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アレックスと私 の商品レビュー

4.2

23件のお客様レビュー

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2018/11/23

アレックスはとてもいい子で素直で従順なイメージを持って読み始めたのですが、けっこう生意気な奴だったのですね。 このボス的性格のアレックスとペッパーバーグ博士(飼い主)との感情のぶつかり合いもおもしろかった。 カラスなども賢いなあと思うことがあるが、どこまで理解して行動しているのか...

アレックスはとてもいい子で素直で従順なイメージを持って読み始めたのですが、けっこう生意気な奴だったのですね。 このボス的性格のアレックスとペッパーバーグ博士(飼い主)との感情のぶつかり合いもおもしろかった。 カラスなども賢いなあと思うことがあるが、どこまで理解して行動しているのかがアレックスを通じてわかる。 土いじりや草むしりをしていると寄ってくる野鳥がいて友達になった気がするのだが、きっとエサにありつける何かをしてくれると思っているのだろうな。

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2016/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アレックスが可愛くて可愛くて。動物が人間と同じように思考していることは、生き物と暮らしたことがある人ならみんな感じていると思うけど、それを証明することはこんなに難しい。それでもどんどん常識を覆していくアレックスに驚かされます。最期の時に、一緒にいられなかったのが可哀想だったなぁ。

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2016/01/07

動物学やヨウムに興味を持つ人の入門書にとても良い。科学者らしく冷静ながらも感情を感じさせる文章で、素人にも分かりやすい。過剰に感動的な演出をしている訳ではないが、著者のアレックスへの気持ちが十分伝わってくる。ゼロの概念と音素の概念の理解が最も知的だと感じた。

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2015/09/25

皆さんはヨウムという鳥を知っていますか。ヨウムとはオウムの仲間で、その中でも最も明瞭に人間の言葉を話すとされる鳥です。  この本は、アレックスという一羽のヨウムと女性研究者のアイリーン・ペパーバーグ博士の30年にわたる交流について書かれた実話です。  博士とアレックスは、動物の知...

皆さんはヨウムという鳥を知っていますか。ヨウムとはオウムの仲間で、その中でも最も明瞭に人間の言葉を話すとされる鳥です。  この本は、アレックスという一羽のヨウムと女性研究者のアイリーン・ペパーバーグ博士の30年にわたる交流について書かれた実話です。  博士とアレックスは、動物の知能についての研究分野で大きな成果と成功を残しましたが、はじめは周囲の理解が得られず十分な資金や環境が整わないなど困難の連続でした。それでも仲間たちと協力し合って根気強く訓練や実験を重ねていきました。その様子や、アレックスをはじめとする個性豊かなヨウム達との様々なエピソードから、博士の研究への熱意とヨウム達への想いが伝わってきます。 研究書としても、読み物としても興味深い一冊です。 イカ☆リング

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2013/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もともと鳥好きなせいもあるのか、最初の数ページでもう泣きそう。最期にI love youと言い残してこの世を去ったようだ。ヨウムに、クルミほどの脳のオウムに、直接強化ではなく、モデルライバル法という観察学習によって言葉や概念を教え、人間の5歳の知能があることを証明した素晴らしい女性研究者!鳥好きの流っちのだんさんにもぜひ読んでもらいたい。

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2013/01/05

世界で有名なヨウム「アレックス」。彼は、色・形・素材・数を理解でき、〝none〟も使いこなしたそう。鳥と人の間に、言葉や概念の共有化ができれば・・・「訓練次第で会話ができる・言語を介したコミュニケーションもできる」ペパーバーグ博士の鳥の賢さの報告を楽しみに待ちます。 賢さ?辞書...

世界で有名なヨウム「アレックス」。彼は、色・形・素材・数を理解でき、〝none〟も使いこなしたそう。鳥と人の間に、言葉や概念の共有化ができれば・・・「訓練次第で会話ができる・言語を介したコミュニケーションもできる」ペパーバーグ博士の鳥の賢さの報告を楽しみに待ちます。 賢さ?辞書で「知性」をひくと――、知性【intelligence】…事を知り、考え、判断する能力。それって、相手の気持ちを思いやり、必要としているものを判断して、臨機応変に対応すること。「優しさ」は知性なんだね!

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2012/12/17

動物と人間のコミュニケーションにおいて、当時の常識を覆したオウムのアレックス。女性科学者である著者との交流と研究書でもあり、自伝でもある本です。 よくある「異種コミュニケーションと心の交流」ではなく、「概念の理解」というものの研究とその結果にはとても驚きました。音素の分解、足し算...

動物と人間のコミュニケーションにおいて、当時の常識を覆したオウムのアレックス。女性科学者である著者との交流と研究書でもあり、自伝でもある本です。 よくある「異種コミュニケーションと心の交流」ではなく、「概念の理解」というものの研究とその結果にはとても驚きました。音素の分解、足し算、ゼロ概念には驚愕! また、内容は専門的でありながらとてもわかりやすく、かつ読みやすく書かれており、面白くて小説のように一気に読んでしまいました。 アレックスの最期の言葉は、「イイコデネ、アイ・ラブ・ユー」。 最初に読む第1章と次に出てきた時。読者にとってその重みは全く違ったものとなるでしょう。

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2012/11/14

言葉を話、言葉の意味や数を理解する天才ヨウムと研究者の実話。インコを飼っているものとして興味深く読み進め、天才ヨウムのアレックスの知能の高さに感心させられました。 ヨウムの寿命より早く天に召されたアレックス。亡くなる直前に研究者にアレックスがかけた言葉の「アイラヴユー」というのが...

言葉を話、言葉の意味や数を理解する天才ヨウムと研究者の実話。インコを飼っているものとして興味深く読み進め、天才ヨウムのアレックスの知能の高さに感心させられました。 ヨウムの寿命より早く天に召されたアレックス。亡くなる直前に研究者にアレックスがかけた言葉の「アイラヴユー」というのが、とても心に残った。

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2012/11/09

心が温まる研究仲間達の話として読んだ。アレックスとペパーバーグ博士の他、スタッフの心の動きは「研究対象」と「人」というだけの関係性からは生まれないものだ。何と言ったらいいか。アレックスは「卑しいケモノ」などではなく、紛れもなく「研究仲間」なのである。訳も素晴らしい。

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2012/09/17

本書がどう、という訳ではなく、ただただアレックスという個性に胸を打たれます。 オウムやインコの類はともすれば、ヒト以外の生物も持つその深遠な意識や社会性を、イヌと同じく、いや時にはそれ以上の分かりやすさをもって我々に教えてくれる存在です。 高度な社会性を持つ生きもの故、家庭で...

本書がどう、という訳ではなく、ただただアレックスという個性に胸を打たれます。 オウムやインコの類はともすれば、ヒト以外の生物も持つその深遠な意識や社会性を、イヌと同じく、いや時にはそれ以上の分かりやすさをもって我々に教えてくれる存在です。 高度な社会性を持つ生きもの故、家庭で、安定した環境、家族としての関係を確立したうえでの能力評価が本当のものだと思いますが、悲しいかなそれでは研究になりません。 研究成果として残らなければ、ヒトは愚かにも彼らの知性に疑いを抱くでしょう。 彼は身をもって、我々に他者を理解する手段を示してくれたのでは無いでしょうか ? 本書は詳しい研究内容にはあまり触れていません。 研究過程の詳細は別書にて発表されています。

Posted byブクログ