さくら荘のペットな彼女(4) の商品レビュー
ラヴコメ風味たっぷりな次巻以降への伏線的内容
文化祭のゲリラ上映からクリスマス・イヴまで進む第4巻。思いの外時の流れが早い気がした。この調子で今後も進むなら次巻辺りで3年生が卒業してしまいそうだが、少なくとも仁と美咲の今後に一波乱ありそうなのでそんなこともなかろう。仮にこのままの勢いで新学期を迎えたら、空太(妹)の優子が入学...
文化祭のゲリラ上映からクリスマス・イヴまで進む第4巻。思いの外時の流れが早い気がした。この調子で今後も進むなら次巻辺りで3年生が卒業してしまいそうだが、少なくとも仁と美咲の今後に一波乱ありそうなのでそんなこともなかろう。仮にこのままの勢いで新学期を迎えたら、空太(妹)の優子が入学してくる可能性が否定できない、というか、むしろアリだと思うので、相変わらずの超絶兄ラヴな優子@さくら荘を見てみたいところでもある。これはこれで面白いと思う。 前半の文化祭と後半のクリスマス関連とに分かれた構成にあって、今回はやけにラヴコメ風味が利いていたように思う。とりわけ第2章などは青春群像劇よろしくあっちこっちで男女が想いを溢れさせ、時に決然と行動に出たりもしている。美咲も決意を新たにしている。前巻からの続きでましろの想いを考えあぐねる空太は終始悶々としているのだが、ちょっとしたすれ違いからギクシャクしてしまったましろとの関係を修復していく過程で2人の距離は少し縮まったようである。不器用なましろの健気さが出ていたが、今回は何気に七海がいい味を出していた。取りとめのない会話の後でさり気なく漏らす本音が実に可愛らしかった。 今回は千尋先生にもスポットが当てられており、学生時代のことが出てきたかと思えば、悩める空太少年にアドバイスを贈る一幕もあった。誰もが理想を胸に抱きながら、これを誰もが実現できる訳でもないという挫折と、これにどう折り合いをつけていくかという妥協の現実的な正論であり、物事を多面的に捉える大人の言ではあるが、真っ正直に突っ走れるのは若いうちだけなんだから、今は思いっ切りぶつかりなさい、問題に目を背けず体当たりしなさいと逆説的に捉えるべきかな?と思えるものでもあった。従前よりは少なめだったが、若者に伝えたい作者からのメッセージが今回もピリリと利いている。
DSK
文化祭で定番のラブコメと仁、美咲が段々シリアス展開に。 七海のツンデレがどんどん目立ってきた。 成功者は何度失敗しても諦めずに挑戦し続けた。等、ラブコメの合間にさらっと自己啓発的な良い言葉が散りばめられています。
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気づかないんじゃなくて、気づいてるけど受け止めきれなくて、気づいてないようなふりしてる。 でもそれは、傷つけるよ。取り返しのつかないことも呼び込むよ。 ちゃんと受け止めて断った七海さんが一番誠実だと思うよ。
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下手したら作品が崩壊してしまう、作品における重要な感情を逃げることなく、それでいて今後に繋がるような示し方には好印象。またそれを書ききる作者も素晴らしい。キャラクターの変化に対する一つの答えが示されてるかな。引きがズルすぎる。
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文化祭編とイブ編。◇2人の天才は各々恋という感情に溺れ、2人の凡才のうち1人は天才への嫉妬という感情に溺れ、もう1人はその不快さから逃げの一手のみ。しかし、賞賛という形には凡才も抗えず、もがき苦しむ。◇大人は大人で惰性で生きるしか凡才であることの不快さを拭い去れない。全くままならぬ人々よ…。◇ただ「白と黒に分けられるものは殆どなく、曖昧が社会を作っており、社会に溢れている」というのは確かなこと。その白・黒・灰色や明度の変遷は常に、あらゆる関係で起きるのも確か。経験的で論理性は低いけれどそう実感してしまう。 痛いけれど、この言に納得してしまうのはやはり年を重ねた所以だろうか?
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★★★★4 自分達の作った作品が他人の喝采を浴びた時、その時自分はどんな気持ちになるだろうか?。そう思いながら文化祭の出し物のエピソードを読んでいた。この作品はさくら荘の面々の成長譚としての物語として読んでも面白い。恋という気持ちを知ったましろの変化、空太に本格的にアプローチをかけてきた七海、空太の気持ちの話の面と、仁と美咲の今後もどうなるのか。
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さくら荘住民それぞれの恋愛と将来という大筋のテーマがはっきりしてきて面白い。ゲームのタイトル審査の所は、緊張感があって面白かった。
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恋を意識したもののどうしたらいいのか混乱するましろちゃん、 を意識しつつも才能への嫉妬から素直になれない空太くん、 を意識して積極的にアタックしてくる七海ちゃん。 ましろちゃんはすごく女の子らしくなってGOOD。 七海ちゃんは溢れ出る不遇オーラがやばい。ましろに負けじと積極的になってて可愛いんだけど。 七海ちゃんにしろ空太くんにしろ、何かを成さないとこの思いは告げられない的なことを考えているので、なんとももどかしい。 美咲の仁への猛烈アタックはさすが宇宙人というべきか、なんというか・・・ひどい。 このペアが結ばれる未来が見えないよ。
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文化祭は、どこの高校でも一番わくわくするお祭りですよね~o(^o^)o さくら荘の奇妙な面々がチームワークを発揮して一つの何かを仕上げるなんて、すごく素敵です。それに加えて、それぞれが自分の道をちゃんと歩もうとしている…高校生って若いなぁ…なんてあの活動力が羨ましいけども、そう...
文化祭は、どこの高校でも一番わくわくするお祭りですよね~o(^o^)o さくら荘の奇妙な面々がチームワークを発揮して一つの何かを仕上げるなんて、すごく素敵です。それに加えて、それぞれが自分の道をちゃんと歩もうとしている…高校生って若いなぁ…なんてあの活動力が羨ましいけども、そういうのは年とか関係ないのかな……石原都知事を見習うべきですよね! わたしも何かをしたくて、やり遂げてみたくて、うずうずしてきました。
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頁299、14行目 「男を見せないよ、神田」 ↓ 「男を見せなさいよ、神田」 の誤植だと思うんだけど・・・ 前後の文ちょっと意味分からないところもあったから、あまり自信ない。
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