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スノーフレーク の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつも通っている図書館で、運試し企画としておみくじを引き、司書さんが事前に見繕った3冊の本を貸し出していただきました。ちなみにおみくじは中吉♪ その中の1冊がこちら、雪の結晶の研究本&写真集です。 今まで結晶のことなんて考えたこともなくて、本当に何も知りませんでした。 めっちゃ基本的な事なのでしょうけれど、雪の結晶は基本六角形で、五角形や八角形などは自然界では存在しないそう。六角形以外は、それが重なった十二角形や、あとは長い長柱や針状のものだということさえ知りませんでした。 また、雨粒が空中で固まっても結晶にはならず、水蒸気が空中で液体の状態を通さず一気に昇華凝結した時に結晶が作られ、成長発達していくそうです。 それと一番驚いたのは、自然の万物は自己形成していくということ。 不規則に集まった分子から結晶の秩序と対称性を自己形成するのです。よく考えると生きているわけではないのに、自然に成長し、規則的な美しい模様に変化していくのってとても神秘的。。 また、意外なことに、雪結晶の研究は日本人もしていて、物理学者の中谷宇吉朗という方が世界ではじめて人工的に雪結晶を生成したそうです。 マイナス5度くらいまでだと六角形のきれいな結晶ができやすく、それ以下マイナス10度くらいまでになると角柱型や針型ができやすい。 そしてマイナス10~20度くらいになるとまた六角形の結晶ができやすいが、湿度が高いとより大きな結晶になりやすい。 雪山登山が趣味の私に、図らずもこんな本を読ませてもらえる機会を与えてくれた図書館の方々、感謝します。 雪山で吹雪の際、刺すように痛いのは寒いからだけではなく、物理的にも針状の結晶だったとか腑に落ちることもあり、次の雪山はルーペを持参しようかな、なんて楽しみも増えました。

Posted byブクログ

2015/10/30

単なる写真集ではなく、生成されるプロセスなども紹介された本。 ブルーバックスでは満たされない水の結晶の神秘性を垣間見れる。 読書前より読了後に印象が良くなった。

Posted byブクログ

2013/04/10

雪の結晶がどのようにして出来るのかを、美しい写真とともに紹介する本。 理系の人なら高校生くらいから、文系の人でも学部の頃にはなんとか読めるくらいの難度。理解が難しくても美しい結晶写真を眺めるだけで十分楽しめるので、ごくお若い方にも。

Posted byブクログ