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白いしるし の商品レビュー

3.5

160件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

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2011/07/10

眠っている彼を見ると、寂しさに胸を掴まれ、私は子供のように泣いた。 (74ページ) 読み進めれば進めるほどに自分の気持ちと重なる。こんなに近くにいて隣で寝ているのに虚しさで眠れない…それは全てを手に入れることができない事を知っているからだ。

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2011/06/04

初西氏。予想以上の力強い文章に一気に読破! 結構クレイジーに描かれているけれど、実際恋をしている人のこころのなかって、キラキラする気持ちとおんなじだけ醜い部分や悲しい部分もあると思う。 そういったいろんな感情を、登場人物のいろんな立場からうまく描かれていたなー。 文章や表現も肉厚...

初西氏。予想以上の力強い文章に一気に読破! 結構クレイジーに描かれているけれど、実際恋をしている人のこころのなかって、キラキラする気持ちとおんなじだけ醜い部分や悲しい部分もあると思う。 そういったいろんな感情を、登場人物のいろんな立場からうまく描かれていたなー。 文章や表現も肉厚な感じで味わえる本でした。

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2011/08/20

途中で読むのをやめられなくて、一気に最後まで読んでしまいました。激しい、痛い、当人にとっては死ぬほど苦しい気持ちだけれど、きっと誰もが経験する恋愛感情の一つにすぎないのかもしれません。その泥沼にすすんで入っていき、無理に這い上がろうとしない、夏目の強さ、潔さがとても眩しいです。

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2011/05/28

会った瞬間に好きになってもらえないと感じた2人の女性と訳ありの男性2人の恋愛失恋小説。人を好きになるのは理屈じゃないしいろんな形があるんですね…やっぱり、女性の方が生命力があるんだなと感じる。後半はサラッと描かれてるけど結構ドロドロ!感性で読む作品かな。

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2011/05/14

西加奈子さんの本は、唯一私がハードカバーで買う本。 白いしるしは、なんとサイン本!!ひゃ!! 彼女の文章は、確かに「読んで」いるのに それよりももっと、本人に「語ってもらっている」ような気持ちになる。それで?と続きを問いかけるように読みふけるのが常。 「すき」って感情が、プ...

西加奈子さんの本は、唯一私がハードカバーで買う本。 白いしるしは、なんとサイン本!!ひゃ!! 彼女の文章は、確かに「読んで」いるのに それよりももっと、本人に「語ってもらっている」ような気持ちになる。それで?と続きを問いかけるように読みふけるのが常。 「すき」って感情が、プラスでポジティブなものだとしても それがもたらすものが全てプラスとは限らないということ。 人が沢山の感情をもっていきていくということは 綺麗なことも勿論あるけど、そうじゃないことも沢山あるということ。誰にも、不細工な部分があって、変な部分があって どうしようもないダメな部分があって、 でもだからこそ、生きた人間がそこにいるんだって妙に納得するっていうか、彼女が書くものにはいつも、隠したりごまかしたりしない、すべてが詰まっている気がする。

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2011/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夏目と一緒に間島昭史に恋していた。上手くいかない恋だと分かりながら。 西加奈子の本は3冊目くらいだけど、一番いいと思う。登場人物は皆(たぶんだけど)、普通にコミュニケーションのとれる人物達なんだけど、どこか黒い暗いものが流れているのは同じ。 地の文章が関西弁じゃないのがいい。関西人だからって心の声がいつも関西弁じゃないのだ。

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2011/05/05

極上の失恋小説とあった。 白い富士山の絵を描くまじま。恋はするものではなくて落ちるもの。 濃いストーリー展開。おもしろかった。

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2011/05/01

好きな絵に出会えた時に、それしか見えなくて、気持ちがうわァってなるのはわかる。白い富士山。好きな絵に出会えた主人公はいいな。 でも好きな人に出会ってしまった時に、ここまで気持ちがいれこんじゃうのって、辛いだろうと思う。読んでて感情の激しさについていけなかった。あと、好きな人の残し...

好きな絵に出会えた時に、それしか見えなくて、気持ちがうわァってなるのはわかる。白い富士山。好きな絵に出会えた主人公はいいな。 でも好きな人に出会ってしまった時に、ここまで気持ちがいれこんじゃうのって、辛いだろうと思う。読んでて感情の激しさについていけなかった。あと、好きな人の残していった猫と住んでいる瀬田さん、こわい。 うまく言えないけど、気持ちの描き方が激情的すぎて、自分はこの作品にはついてけなかった。理性とか外聞とか、気にしてしまう自分には。 女性的な、激しい感覚重視の文章だったと思う。

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2011/04/08

西さんの本は何冊か読んでいて、今回も購入しましたが文、、書き方がすごく素敵、描写が素敵なのかな? これも1日で読破でした。

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2011/04/04

一般的な失恋物語なんだけど、でも過程にパンチがあって登場人物、それぞれが個性的な考え。なんとなく、岡本太郎さん、私大好き、草間弥生さんらのゲージュツ家の方を思い浮かべてしまいましたねぇ。 ええと。最近の西さんの小説の中では一番好きな作品ですが、やっぱり西さんの書くエッセイが好き...

一般的な失恋物語なんだけど、でも過程にパンチがあって登場人物、それぞれが個性的な考え。なんとなく、岡本太郎さん、私大好き、草間弥生さんらのゲージュツ家の方を思い浮かべてしまいましたねぇ。 ええと。最近の西さんの小説の中では一番好きな作品ですが、やっぱり西さんの書くエッセイが好きなんですよねぇ。

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