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白いしるし の商品レビュー

3.5

160件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

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2011/02/08

 西加奈子が描く失恋の話。脆くも力強い主人公。主人公を含む登場人物の心理は私には理解できないものが多かったが、パワフルでせつない話は心に残りました。

Posted byブクログ

2011/02/07

この恋はうまくいかないに違いない。 会った瞬間、そんな確信めいた気持ちを抱いても、好きになってしまう、近づいてしまう思いを押えることができない。 そして、そんな予感はやはり本当になってしまう… 32歳。世間的には不安定な仕事、恋、生活と呼ばれてしまうけれど、それでも前へ進んでいく...

この恋はうまくいかないに違いない。 会った瞬間、そんな確信めいた気持ちを抱いても、好きになってしまう、近づいてしまう思いを押えることができない。 そして、そんな予感はやはり本当になってしまう… 32歳。世間的には不安定な仕事、恋、生活と呼ばれてしまうけれど、それでも前へ進んでいく。

Posted byブクログ

2011/02/07

久しぶりの長編小説で恋愛小説というので期待していたのだけど、それほどの感動はなかった。なかなか読み進めなかったのもそのせい。恋をする瞬間もおもしろかったけど、人間関係がおもしろい。夏目の失恋後の生活ぶりと心の叫びと失恋によって起こした行動は(他の人にも共通するものでもあるけど)と...

久しぶりの長編小説で恋愛小説というので期待していたのだけど、それほどの感動はなかった。なかなか読み進めなかったのもそのせい。恋をする瞬間もおもしろかったけど、人間関係がおもしろい。夏目の失恋後の生活ぶりと心の叫びと失恋によって起こした行動は(他の人にも共通するものでもあるけど)とても共感できた。 「あああああああああ。」のいつもの表現が西加奈子さんらしくて好き。

Posted byブクログ

2011/01/31

表紙と裏表紙、そのデザインがとても素敵で本の内容を的確にあらわしている。作品と描写の静けさとボロボロの登場人物たちの恋心の対比効果がとても素晴らしい。極上の失恋小説というキャッチコピーが合っている。

Posted byブクログ

2011/01/21

あっという間に読み終わった。思いっきり失恋してみたいと思った。本当に好きなら、ずっと幸せか、何もかもうまくいかないか、どっちかだ。

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2011/11/04

失恋小説とうたってるだけあって、報われない恋愛模様ばかり描かれてます。恋ってほんとそう、報われない、なんにもなれないってわかってても惹かれてしまう、ときには惹かれあってはしまう。 32歳夏目の失恋話物語からはじまりあらたに恋をし、また失恋。まじまさんにひかれる気持ちより瀬田にひか...

失恋小説とうたってるだけあって、報われない恋愛模様ばかり描かれてます。恋ってほんとそう、報われない、なんにもなれないってわかってても惹かれてしまう、ときには惹かれあってはしまう。 32歳夏目の失恋話物語からはじまりあらたに恋をし、また失恋。まじまさんにひかれる気持ちより瀬田にひかれるおんなのきもちのほうがわかるなぁ、わたしは。 おもしろかったです。

Posted byブクログ

2011/01/16

+++ 失恋ばかりの、私の体。私は彼のことが、本当に、好きだった。32歳。気づいたら、恋に落ちていた。軽い気持ちだった、知らなかった、奪えると思った。なのに、彼と関係を持ってから、私は笑えなくなった。恋は終わる。でも、想いは輝く。極上の失恋小説。 +++ そうか、失恋小説だっ...

+++ 失恋ばかりの、私の体。私は彼のことが、本当に、好きだった。32歳。気づいたら、恋に落ちていた。軽い気持ちだった、知らなかった、奪えると思った。なのに、彼と関係を持ってから、私は笑えなくなった。恋は終わる。でも、想いは輝く。極上の失恋小説。 +++ そうか、失恋小説だったのか、と上記内容紹介を読んで改めて思った。そういえば、主人公の夏目だけでなく、友人の瀬田も彼の周りの女たちも失恋していた。だが、失恋するにはまず恋をしなければならない。これは抗いようもなく恋に落ちる物語でもあるのだ。近づいてはいけないいけないと身の内から発せられる警告に慄きながらも、互いに持ち合った磁石のように吸い寄せられていってしまう。そんな瞬間の強烈なパワーも感じられるのである。それが幸福なことかどうかは別にして。間島の白く発光するような絵に一瞬にして魅せられた夏目香織のそれからの時間は、彼女にとってなくてはならない時間だったのだように思える。不器用でまっすぐな心の一冊である。

Posted byブクログ

2011/01/16

白い紙に白い絵の具で描かれた絵。パッと見ただけでは何が描かれているのかは見分けがつかない。そんな絵に惹かれるなんてね。 芸術って恋愛のようなもの? うまく言い表せないけれど、感覚でコレだ! と思ったものにハマってしまうということか。

Posted byブクログ

2011/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年第1弾・読了。 西さんの作品は、全体の雰囲気がとっても不思議。 「まじまさん」みたいな人がいたら、私も好きになるなぁ。 運命的に出逢った夏目とまじま。だけど、一緒に居られなかったのは運命じゃなかったのかな。 夏目みたいに、これほどまじまのこと好きになれるって、一生のうちでそんな人に(結ばれなくても)出逢えるって幸せなんじゃないかなぁと思った。 夏目と瀬田の男女の友情もすてき。

Posted byブクログ

2017/08/16

極上の失恋小説と聞いて読まずにはいられませんでした。失恋体質の32歳のヒロインが全身全霊で年下のアーティストを好きになるストーリーです。私にはラブストーリーよりも芸術にかける彼女の思いの方が熱く伝わりました。あまり浸りきれなかったです。

Posted byブクログ