夜の桃 の商品レビュー
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妻と不倫相手との間を行き来しているビジネス成功者の男性が、運命の女性と出会ってしまい凋落していく話。一人称視点でセックスへの礼賛や敬意のような価値観をベースに話が進んで行ったけれど、最終盤に語り手はセックスについてのそれ、書き手は女性に対してのそれを見ていたことが分かる。石田衣良さんの根本ってそこなのかと思う。 面白かったけど普通に大セックス話だから知人に勧められるかといったらまた別の話。
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昔読んだのであまり覚えていないけど、唯一覚えているのが結構エロかったこと… 当時、満員電車の中で本を読むことが多かったので後ろの人に見られていたら…と思ったら本を開けなくなってしまった思い出(笑)
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描写は本当にめちゃくちゃ好き。 この素晴らしさをやらしくなく伝えられる語彙が欲しい。官能的で。 でもストーリー展開的に微妙だった というか展開が無い? 不倫+三股で、人生ハッピー!イージーモード!って感じで逆にこんな生き方でも自分が幸せなら良い→それぞれの人が自分らしい幸福を見つけて生きていこう、のメッセージならそれもそれで良いんだけど(これなのかと思って割り切って楽しく読んでた) 最後の最後に不倫バレちゃって愛人には子供出来ちゃって踏んだり蹴ったりになった挙句、その帰り道ヤケ酒してアテなく歩いてる時にまだ女に懲りず若い女に声掛けて飲み行く、という終わり方でなんとも…。 あと、男はこう、女はこう、みたいな書き方があって、主人公クズ系だからこういう考えする人なんだろうなって思ったけど、自分的には△だった〜 そう分けられてしまうと自分は逆のカテゴリーに当て嵌まる部分が多いから疎外感があるのかもだけど。 石田衣良さんめちゃくちゃ好きだけど、 今回は描写と口調以外はあんまりハマらなかったな〜
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こんなにモテる中年男性いるのか?って、しかもこりないっ!なんか、後味悪いなぁ〜ってつい思っちゃいました。
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主人公、、、最後は妻、愛人2人の全員から去られた直後なのにまだ懲りずに新たな女の人にいってこの話が終わった・・・(笑) 頼むから少しの期間だけでも反省して(;´Д`)ノ(笑) でも人間ってそういうものなのかなあ、、、。 考え方の癖も本気で変わりたいと思えなければ変わらないだろうし、難しいところですね。
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社長である奥山は、妻と4年付き合ってる愛人、そして最近、若い会社の派遣を愛人にして、人生を謳歌している。友人もW不倫をしていて、ある日4人で会うことに…やっぱりこういうのが、バレる原因になるんだよな。やっぱり、愛人の話は誰にもしてはいけないし、合わせてもいけない。全部がダメになっ...
社長である奥山は、妻と4年付き合ってる愛人、そして最近、若い会社の派遣を愛人にして、人生を謳歌している。友人もW不倫をしていて、ある日4人で会うことに…やっぱりこういうのが、バレる原因になるんだよな。やっぱり、愛人の話は誰にもしてはいけないし、合わせてもいけない。全部がダメになったが、新たな出会いが懲りずに続けられる
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【ネタバレ注意】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ブックカバーが何か奥深そうな感じに 見えて買ってみましたが、 単純に中年男性の性の渇きを 無理矢理文学にしたような本でした。 一瞬官能小説かと思いました。 ”欲求を埋める為に、 周りの女性をつぎはぎしながら生きている 男性の情けない結末” って事を言いたかったのでしょうか・・・? はっきり言って何が言いたかったのか分からない。 文体は個性的だと思いました。 ブックカバー、あまり女性向けっぽくしない方が 売れるんじゃないかなと思います。
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45歳の奥山雅人は、ネット広告をあつかう「デジタルマウンテン」という会社の経営者であり、友人たち四人と共同出資してダイニング・バー「EAT A PEACH」を立ちあげます。12年連れ添った妻の比沙子への愛情も擦り切れることなく、夫婦仲は比較的うまくいっています。また、彼には藤森麻...
45歳の奥山雅人は、ネット広告をあつかう「デジタルマウンテン」という会社の経営者であり、友人たち四人と共同出資してダイニング・バー「EAT A PEACH」を立ちあげます。12年連れ添った妻の比沙子への愛情も擦り切れることなく、夫婦仲は比較的うまくいっています。また、彼には藤森麻衣佳という34歳の愛人がおり、彼女も雅人との現在の関係に満足しています。 社会的にも成功をおさめ、妻と愛人との関係にも不満のない日々を送る雅人でしたが、ウェブ・デザインの仕事を手がける、早水千映という25歳の契約社員が彼の会社にやってきたところから、雅人の人生の歯車が狂いはじめます。千映は雅人にとって、いわゆる「肌が合う」女性でした。彼女とのセックスに溺れていく雅人のもとに、千映の父親の孝太郎が現われて金をせびり出し、やがて雅人は妻を失い、愛人をうしなうことなります。 「肌が合う」女性との出会いによって中年の男の運命に大きな変化が訪れるというテーマは、渡辺淳一の『失楽園』と変わるところがありません。おそらく、著者の小説のなかでは出来が良くないほうに分類される気がします。ただ、どこまでも「性愛」を描くことに終始している渡辺の本にくらべると、中年になっても男の「どうしようもなさ」は変わらない、という伏流らしきものが描かれているぶん、本書のほうが優れているように思います。ラスト・シーンで、一人になってしまった雅人が、たまたま出会った少し蓮っ葉な若い女性を誘うくだりには、「ホント、コイツはいい年してしようがないな」と笑い出したくなるような、カラッとした雰囲気があって、個人的にはけっして嫌いではありませんが、ここは評価が分かれるところでもあるでしょう。
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全てを手に入れたと思っていても、 すぐ目の前に欲しいものが永遠に 現れ続ける。 欲しいものを手に入れ続ける人生は、 自分は幸せかもしれないけど、 人を傷つけるよね。 傷つけた人々へ。
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【究極の性愛】装丁が綺麗。中身はエロ過ぎ。描写が逸品。ご馳走さま。こんな都合のいい主人公はいるのかな⁈終わりも主人公に都合よく終わってる。20歳も違う女との絡みは男なら誰でも舞い上がるのでは⁈中年男の理想論⁈パズルのようにピッタリ…男女ともに感じた人にしかわからない未知の世界かな...
【究極の性愛】装丁が綺麗。中身はエロ過ぎ。描写が逸品。ご馳走さま。こんな都合のいい主人公はいるのかな⁈終わりも主人公に都合よく終わってる。20歳も違う女との絡みは男なら誰でも舞い上がるのでは⁈中年男の理想論⁈パズルのようにピッタリ…男女ともに感じた人にしかわからない未知の世界かな。花の魅惑の美しさも一つ一つ同じではないように女も魅惑は一人一人違うから男は地獄に落ちていくのか。女も同じなのかしら⁈主人公はずるい男。主人公の魅力がイマイチわからなかったけど、妻、愛人、若い愛人、その絡み方は、もうお腹いっぱい。
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