1,800円以上の注文で送料無料

黒猫・黄金虫 の商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猫のはなしを読みたくて、借りた。 酒におぼれたひねくれ者の「わたし」は、かわいがっていた黒猫・プルートーの右目を抉り、絞め殺してしまう。 罪悪感と恐怖感から、同じような黒猫を飼って今度は大切にしようとするが……。(「黒猫」) 表題作二作だけ、読んだ。 実は、エドガー・アラン・ポーを読むのは初めて。 これが恐怖小説……「黄金虫」は推理要素もあるけれど、途中までは異世界に迷い込んだようなもったりした空気感で、眉をひそめてページをくる。 暗号のあたりはおもしろくて、こういうのを好きな子どもは、理系なのかなぁなんて思う。 「黒猫」は、もう、始終不気味。 なんで?と思うけれど、ありえないとも思えないところが、いやぁな感じ。 夜に読んでいて、ときどき、ぞくりとした。 最後はやっぱりね、という感じ。 あっさりと終わるのだけれど、それがまた後味が悪い。 このシリーズは注が多くて、親切ながら目にはうるさい。 子どもは読み飛ばして、わからないところの注だけ拾うのかな、読みやすいんだろうか。

Posted byブクログ