忍びの卍 の商品レビュー
忍法帖を読むのは久しぶりだけど、やっぱり面白い。作者もバカバカしいとか言っちゃってるのに、大真面目で奇想天外な実験をやって自分の足引っ張っちゃってるのとか面白すぎる。色んな伏線回収もすごい。こんなの新聞で連載しちゃうのもどうかと思うけど、スポーツ新聞だったのかな。知ってて読まない...
忍法帖を読むのは久しぶりだけど、やっぱり面白い。作者もバカバカしいとか言っちゃってるのに、大真面目で奇想天外な実験をやって自分の足引っ張っちゃってるのとか面白すぎる。色んな伏線回収もすごい。こんなの新聞で連載しちゃうのもどうかと思うけど、スポーツ新聞だったのかな。知ってて読まないと毎日朝からドギマギしてしまう。
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もう忍術じゃねーし。 でもってエロいし。 いつもの忍者小説なんだけど、 ラストがいたたまれなくてヘコむ。
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風太郎の忍者ものにしては、そして、この枚数にしては登場する忍者が相当に少ない印象がありました。 忍法もそう派手なものじゃなし、どちらかというと、登場人物の背景に興味がわく作りでしたね。 オチで証される物語の背景もブラックで良い感じでした。 陰謀小説とかが好きな人にお勧めかも。
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※このレビューにはネタバレを含みます
徳川家光の時代。幕府隠密三派の実力試しのため、各流派の代表者を査定する密命を帯びた若侍。 こんな忍法があったら怖い。 映像化できないだろうな、これは(笑) 家光時代の陰謀といえば、当然のごとく、あの兄弟間の確執。史実通りで結末は分かっているし、黒幕の謀もだいたい読めた。 構成としては巧みで完成度は高いのだが、えげつないくらい女がいたぶられて死ぬ、の連続で、それを主人公ですら許容しはじめるのがうすら寒い。 大納言卿の温情とお京の正義感だけが救い。 『辻馬車』はおもしろかったのにな。山風の忍法帖シリーズは合わなかった。
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登場する忍法はエロいしグロいし、 他の忍法帖に出てくるものと比べると そう大したものではないのだが、 物語の展開においては必須だっただろう。 刀馬の変貌ぶり、お京の決断には悲壮さが滲み出ている。 忍び三人衆の受けた密命が明かされるラストは圧巻。
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かなりエロくて、悶々としながら読んだ。 これまでに読んだ「甲賀忍法帖」「魔界転生」に較べると登場人物はぐっと減ったけど、その分濃密なバトルと心理戦が読めて充実の一冊でした。 伊賀、甲賀、根来それぞれの忍者が使う術はどれも女の体を道具にした奇想天外で卑猥なもの。 その忍法合戦も...
かなりエロくて、悶々としながら読んだ。 これまでに読んだ「甲賀忍法帖」「魔界転生」に較べると登場人物はぐっと減ったけど、その分濃密なバトルと心理戦が読めて充実の一冊でした。 伊賀、甲賀、根来それぞれの忍者が使う術はどれも女の体を道具にした奇想天外で卑猥なもの。 その忍法合戦も面白かったけど、その裏に張り巡らされた権謀術数も読み応え充分。 本当の敵は一体誰なのか。 それぞれの忍者の行動に隠されていた真意が明かされるラストにはやられた。 どんなに超人的な技を身に着けても所詮は権力の道具として使い捨てられる、それでもそこにアイデンティティーを求めるしかない忍者たちの哀しい宿命が肌に感じられた。 大満足の一冊!
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人数は少ないが、一癖も二癖もある忍びたち。織右衛門の技の応用には途中頭が混乱w 毎度ながら無常で劇的な結末。心まで意のままに操ることはできないと、静かな怒りに満ちた最後の刀馬の台詞が効いている。
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徳川家光の治世。 御公儀隠密として徳川家に仕える甲賀、伊賀、根来の三派を、最も優れた一派のみにまとめるという大老・土井大炊頭の命から、遠大なる物語が幕を開けます。 大炊頭のとんでもない命令によって三派による忍法合戦、全面戦争が始まるかと思いましたが、三派それぞれを代表する三人の...
徳川家光の治世。 御公儀隠密として徳川家に仕える甲賀、伊賀、根来の三派を、最も優れた一派のみにまとめるという大老・土井大炊頭の命から、遠大なる物語が幕を開けます。 大炊頭のとんでもない命令によって三派による忍法合戦、全面戦争が始まるかと思いましたが、三派それぞれを代表する三人の忍者が、査察人の前で忍術を披露するという事務的な幕開けでした。 正直、査察の場面で披露された三人の忍術にはふ~んとしか思わなかったのですが、後に実戦や姦計で使われるとこれらの忍術の恐ろしさがどんどん分かっていき、同じ忍術が状況によってバリエーションを増やしていくのがおもしろいです。ただびっくりするような忍術というだけでなく、それを物語の中で活かして更に忍術が進化していきます。 物語は甲賀、伊賀、根来の代表忍者3人と査察人・椎ノ葉刀馬を中心に展開していき、ここに家光の弟・忠長、刀馬の許嫁・お京、そして異様な存在感を放つも捉えどころのない大老・土井大炊頭などが絡んでどこへ物語が転がっていくのか分かりません。 それぞれが腹に一物持っていて、どこまでが騙し合いなのか分からない。 そうした不安の中でもその時々の戦いやエピソードは楽しく、それぞれのキャラクターもどんどん輝きを増していきページを繰る手が止まりません。 三人の忍術はまさに女を道具の如く扱う忍術ばかり。 しかし、そうした経緯を経ての終盤の虫籠右陣の言葉には胸に迫るものがあります。 忍者・虫籠右陣はとんでもない曲者で大好きになってしまいました。 そして忍者ではありますが筏織右衛門の剣術の場面は圧巻です。 忍術も凄いけれど剣術もかっこいい! 大炊頭に似ているといわれ、大老の多大な期待を寄せられた椎ノ葉刀馬が選んだ結末がまた凄い。振り回され続けた彼の最期の言葉にこそ、彼の人としての貫録と偉大さが表れているようです。 登場人物はあまり多くなく、ほとんど忍者3人と椎ノ葉刀馬の場面です。この4人の死闘がどうなるのか大いに楽しんで読み進めたからこそ、最後まで読んだ時の衝撃は凄かったです。まさかここまで壮大な物語になるとは思いませんでした。それまでの印象がガラガラと崩れるとともに、あの時のあの言葉が、あの行動が、違う意味を持って目の前に突き出されます。最初から最後まで計算されつくした展開と真相に興奮し戦慄し、しかし最後は涙なしでは読めませんでした。 間違いなく大作、名作、傑作。ただただ面白い!の一言です。
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2011、6月読了 知る人ぞ知る名作と自分が認識していた一冊です。登場する忍者は3人とシリーズの中でも少なめですが、それぞれの出番多く、いずれの忍法も女体に施し忍法の深淵たる騙し討ち闇討ちに特化される特質で、当然ながら凄惨なエロエロシーンも多く、それでいて忍者が凄まじい技量を持つ剣客だったりするので迫力の点では、江戸~を大きく上回っていたと思います。 さらに武士とは?そして忍者とは?その時代における立ち位置におけるアイデンティティーにまで言及されていたようで、それこそがラストにおけるどんでん返しに繋がるや溜息ものです。己の信を突き進むとするなら、時に親しい者との別離対立があり、さらに親しい者が女であったりすると胸に迫る哀切もひとしおとなります。ゆえにラストは非常に物悲しいものでした。
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しばらく絶版だったが、未読だったので復刊が嬉しい。 他の長編と比べて登場人物が少なく、主要な忍者も3人。でも死人は相変わらずザックザク。 ラストの鮮やかなどんでん返しとそれに至る構成からミステリ色の強い忍法帖。読み終えてため息が出た。
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