GIGAZINE の商品レビュー
ご存知ニュースサイトGIGAZINEの初の書籍。 今、使われてるSNSもデバイスも なんだかんだ海外のものが主流になってる時代ですが、 やっぱり日本発のサービスの裏話を読んでると 日本人の気質や社会潮流なんかと密接に絡んでいて面白いです。 GIGAZINEはユーザーをオ...
ご存知ニュースサイトGIGAZINEの初の書籍。 今、使われてるSNSもデバイスも なんだかんだ海外のものが主流になってる時代ですが、 やっぱり日本発のサービスの裏話を読んでると 日本人の気質や社会潮流なんかと密接に絡んでいて面白いです。 GIGAZINEはユーザーをオタク化するためのニュースサイトなんですって。 気が向いたら読んでみてください。
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一見過激だが目はしの効く人ならば当然のことと未来についてを述べている本。 しかし、大学教師の批判にはいささかの苦笑を禁じ得ない。 知識はGoogleで、スキルはカーンアカデミーでわかる、じゃあ大学教師の意味はなんだ、というもの。 なるほど、一部の知識偏重や逆に胡座をかいて何もしな...
一見過激だが目はしの効く人ならば当然のことと未来についてを述べている本。 しかし、大学教師の批判にはいささかの苦笑を禁じ得ない。 知識はGoogleで、スキルはカーンアカデミーでわかる、じゃあ大学教師の意味はなんだ、というもの。 なるほど、一部の知識偏重や逆に胡座をかいて何もしない教員はいるし、そういうのは時代に沿わない存在である。そういうのを擁護するつもりはない。 しかし、ネットがすべての知識と体験を与えてくれる、大学はいらないと考えるのは浅はかであろう。 ネット文化に足りないもの、それは考える姿勢、答えを探求する姿勢、答えがなければ思いを巡らせる姿勢である。 答えはすべてネットにある、というのは分野が限られることだというのを忘れてはならない。 それは本当に答えなのだろうか? 大学教員は知のセレクター、リアクター、キュレーターという心づもりである。アンテナを張ることも大事だが、俯瞰して時代の流れにアンテナと軸がぶれないのも重要なスタンスである。 だからすぐに答えや方向性を提示せずに、考えさせる、一緒に考えるのも大学教員の役目である。
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全然暴言なんかじゃなかった。 GIGAZINE編集長の方がこれからネットはどのようになっていくかの予想が書かれている。時折、いいすぎじゃないのかなってとこがあるし、自分でも少しそう思うところがあるからあえて暴言としたのだろうか。 フリーミアムモデルの次のパトロンモデル。勉強になっ...
全然暴言なんかじゃなかった。 GIGAZINE編集長の方がこれからネットはどのようになっていくかの予想が書かれている。時折、いいすぎじゃないのかなってとこがあるし、自分でも少しそう思うところがあるからあえて暴言としたのだろうか。 フリーミアムモデルの次のパトロンモデル。勉強になった。 また、著作権って不必要だとは思わないけれども、なんだか既得権益というか今の価値観にあってないものだなあと思った。
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GIGAZINE創業者による未来への暴言。 おもにインターネットという事業?インフラが整備された現代がどう変化していくかについて著者の分析と予測が書かれています。 インターネットは単なる広報ツールではなく、コンテンツ作成インフラ・流通インフラ・決済インフラを兼ねているので、後述の...
GIGAZINE創業者による未来への暴言。 おもにインターネットという事業?インフラが整備された現代がどう変化していくかについて著者の分析と予測が書かれています。 インターネットは単なる広報ツールではなく、コンテンツ作成インフラ・流通インフラ・決済インフラを兼ねているので、後述のようなことが可能になりましたよ、ということですね。 「けっきょくのところは次のキャッシュエンジンはパトロンモデルである」というのは言葉を変えて岡田斗司夫もオタキングEXで言っていることだし、潮流になっているcloud fundingも似たようなもんだし、少しずつ広がっているように思います。ニコ生でもウェブ乞食みたいなのが増えてるしね。 この流れがMP産業社会を変えるのか、それとも上手にすみ分けて共生するのかはなんともわかりませんが、ネットを使って小金を稼ぐノウハウは(安定終身雇用大企業をかぎ分けて潜り込む術よりも)今後重要な生き残りツールになってきそうです。
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さくっと読めて刺激になった。 こういうIT界で先を走っている人の意見って、著作権の話から既存利権者との戦いという形で、世代間闘争に繫がっていく。 年金問題なんか考えると本当にそう思う。
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20111212st 専門バカになるなオタクになれ。 個人の力の最大化 9人に嫌われてもいいから1人に好かれるモデルの構築
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「knowledge is our power(知識は我らの力なり)」 日本で最も見られており、世界でも認められた情報サイト「GIGAZINE」の編集長である山崎恵人氏の著書。 経済、教育、著作権など、様々なテーマとITを関連させて話が進められていく。 価値あるものに対価を払う時...
「knowledge is our power(知識は我らの力なり)」 日本で最も見られており、世界でも認められた情報サイト「GIGAZINE」の編集長である山崎恵人氏の著書。 経済、教育、著作権など、様々なテーマとITを関連させて話が進められていく。 価値あるものに対価を払う時代から、ここまで無料ここから有料の無料戦略になり、これからは無料のものに対価を払うパトロンモデルになるだろうと言われている。「試験にパソコンとインターネットが使用可であれば教授はどのような問題を出すだろうか?」という疑問は面白かった。
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英Guardian紙で「世界で最も影響力のある50のブログ」や、TIME紙で「世界のブログトップ25」に選ばれたニュースサイト「GIGAZINE」の代表、山崎恵人氏が、僕の2コ上であると知り、興味を持っている。 本書は、その山崎氏による著書。インターネットが引き起こす社会変動に...
英Guardian紙で「世界で最も影響力のある50のブログ」や、TIME紙で「世界のブログトップ25」に選ばれたニュースサイト「GIGAZINE」の代表、山崎恵人氏が、僕の2コ上であると知り、興味を持っている。 本書は、その山崎氏による著書。インターネットが引き起こす社会変動について、文化、ビジネス、教育、法律などの多様な観点から触れている。 前半は、比較的、一般に認知されている事柄についてで、問題は後半である。 「超左翼的理想論」とでもいうのか、つまり「革命論」である。しかも、その革命のために、特別に何かをしなければならないわけではない。今の社会の主流の年齢層が減り、インターネット世代が増えてゆけば、どこかのタイミングで自然に起こるのである。 もちろん、その際には、世代間の激突は避けられない。 その激突の元になるのが、インターネット的価値観である。 特に法律の問題の指摘は非常に的確で、インターネット社会において各国が別々の価値観で法律を作ることは無意味だし、今の著作権もほとんど機能しなくなっている。 また、FaceBookやTwitterといったコミュニティを国家として捉える、というのは目からウロコが落ちた感じ。FaceBookは5億人もユーザーがいるわけで、今の収益モデルではなく、若干の使用料(つまり税金みたいなもの)をとって運営する、という方法だってある。 そういったモデルを形成するためには、本書で提言されている「超小額決済システム」は確かに不可欠だろう。Youtubeダウンロード1回5円とか、ブログの「イイネ!」ボタンを押すと3円とかである。これまでは、「お金をとる手間やコストのほうが大きかったから無料にしていたこと」があって、これまで「動画の総ダウンロード回数」や「イイネ!のクリック回数」は、譲与経済、評判経済といった概念で語られていたが、「超小額決済システム」がそれらを貨幣経済とリンクさせることになる。 そういう意味では、クリス・アンダーソンの『フリー』で論じられた「無料と有料には絶対的な壁がある」という理論が、「5円や10円の超小額のワンクリックコスト」でも適用されるのかどうかが気になるところ。
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● つまり、YouTubeは最初から「著作権」という法律と正面から戦うことを前提とし、著作権の概念を破壊することを目的としている企業だったわけです。 ● もっと言うなら、今までの教育や試験で正当に評価できたのは極論すると「言語記憶能力の優れた人間」のみです。数学も物理も基本的に...
● つまり、YouTubeは最初から「著作権」という法律と正面から戦うことを前提とし、著作権の概念を破壊することを目的としている企業だったわけです。 ● もっと言うなら、今までの教育や試験で正当に評価できたのは極論すると「言語記憶能力の優れた人間」のみです。数学も物理も基本的には暗記の延長線上でしかなく、本当の意味で「考える」能力を問う試験は存在していませんでした。 ● 例えばシンガポールの官僚は若手のときにほぼ全員が民間企業で2年間働いているため、新しい政策が民間にどのような影響を与えるのかが肌感覚でわかるそうです。これと同じで、若いときにまずは一般社会を経験した上で、教師という職業に就いてもらわないと困ります。肌感覚を持っていない人間が教えるのは無理です。社会に出たことのない人間が社会に出て生きていくことができる人間を育てることなどもってのほかです。 ● 知識を身につけていないと、騙される一方です。文明社会の中でのサバイバル、それは一方的に騙されたりしない、一方的に搾取されたりしない、一方的に理不尽な状況下に身を置かない、ということです。 ● 著作権という概念の崩壊は、著作権を守らない人々が増えたのではなく、著作権を無理矢理に拡大解釈し続けた結果、自壊したのです。 ● 政治というのは突き詰めればルールを自分たちに有利にしたい企業や集団、個人がスポンサーとなって飼い犬の政治家を議会というフィールドに向けて放つ闘犬場なのです。 ● だからこそ、自分が知らないことをシャットアウトするという考えは世界を滅ぼしたり、敵対したり、戦争したりする原因になりはしても、絶対に誰かを本当の意味で手助けすることにはつながらないのです。自分が知らないことだからこそ知ろうという態度がないと、ダメなのだ、ということです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
gigazineの編集長が書いた本。 「専門バカになるな、オタクになれ」 これにつきますね。 狭い視野ではなく、むしろ自分の興味のあることを人に広めたいと思うマインドが必要で、 そのためには、「知性、理性、感性」のバランスが必要と。 後は、インターネットのこれからについてが書かれております。 相手にする人口が多いので10人中9人に嫌われてもいいから1人興味を持ってもらう。や 超少額決済システムをを握ったところが最終的な勝利者に。など、 また、インターネットの重要性を分からない、分かろうとしない旧世代と インターネット使いこなして個人の力の最大化を出来る新世代との激突が起こると。 まぁ内容的にはよくありそうなものなんですが、 いろいろなものを知ってもらいたい、好奇心、興味をもってもらいたいと、狭い視野から抜けだしてもらいたいという点では、 筆者自身が「オタク」になったということではないでしょうか。 なかなか面白かった本です。
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