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風のマジム の商品レビュー

3.9

90件のお客様レビュー

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2019/08/24

沖縄の風、空気感を存分に味わうことができた。まじむのサクセスストーリーとしては、うまくできすぎていていまひとつワクワクすることはなかったけど、風景や情景を想起させる表現が上手で引き込まれた。一昨年に亡くなった沖縄のおばあを思い出しながら読むことができた。

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2019/07/18

実話に基づいたフィクション。 沖縄産のラム酒を作るお話。 沖縄に行きたくなった! 風を感じる。 ラム酒を飲みたくなってさっそくモヒート買ってみた。

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2019/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) まじむの事業計画は南東東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として―。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか。契約社員から女社長に―実話を基に描いたサクセス・ストーリー。 この作家さんの本にしては読みにくいと思っていたら、実話がベースに合ったからなのね。 純沖縄産のラム、飲んでみたい。 アセロラのワイン、飲んでみたい。 ラブ・ストーリーは中途半端だった気がする。

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2019/03/27

派遣社員のまじむが、地元沖縄産のサトウキビで沖縄産ラム酒を造る案で社内ベンチャー企画コンテストに応募し、見事事業化を勝ち取る実話に基づいたサクセスストーリー・・・と、こう書いてしまうといかにもベタだが、やはりシンプルでも、思いの強さと真心で周りの人々を動かしていくということは、実...

派遣社員のまじむが、地元沖縄産のサトウキビで沖縄産ラム酒を造る案で社内ベンチャー企画コンテストに応募し、見事事業化を勝ち取る実話に基づいたサクセスストーリー・・・と、こう書いてしまうといかにもベタだが、やはりシンプルでも、思いの強さと真心で周りの人々を動かしていくということは、実際に間違いなくあるし、人の心を熱くする何かがそこには存在する。 ちょっと忘れかけてた感覚を少し思い出させてくれる、爽やかな作品だった。

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2018/11/14

純国産のラム酒を派遣社員が起業していく話。とてもとても感動した。ラム酒への情熱、沖縄への愛情、関わる人の愛情、事業を興すとは、こうでなければならないと強く思った。ぜひこのラム酒を飲もうと思った。

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2018/08/02

1人の女性の実話に基づく成功物語!! そのプロジェクトへの努力過程を取り巻く先輩・上司との人間関係、自分の仕事に対する家族の理解など、あらゆる角度から仕事への情熱が伝わり、応援したくなるものだった。 プロジェクトだけではなく、周囲の嫉妬、見下し、無関心、お節介、応援を通して、読...

1人の女性の実話に基づく成功物語!! そのプロジェクトへの努力過程を取り巻く先輩・上司との人間関係、自分の仕事に対する家族の理解など、あらゆる角度から仕事への情熱が伝わり、応援したくなるものだった。 プロジェクトだけではなく、周囲の嫉妬、見下し、無関心、お節介、応援を通して、読む人にも努力する勇気を与えてくれるところが、物語のハッピーエンドにつながっている♬

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2019/02/14

風のマジム、風の真心、island dreamer。これを読んだ多くの人はグレイスラムのコレコレを探すことになるんじゃないだろうか。ところが、どこにでも売ってるラムじゃないから余計に熱が入ってしまう。ネットで買えば早いんだけど、酒屋で見つけた時の感動を味わいたくて手間をかけること...

風のマジム、風の真心、island dreamer。これを読んだ多くの人はグレイスラムのコレコレを探すことになるんじゃないだろうか。ところが、どこにでも売ってるラムじゃないから余計に熱が入ってしまう。ネットで買えば早いんだけど、酒屋で見つけた時の感動を味わいたくて手間をかけることにする。 まじむみたいに生きたい、て思う。派遣社員だったまじむは風の酒に出会ったことで、それを沖縄のさとうきびでつくることを夢見て熱意の人に変わっていった。そうしたら同じように熱い人たちがどんどん集まってまじむに勇気をくれた。嫌なことがあって不貞腐れたり酒でごまかしたりしてる場合じゃない。そんな飲み方は楽しくはない。 吾朗が作ってくれるお酒を大好きなおばあと仕事帰りに二杯、大切に味わって飲むって、至福の時間だよなぁ。 吾朗のうちなーモヒート、美味しそうだよぁ。できれば、青空に入道雲、気持ちのいい風が吹いている木陰で飲みたいものだ。沖縄の暑さはこんな人たちが大勢いるからかもしれないさ。

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2017/06/04

「日本初の沖縄産アグリコール・ラム酒」を作った南大東島の醸造会社設立を計画した沖縄出身で故郷への強い想いを抱いている女性・伊波まじむ。彼女が家族と仲間と島の人達に支えられその夢を叶えたストーリー。 この作品で造られるのは、マイヤーズやバカルディといった有名なラム酒とは原料と製法が...

「日本初の沖縄産アグリコール・ラム酒」を作った南大東島の醸造会社設立を計画した沖縄出身で故郷への強い想いを抱いている女性・伊波まじむ。彼女が家族と仲間と島の人達に支えられその夢を叶えたストーリー。 この作品で造られるのは、マイヤーズやバカルディといった有名なラム酒とは原料と製法が違う「アグリコール・ラム」と呼ばれる香りと風味が味わえるラム酒。飲んでみたい。

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2016/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中までは、これはほっこり楽しむ作品なのだからとある程度受け入れて読んでいた。 いじわるな上司がお約束のように協力的になっていくところとか、瀬那覇が(なぜか)結局酒造りをしてくれることになったところとか。とんとん拍子に行き過ぎだろーと思いつつも、まあ様式美なのだから仕方ないかな、★3くらいかな、という気持ちだった。 だけど、おばあが脳溢血で倒れるところは必要だっただろうか? 安易すぎる。作者の「何か感動できるイベントを……」という心の声が聞こえてきた気がした。 また、まじむが派遣社員から新事業を立ち上げる部分が主題なのだから仕方ないのかもしれないが、酒造りは瀬那覇任せなので、その苦労が伝わってこないし書かれていない。 ラストも求めていたのはこれじゃない感。 「日本語を大切にする作家だ」と知人に聞いていたので、そのへんも注目していたのだが、p.78「話し足りなさそう」という言葉は本来「話し足りなそう」が正しいと思う。まあ、この程度の言葉の乱れ(というほど大層なことではないと分かっているけれど)は他の作家でもありふれているので、気にするようなことでもないかもしれないが。最近「『さ』を入れるか入れないか」を意識するようになった私にとっては、引っかかる点だった。

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2016/08/21

沖縄のお酒を作るために奮闘する女性のはなし。 モデルになる女性は実在とのこと。 おもしろく一気に読了。清々しいおはなし。 山有り谷有り、といいたいがその高低差が少なくて、若干先が読めてしまうので、星2つ。読書感想文にはいいかも。

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