルール」 大前氏の考え方は昨年2回講演を聴き、その後も大前ライブの視聴、WEBの大前研一の「産業突然死」時代の人生論を読むなどして追いかけている。 そのおかげか、この新著は目新しいことはない。 あえていえば民主党に対する考えが新鮮だった。自民のほうがまし、という言葉がすべてを物語る。 要旨は 海外、それもインドネシアなどアジア新興国に目を向けよ 国内は規制撤廃でウォーターフロント再開発せよ、老人の持つ資産を若者に移転せよ というところだろうか。 海外で外、再開発で上、老人から若者で前。 珍しく親書。大前氏の考えを多くの人に知ってもらうにはもってこいだ。是非。 目次 第1章 超大国「G2」の黄昏 アメリカ―「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか 中国―バブル崩壊はいつやってくるか 第2章 お金の流れが変わった! 「ホームレス・マネー」に翻弄される世界 EU―帝国拡大から防衛へのシナリオ 新興国―二十一世紀の世界経済の寵児 第3章 二十一世紀の新パラダイムと日本 マクロ経済政策はもう効かない 市場が日本を見限る日 第4章 新興国市場とホームレス・マネー活用戦略 新興国で成功するための発想 日本経済再成長の処方箋 *** 都知事候補予定わたなべ美樹氏の自由報道協会の記者会見をニコ生で聴く。 わたなべさん的にはこれがよかったらしい 大川総裁「癌を東京と出直しましょう、大島を環境島にしましょう、医療金融特区で世界に発信はどうか。」 渡邉氏「考える。教えてください。私はどうしても守りに入る。わくわくしない。大川氏の話はわくわくする。テリー氏に上野動物園を世界一にしろと言われた。わくわくな意見を教えて。」 経済人の考えで都政を見てもらいたいような、、。神奈川県知事と宮崎県知事の話も聞きたい?。 *** 雨模様だが強引にパソナに。 中小企業診断士絡みを調べ、経歴書やセールスポイントを作成し、天気が再び怪しくなって帰宅。 11キロ走れた。そしたら雨。ラッキー。筋トレもして11400歩。お。
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投資を呼び込むことができれば国は再起できる ★本の概要・感想 大前氏による世界経済の解説本。新書らしく、初学者にも理解しやすい。新しい経済のルールを説明した後は、日本の再起策について語る。世界レベルの見識で「日本のここがすごい」「日本のここがダメ」と指摘。その内容は新鮮味もあ...
投資を呼び込むことができれば国は再起できる ★本の概要・感想 大前氏による世界経済の解説本。新書らしく、初学者にも理解しやすい。新しい経済のルールを説明した後は、日本の再起策について語る。世界レベルの見識で「日本のここがすごい」「日本のここがダメ」と指摘。その内容は新鮮味もあり説得力も持つ。日本は自国の強みを生かしつつ、世界経済から投資を集める方法論についてコンパクトにまとめられた著書。 ★本の面白かった点、学びになった点 *「ホームレス・マネー」が投資先を求めてさまよい続ける「ボーダレス経済」 ・現代は、かつてないほど資金流動性が上がっている。常に投資先を求めてさまよい続けるホームレスマネーが存在する。利益を求めて旬の投資先に流れ込む大量の投資資金。リーマン・ショックを引き起こした原因である ・そのようなホームレスマネーが4000兆円近くあることを前提におくべし。日本は海外から投資を呼び込むことができれば、自国民から巻き上げなくとも再起可能なのだ *「国債を発行し続けて無意味なケインズ経済学政策を続けてきた自民党の罪は万死に値する」等と言っている点。歯切れがよすぎる(笑) ・もはや税金によって国を成長させようと考えていることが時代おくれ甚だしい ・国を成長させる戦略は大きく分けて2つしかない。1つは海外からの投資を呼び込むこと。もう一つは、国内の個人投資を増やすことである。自民党はそれと逆行することばかりをやっている *日本最強企業はJR東日本。移動から買い物まで全てカード一枚で済む経済圏を作り上げている ・日本の鉄道は世界でもハイレベル。さらにすごいのは、JR東日本は駅ビルなどを開発し移動から経済圏までも自社発行のICカードで済むようにしていることだ。こんなことができている国はほかに無い。鉄道技術と併せて、このモデルと一緒に海外に売り込むべき *東京にスラムが無いのは私鉄がたくさんあるおかげ ・東京にはスラムがない。なぜなら、多くの私鉄が都内から郊外へ人を分散させてくれるからだ ・郊外から都内に多数流れ込む私鉄があるおかげである。これも優れた都市開発モデルのため、東南アジアに売り込むべし ●学んだことをどうアクションに生かす ・マクロ経済政策ではない、国の成長方法を考える
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判りやすく、内容も納得できる良著ですね。経済や金融が専門でない自分にはありがたい。しかし、所々、説明を省いて自身の他の著作を読んで…というのは勘弁していただきたいな。頁を少しだけ積み増せばすんだ話ですから
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2011年に出版された本でありながら、全く古くないというか、ほぼこの本に書いてある通りに世の中が動いている。 だとすると、「最悪、このまま際限なく赤字国債を発行し続け、格付け会社が、日本国債の格付けを大きく引き下げるのを待つ。(中略)もしダブルB以下になれば、それはもうジャンク...
2011年に出版された本でありながら、全く古くないというか、ほぼこの本に書いてある通りに世の中が動いている。 だとすると、「最悪、このまま際限なく赤字国債を発行し続け、格付け会社が、日本国債の格付けを大きく引き下げるのを待つ。(中略)もしダブルB以下になれば、それはもうジャンクボンドだから、海外の投資家がいっせいに売り浴びせに走る。彼らの保有比率は6%と低いものの、決して無視できる金額ではない。すぐに日本国債は紙くずとなるだろう。」も現実味を帯びて感じられる。 著者は、幾つもの打ち手を開示しているが、このような話を政府が検討しているようなニュースは、聞いたことがない。永田町も霞ヶ関も巨大な茹でガエルなのか?
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1.この本をひと言でまとめると 個人金融資産とホームレスマネーで経済成長できる 2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度 ・日本の政府に未来を託してはいけない(p96) ⇒その通りです。政府に頼らない生き方を自分で考えていかないといけない。 ・フィリピンは...
1.この本をひと言でまとめると 個人金融資産とホームレスマネーで経済成長できる 2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度 ・日本の政府に未来を託してはいけない(p96) ⇒その通りです。政府に頼らない生き方を自分で考えていかないといけない。 ・フィリピンはIQ国家(p104) ⇒全然そんなイメージなかったです。東南アジアもレベルが高まってきているなぁという危機感を教えてもらいました。 ・マクロ経済は効かない(p.118)ボーダーレス化、サイバー経済、マルチプルが原因(p118) ⇒現在の経済で日銀がほとんど役に立たないのがよくわかった。 ・国民から資産をまきあげる(p154) ⇒本当にやりそう。自己防衛を考えるきっかけを与えてくれました。 3.突っ込みどころ ・原発の安全性は高まった(p187) → 全ての原発ではなかった。今読むと空しい。 ・日本で資産課税をすると個人資産が減るので、個人資産を裏付けとして買われている日本の国債は暴落するのではないか?(p204) ・p201日本経済再成長の処方箋 → 具体的内容で面白いが、実現には政治の強力なリーダーシップが必要。本当に実現性あるのか? 4.自分語り ・批判するだけでなく、対案を示しているところがよい。 ・国債暴落はすぐ近づいているという危機感を持たせてくれたのはよかったです。 ・新興国の期待感、それに対して日本の政治の駄目さ…「この国を出よ」をもう一度読みたくなりました。 5.類書 ・p200で紹介されていたネクストマーケット(英治出版)は読みたくなりました。
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新興国が世界経済を動かす世の中になった。この世の中の現実に日本はついていっていない。政府も国民も。内向き志向では日本は生き残れないのだな。提言の実現は難しいように思う。国民がそれを理解して政治を変えていかないと実現は難しいだろう。
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世界経済動向からの日本経済への大前流提言。この人は評論的でなく具体的なので読みやすい&面白い。「首都圏に原発を」の提言だけは今となっては痛々しいが裏を返せば今回の事故で原子炉技術という最強の輸出産業が水の泡になったということ。
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世界の経済の潮流、アメリカ発の経済危機や中国バブルの構造をわかりやすく解説。2010年末の著書だけに震災以後新たに抱えた課題には当然触れられていないため、この辺りの捉え方で批判出てるのだろうなぁ。福島事故調査結果も合わせて読んで欲しい。
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フォトリーディング&高速リーディング。 2010に書かれた本で、リーマンショック以後の世界を分析。
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内容紹介 従来の常識が通用しなくなった世界市場。あてどなき膨大なカネが国の盛衰を決す。変貌を遂げる2010年代を正しく導く究極の羅針盤。 出版社からのコメント 先の見えない21世紀経済が見えるようになる究極の羅針盤、ここに誕生! アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、...
内容紹介 従来の常識が通用しなくなった世界市場。あてどなき膨大なカネが国の盛衰を決す。変貌を遂げる2010年代を正しく導く究極の羅針盤。 出版社からのコメント 先の見えない21世紀経済が見えるようになる究極の羅針盤、ここに誕生! アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、 世界経済のルールは一変していた。 世界をさまよう4,000兆円の「ホームレス・マネー」がいま、 大挙して新興国へと向かい、繁栄の種子を蒔いている。 ところが相も変わらずバラマキや借金を続ける無策な政府に、 おとなしく従う日本人......。 なぜ金融緩和も財政出動も効果が出ないのか? ウワサ一発で国が吹っ飛ぶ今日的バブルの正体とは? 企業も個人も、日本人が「チェンジ」すべきはその世界観。 お金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略を語ろう。 【メディアが伝えない世界の最前線】 アメリカ⇒「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか 中国⇒バブル崩壊はいつやってくるか EU⇒帝国拡大から防衛へのシナリオ 新興国⇒21世紀の世界経済の寵児 神出鬼没の巨大なカネに私たちはどう立ち向かう!? 内容(「BOOK」データベースより) アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、世界経済のルールは一変していた。世界をさまよう四〇〇〇兆円の「ホームレス・マネー」がいま、大挙して新興国へと向かい繁栄の種子を蒔いている。ところが相も変わらずバラマキや借金を続ける無策な政府に、おとなしく従う日本人…。なぜ金融緩和も財政出動も効果が出ないのか?ウワサ一発で国が吹っ飛ぶ今日的バブルの正体とは?企業も個人も、日本人が「チェンジ」すべきはその世界観。お金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略を語る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 大前研一 1943年福岡県生まれ。(株)大前・アンド・アソシエーツ、(株)ビジネス・ブレークスルー創業者兼代表取締役。早稲田大学理工学部卒業、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科博士課程修了。(株)日立製作所を経て、72年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。独立後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院教授、スタンフォード大学ビジネススクール客員教授、オーストラリア・ボンド大学評議員兼教授、韓国梨花大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授などに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 目次 第1章 超大国「G2」の黄昏 アメリカ―「唯一の大国」はいかにして崩壊したのか 中国―バブル崩壊はいつやってくるか 第2章 お金の流れが変わった! 「ホームレス・マネー」に翻弄される世界 EU―帝国拡大から防衛へのシナリオ 新興国―二十一世紀の世界経済の寵児 第3章 二十一世紀の新パラダイムと日本 マクロ経済政策はもう効かない 市場が日本を見限る日 第4章 新興国市場とホームレス・マネー活用戦略 新興国で成功するための発想 日本経済再成長の処方箋
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