やぶへび の商品レビュー

大沢在昌【著】

2011/02/19

元警官の主人公は以前、金の為に戸籍を売り中国人と結婚した。ある日その妻が記憶喪失で病院に運ばれたと連絡が入る。
著者15年ぶりの書き下ろしということで、期待して読みました。
主人公が主人公なだけに、ハードボイルド色はやや薄めなものの、裏社会の恐ろしさや真実に迫っていく疾走感の書き方は見事の一言です。
ハラハラドキドキしながら最後まで一気に読んでしまいました。

2011/02/05

お人よしの元刑事が、偽装結婚した中国人妻のトラブルに巻き込まれてしまい・・・
とっつきはいいし、普通に面白いんだけど、ひたすらドタバタ。
もうひとひねり欲しいなあ。

2011/01/25

いや、面白いんですけどね。でも、「新宿鮫」読んじゃってるからねえ。どうしたっって見劣りはする。大沢作品にしては、珍しく登場人物のキャラも立っていない。「15年ぶりの書き下ろし」というオビに惹かれて買ってはみたものの、いささかの不満は残ります。はい。

2011/01/17

面白いっちゃ面白いんだけどただ単に面白いだけで終わっちゃってて、可もなく不可もなしってところでしょうか。こんなのだったら大沢じゃなくても書けるでしょ?、みたいな。

2010/12/29

偽装国際結婚をした元刑事の下に連絡が、妻が記憶をなくしたという。中国人の妻の記憶を取り戻していくと危険な事件に巻き込まれていく。面白い。

2010/12/16

15年振りの書きおろしは鮫ではなく...
冴えない元刑事の中年のオッサンが主人公。
中国人女性との偽装結婚をしたばっかりに
思わぬ事件の中心に首を突っ込むハメになる。
しかも様々な方面から狙われてるのに、何が
真相かも皆目検討つかず、かつ本人には
何のメリットもない...w。いわゆる泥沼ですな。

圧倒的な安定感のもとに疾走する329P、
一気読みは必至です。特に考える事もなく
難しいこともなく、新しい事でもなく、
ただただ頭の中をユルーくして
身を委ねることの出来る安心感は流石。
やはり大沢在昌、黒川博行、船戸与一
こういった作家さんは昔ハマった分
愛着もあるから...かな。